「ノートン セキュリティ」と「ノートン360」の違い、比較一覧

2019/09/11追記
「ノートン360」(2019年版)の話は以下を参照。
「ノートン360」と「ノートンセキュリティ」の違いと、「ノートン360」へのアップグレード方法 – やじり鳥

下記は、旧製品の「ノートン360」の話となり、現行の「ノートン360」とは異なる。

ノートン・セキュリティ

使っている「Norton360 マルチデバイス版」の期限が切れた。
ノートンのHPを見ると、また新商品が出て商品名が変わっているわけで。。。
どれを買えばいいのか?
延長の方が安いのか?
新商品を買った方が安心なのか?

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まぁ新商品の機能はHPをみればわかるんだが。。。
結局「今自分が使っているノートン」との違いがわからないと判断がつかない。
なんで、旧製品のラインナップを整理も含め。

ちなみに、自分が持っている商品が何かわからない場合、以下でチェックできる。
→ノートン マネージメント
My Norton – Login | Manage, Download or Setup an Account

新商品「ノートン・セキュリティ」の機能比較一覧

まずは、現行の新製品のラインナップ。

商品名 料金 ウィルス対策 FW マルチデバイス バックアップ 備考
ノートン・セキュリティ 6490円 基本となるソフト
ノートン・セキュリティwithバックアップ 8980円 バックアップ機能付き
ノートン・モバイルセキュリティ 4750円 スマホ限定。PC持ってない人用

※「料金」は公式HPのDL版料金なので、高めに出ている
※マルチデバイス=Win/Mac/スマホ=合計3台まで

「ノートン・セキュリティ」は何が変わった?最初に結論だけ。

旧製品は↓で整理してるけど、まずはざっくり要点だけ。

基本的な変更点は「マルチデバイス対応」になったこと。
Win/Mac/スマホのうち、3台までアプリをインストール可能。
組み合わせは自由。Windows2台+Mac1台とか。
※ただし「同時購入版」のような安いバージョンは1台まで

ちなみに、旧製品の「ノートン360」では「マルチデバイス版」という値段の高いやつだけが「マルチデバイス対応」だった。
大きな変更点はそれくらいだと思う。
つまり、売り方が変わっただけ。

ノートンを作っている「シマンテック」はアメリカの会社。
本家の米HPに行こうとすると日本向ページに飛ばされるが、がんばって米サイトに行ってみると。。。
米本家HPでは、最新ソフトの「ノートン・セキュリティ」は存在しない。
(米版Wikiで見ても同じ状況)
最新版は「ノートン360」で、「ノートン・セキュリティ」は日本法人がパッケージングを変えただけなんじゃないかな。
(リリースをググればわかるかもしれないけど)

だから、個人的な結論として「ノートン・セキュリティ」を買うかは。。。

・「ノートン360 マルチデバイス版」の人
→延長でも「ノートン・セキュリティ」でも安い方でOK

・「ノートン360」の人
→マルチデバイス欲しいなら「ノートン・セキュリティ」へ

・「ノートン アンチウィルス」「ノートン インターネットセキュリティ」の人
→そろそろ「ノートンセキュリティ」へ

ちなみに、「ノートン・セキュリティ」と「ノートン・セキュリティwithバックアップ」。
どっちが良いか?

個人的には、バックアップは不要だと思う。
必要であれば、GoogleDriveなりDropBoxなり使えばよいんじゃないかな?
米会社が信頼出来ないなら、niftyマイキャビとか。Yahoo(日)ボックスとか。
ノートンの25GB無料は魅力だけど、それだけ容量が必要な人は、↑を使いこなせるんじゃないかと。
まぁ、あっても良いとは思うけど。

「ノートン・モバイルセキュリティ」はiPhone対応?ていうか必要?

もう少し新製品のラインナップをみてみる。

ノートン・モバイルセキュリティ」はちょっと特殊で、「ノートン・セキュリティ」に含まれる「スマホ向けアプリ」を切り出したもの。
PCを持ってない人には関係あるが、そうでないほとんどの人には必要ない。
また、↓でも書くけど、「そもそも不要」感が高い。

まず、ウィルス対策の機能はAndroid版のみなので注意。

iPhone向けには以下の機能がiPhoneアプリで提供されるだけ。
・紛失したデバイスを地図上に表示して位置を特定
・連絡先のバックアップと復元が可能

https://itunes.apple.com/jp/app/noton-mobairusekyuriti/id520284590?mt=8&uo=4&at=10lmTr

しかし、この2つの機能はiPhone公式の無料機能があるため、全くもって不要。

・紛失したデバイスを地図上に表示して位置を特定
→Apple謹製無料の「iPhoneを探す」

iPhoneを探す

iPhoneを探す

  • Apple
  • ユーティリティ
  • 無料

・連絡先のバックアップと復元が可能
→Apple公式のiCloud
iCloud – Apple(日本)

つまり、機能的にみてもiPhoneの人には全く必要ない。
ノートン・セキュリティ買えばついてくるけど、別に必要ない)
また、iPhoneではアンチウィルスソフトは、ガラケーがそうだったように、必要性が薄い。
というか、Appleが市販のアンチウィルスソフトが動けるようにしてないので、商品がない。
Androidと違って。

