日本初の航空会社(ANA)としてのWEBサイトを、ホリエモンが1995年にバイトで作ったという話

ホリエモンが新しい本を出すんですね。

前に読んだ「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」も素晴らしかったけど、アレもちょっと自叙伝っぽかった。


今回は、本格的な自叙伝ということかな?

まぁ、面白そうだから、また読んでみようかな、と。


我が闘争 (幻冬舎文庫)

我が闘争 (幻冬舎文庫)

  • 作者:堀江貴文
  • 発売日: 2016/12/06
  • メディア: Kindle版


読んでみて、「やっぱホリエモンはパねぇな」、と。


112Pの「日本の航空会社初のホームページを作る」という章。

ここが面白くて。


ホリエモンが在学中に「フィクス」というベンチャー会社でアルバイトしていた時の話。


会社に元ANAの営業担当がいて、そのつながりでANA初のWEBサイト開発のコンペに参戦。

ANA子会社に勝って(笑)、見事案件を受注した、という。


その後、「どういうANAのサイトを作るか」みたいな部分もちょっと書いてあって。

そこら辺もかなり面白い。

具体的な話は、書籍でチェケら。


なんにしろ。

日本初の航空会社としてのWEBサイトってだけでも興味がわくのに。

それをホリエモンがバイトで構築したとか。

すげぇな。

インターネット黎明期。

みたいな。


んー。


それで、当時ホリエモンが作ったANAのWEBサイト。

これを見れないかな?と。


本には、いつの話か日付がなかった。

ただ、ANAサイトの情報によると、1995年10月に初めてのWEBが立ち上がったらしい。

1995年10月 インターネット「全日空WWW」を使って情報サービスを開始(現在のANA SKY WEB)

ANAグループ企業情報


1995年かー。

残念。

Internet Archive」でも、1996年からが対象なんすよね。


ただ、1996年10月版のキャッシュは残ってたので、そちらをチェック。

http://web.archive.org/web/19961028045732/http://www.ana.co.jp/


f:id:tonogata:20150105000540p:plain


英語版ページとhtmlが分かれてるんだけど、TOPページは日本語版も英語表記なんすね。

当時、グローバルを意識すると、そういうことになったのかな?

当時は自分もネットやってなかったので、あんま詳しくないが。

あと、「use Netscape 2.0 or later.」。

そうか、ネットスケーブの時代かぁ。


なお、本にあった話では、

「翼の王国」を見られるだけ、ANA社内事情でANA航空券の予約とかのシステム連携はナシ

ってあったけど、その後バージョンアップされたのか、1996年10月にはANA内のシステムとの連携が、一部?実装されている模様。

フライト情報の検索だけ。


「翼の王国」を読めるコーナーは、「AMUSEMENT」に残ってた。


http://web.archive.org/web/19961028045738/http://www.ana.co.jp/extra/index.html


f:id:tonogata:20150105001248p:plain


「翼の王国」の一覧がズラッと並んでますね。

ここでは、1996年の分だけ。


f:id:tonogata:20150105001029p:plain


中身は全部でなく、主要コラムのテキストかな?


f:id:tonogata:20150105001157p:plain


ちなみに、当時のCM動画もそのまま残ってます。

当時のネット環境向けなのでファイルサイズが小さいけど、再生もちゃんとできる。

AVIファイルでの再生がオススメ。


f:id:tonogata:20150105001612p:plain


ちなみに、1996年以降のANAのサイトは、↓で年月を選んでチェックできます。

http://web.archive.org/web/*/http://www.ana.co.jp/


また、同時期(1996年11月)の、JALのWEBサイトはコチラ。

http://web.archive.org/web/19961107212001/http://www.jal.co.jp/


f:id:tonogata:20150105073259p:plain


んー。


1995年当時のWEBは見れなくて、ちょっと残念。


あと、本にあった「フィクス」の元ANA社員の方。

佐々木邦俊氏。

平成6年以降、フィクスでは新規ビジネス分野としてインターネットビジネスの事業化を目指す。ここで、全日空の最初のホームページ制作や読売新聞社、NTTなどからの受注を得、アップルジャパン社のコンピュータ通信サポートなどの業務を推進する。これらの仕事をこなしたスタッフの一人が当事東大生だった堀江貴文氏(元ライブドア社長)。

インターネットの可能性を堀江貴文氏らと共に研究し、いわば日本におけるインターネットビジネスへの分水嶺にいた。

http://otarugaku.jp/article/?c=4&s=9676

インターネットの黎明期の話は、やっぱり面白いなぁ、と。

そう思いました。



ANAスマホアプリの受注会社と、PostgreSQL採用への動きなど – やじり鳥

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