MR03LNをタイで使う
国産モバイルルーター「MR03LN」。
ファームウェアのバージョンアップで遂に海外SIMでも一部使用可能になったという噂をききつけ、早速試してきたっすね。
モバイルWi-Fiルータ『MR03LN』バージョン2.1.0は海外SIMで利用可能に!
SIMフリーかどうかでいうと、公式サイトではNoと書かれてある。
しかし、実質的に海外のSIMについては一部解放されてるかも、というのが↑の話でした。
行ってきたのはタイ、バンコク。
バンコクの空港では、ローカルの3キャリアが旅行者用のSIMを7日1000円くらいで売ってるっすね。
そこら辺の詳細は下記にて。
タイ旅行でスマホのネット代がわずか1,000円/1週間。現地SIM(プリペイド)を空港でゲット。 – やじり鳥
さて、今回チャレンジしたのは、「AIS」となります。
公式サイトはコチラ。
AIS ให้คุณใช้ชีวิตได้มากกว่า ผู้นำเครือข่ายโทรศัพท์เคลื่อนที่ของประเทศไทย
299バーツ=約1,000円で、1.5GB/7日の通信が可能。
1.5GB以降は速度制限がかかるけど、有料のTopUp(上限の解放)がコンビニでできる、と。
そーゆーSIMですね。
以下、詳細について。
なお、前述の通り「MR03LN」で海外SIMが完璧に動くかどうかと言うのはアレな状況かと思いますので、ご留意ください。
バンコク「スワンナプーム国際空港」で旅行者用SIMをゲット
- スワンナプーム国際空港の到着ロビー
- 直進して出口に向かうと、ズラッと店がならんでいる
- 以下、店頭の様子
まぁ、「トラベラー・シム、プリーズ」っすね。
もしくは、「セブンデイズ・トラベラー・シム・プリーズ」。
「AIS」に限らず、Androidとかの本体渡すと設定してくれるっす。
先方は1日に幾千もの各国旅行者を相手にしており、本体の言語設定に関わらず、Androidや(SIMフリーの)iPhoneを渡すと、アイコン頼りに設定までやってくれる。
「MR03LN」の場合は、裏蓋とバッテリーを外して、
本体とバッテリー
を渡したところ、SIMの種類(マイクロSIM)をパッとみて、お試しでSIMを入れてくれた。
ちなみに、裏蓋は一度はめると外すの一苦労なので、渡さないようにしました(笑
おねーさんから「これで繋がるか試してみて」と本体を返されたので、チェックしてみます。
SIMを入れると
通信事業者切り替え、再起動します
的なメッセージが出て、本体が再起動。
結構時間がかかる。
起動したら、iPhone/Androidなど自分の手持ちスマホのWiFiで「MR03LN」に接続。
そんでもって、ブラウザで「http://192.168.179.1」or「http://aterm.me/」の設定画面にアクセス。
※事前にブックマークしておくとよい
- 「基本設定」
- 「接続先設定(LTE/3G)」
- 「未設定」になってる接続先を「編集」
LTE/3Gに接続する|Aterm®MR03LN ユーザーズマニュアル
ちなみに、自分で入力したのは「接続先名」の「AIS」だけで、APNの「internet」は最初から入ってたような。。。
入ってなかったら、「internet」と入力するっす。
AISに後でもらった取説。APN=internet。
設定を保存したら、「国内設定」を、自分で名付けた「AIS」に指定。
※「ServerManSIM」は国内でお試しに使った格安SIMなので、本編と関係ナシ
これで、iPhoneからネットに繋がった。
タッチパネルのTOP画面で
- 「情報」
- 「通信状態」
を確認。
「AIS」の電波が取れてますね。
ちなみに「国際ローミング」あたりも弄ってみたが、あんま関係なくて、むしろ繋がらなくなったり。
やっぱタイ国内でタイのSIMを使うから、「国内」扱いなのね。
あと、↑に書いた設定(接続先設定で、AISという名前でAPN=internet&国内設定=AIS)は、事前に済ませておいた方がスムーズかもしれないと思いました。
カウンターの前で設定してると、結構時間がかかって焦るんですよね。
自分の場合、モバイルルーター初購入2日目だったんで、特に設定とかあんま分かってなくて、不安要素が高かったんだけど。
さて。
うまくいったら、受付のおねーさんに298バーツ(約1,000円)を支払う。
SIMは返す必要はないので、返却も不要。
書類書き込みやサインなども、一切不要の簡単手続きです。
使用感。
ときどき、繋がらなくなることがあるような気がした。
なぜかは分かりません。
そーゆー時は再起動した。
それ以外は、特に問題なかったかな。
電池持ちもめちゃ良いし、いいね、これ。
これで海外旅行のたびにレンタルWiFiしなくても良いかもしれないな。。。
地味にいたかったんだよなぁ、お財布的に。
その他、AISの設定に関して参考になりそうなページなど。
ASCII.jp:現地でSIMを買って海外旅行時のネット代金を抑えるワザ (2/2)
「シニア旅人」の旅情報: タイ・AIS 2,100MHz対応/Traveller SIMカード 3G接続速度は快適~7日間データ 定額1GB スワンナプーム国際空港で購入
「シニア旅人」の旅情報: タイ・AIS 「3G TRAVELLER Simカード」(2,100MHz帯対応)発売!~速度も速い! 7日間/1GBデータ定額対応
事前準備:「MR03LN」のファームウェア更新
上記のような海外SIMが一部使えるかも、なのはver2.1.0から。
事前にファームアップデートをすること。
ファームウェアの更新方法については、以下を参照。
ファームウェアをバージョンアップする|Aterm®MR03LN ユーザーズマニュアル
ファームウェアのダウンロードは以下。
ソフトウェア|AtermMR03LN|Mobile Support Information(モバイル・サポート・インフォメーション)
本体からやる場合と、PCのブラウザからやる場合があるっすね。
自分はPCのブラウザからやりました。
- 上記ページからファームウェアをダウンロードしておく
- 「MR03LN」を起動して、PCのWiFiで「MR03LN」に接続
- PCのブラウザから「http://192.168.179.1」or「http://aterm.me/」にアクセス
- 「メンテナンス」
- 「ファームウェア更新」
- 「ローカルファイル指定」
- 「ファイルを選択」で先ほどDLしたファームウェアを指定
- 「MR03LN」が再起動
- ファームウェアのバージョンを確認して完了
↓
↓
※キャプチャとったけど、
ファームウェアをバージョンアップする|Aterm®MR03LN ユーザーズマニュアル
に全部書いてあったので、必要なかった。。。
まぁ一応貼っておく。
裏蓋の外し方
最初は爪が折れそうになりながら、必死で裏蓋開けてたんだけど、ちゃんと公式に書いてあった。
イラストのように「NEC」マークの辺りを軽く押さえながら取り外すと、取り外ししやすくなります。
本商品の使いかた|Aterm®MR03LNユーザーズマニュアル
これでだいぶ楽に開けられるようになった。