次にAndroid向けの話。
携帯キャリアのスマホを買うと、基本的にはウィルス対策ソフト(大抵はマカフィー)がプリインされている。
ただし、残念ながらドコモ以外は有料。

ドコモ ドコモ あんしんスキャン | サービス・機能 | NTTドコモ 無料
au 安心セキュリティパック | 安心・安全:スマートフォン | au 315円/月
Softbank スマートセキュリティ powered by McAfee® | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク 315円/月

よって、ドコモの人は必要ない。
auとソフトバンクは、上記のキャリアのウィルス対策ソフトを使うより、「ノートン・セキュリティ」を買ってPCとAndroidに適用すれば安くつく。

PCを持ってない場合は、、、うーん。
どっち使ってもいいんじゃない?
キャリア版の方が、サービスに密着した保護はしてくれそう。
いずれにしろ、AndoroidはWindowsと同じように魑魅魍魎の世界なので、ウィルス対策ソフトは必要と思う。

旧製品「ノートン・アンチウィルス」、「ノートン・インターネットセキュリティ」、「ノートン360」の違い

新商品のラインナップはざっくりと見たので、旧製品のラインナップも整理してみる。
シマンテックの旧製品ラインナップは、簡単に言うと以下。
(これ以外にも違いはあるが、大したアレではないのでスルーする)

↓のものほど機能が多く、「ノートン360」が最も高機能。
ノートン360」は、更に前の製品名で言うと「ノートン システムワークス」にあたる。

商品名 料金 ウィルス対策 FW マルチデバイス バックアップ
ノートン アンチウィルス 4980円
ノートン インターネット・セキュリティ 6480円
ノートン360 8480円
ノートン360 マルチデバイス 1万円以上

※「料金」は公式HPのDL版料金
※「FW」=ファイアウォール
※「バックアップ」は、25GBのオンライン領域がもらえてバックアップできること
※「マルチデバイス」とは、Win/Mac/スマホの3台までインストールできること

これらの旧製品は、現在でも購入・延長可能。
延長する場合の料金は安くなる。
どの程度安くなるかはモノや時期によるが、さっき「ノートン360 マルチデバイス」(12000円くらい)の1年延長は3980円だった。
また、Windows8対応など新OSへの対応もちゃんとされている。

「YAMADAエディション」、「海外版」、「3年版」の違い

現行の「ノートン・セキュリティ」も、旧製品の「ノートン360」も、それぞれの商品にいくつかエディション/版が出回っている。

まず「3年版」。
その名の通り、3年間使え、1年あたりの値段はちょっと下がる。
「2年版」「3年版」がある。

次に「YAMADAエディション」。
YAMADA電機でパソコンを買った時に「一緒にノートンはどうですか?安くしますよ?」で買えるエディション。
別にYAMADAでパソコン買ってなくても、問題なく使える。
輸入盤と違って日本向商品には違いなく、安くなっているのでおすすめだが、最新の「ノートン セキュリティ」ではYAMADAエディションは見かけない。
「同時購入版」として安いのがあるが、1台まで有効な廉価版なので注意。

それから「海外版」「(並行)輸入盤」、「アジア版」。
要は並行輸入にあたるので、使えると思うけど。。。
英語や業者の信頼性、保証の部分でアレコレ心配するくらいなら、辞めたほうがよい。
一般的にはおすすめできない。

「優待版」。
「優待版」の定義は、
・ノートンの旧商品を使ってる人への新商品の優待販売
・別会社から乗り換えてくれる人への優待販売
なので、現在なんらかのアンチウィルスを使っていれば適用される。
ほとんど人はそうだと思うので、気にする必要はないかと。

最後に「Mac版」。
新商品ラインナップでは、ベースとなる「ノートン・セキュリティ」がマルチデバイス対応となったので、現行では存在しない。

「ノートン・セキュリティ」はどこで買えば安い?

「ここが安い」とは一概にはいいにくい。
まぁ、安くなっても2000円程度だし、探しながら妥協点を探すしかないかなぁ。

※追記(3/6)
https://www.bousaid.com/2014-03-06-120812/

「ノートン360」を延長する場合、楽天やAmazonでパッケージを買う。
運良く「2年版」や「3年版」があれば、パッケージを買うと安くつく場合も。
購入したパッケージについてきたシリアルをソフトに入力するイメージ。
ノートンのHPやソフト上から延長するより、安くつくことが多い。

ただし、「マルチデバイス」が欲しい場合は、商品名に「マルチデバイス版」とあるのをチェック。
(マルチデバイス版は安いのが、なかなか見つからないかも)
ノートンのHPやソフト上から「延長」すると高くつくが、確実ではある。

延長せずに「ノートン・セキュリティ」を買う場合。
4000円前後かな。
安いのが欲しければ、Amazon/楽天を地道にチェックするしかないかなぁ。
間違って旧製品の「ノートン インターネットセキュリティ」を買わないように注意。
YAMADAエディションとかはたいてい「インターネットセキュリティ」の方なので注意。
また、あまりに安いやつは「同時購入版」(YAMADAエディション的な)で、マルチデバイスなしの1台までな可能性あるのでパッケージに注意。

「ノートンアンチウィルス」や「ノートンインーターネットセキュリティ」の人は、迷わず「ノートン セキュリティ」を買えばよいかと。
マルチデバイス対応になっているから。

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