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最も高額な電子書籍(和書)は4万円で「万葉集」研究の専門書籍(kindle/kobo)。高い順で価格ランキングをチェック。

電子書籍 kobo

Amazonやkoboで売られている「一番高い」電子書籍って、どういう本なのかな?
そう思いまして。
ちょっとチェックしたので、メモ。


結論から言うと、kindle本(和書)で最も高価だったのは、、、
「萬葉集東歌の研究」(40,000円)。


萬葉集東歌の研究

萬葉集東歌の研究


国文学系の専門書籍っすね。


日本最古の和歌集である「万葉集」。
その中でも、収録された「東歌」(東日本の方言を含む和歌)に関する研究。


ページ数は書いてないが、ファイルサイズは166mb。


なるほど。


それで、値段が高い順に見ると、どんな感じかな?と思って。



電子書籍の価格ランキング(2015/01/12時点)


Amazon(kindle)の場合。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?url=node%3D2275256051&field-keywords=*&sort=price-desc-rank


楽天koboの場合。
http://search.books.rakuten.co.jp/bksearch/nm?f=A&sitem=*&minp=20000&g=101&v=1&spv=2
※「洋書」も含まれるため、ジャンル選択の必要あり


上位の本(と値段)は、amazonもkoboも、大体同じっぽい。


Amazon(kindle)で順位を拾ってみる。

順位 書名 価格 出版社 登録日
1 萬葉集東歌の研究 40,000円 笠間書院 2014/11/28
2 山家集の校本と研究 38,835円 笠間書院 2014/11/14
3 萬葉集東歌本文研究並びに總索引 33,000円 笠間書院 2014/11/28
4 方丈記論 笠間叢書 31,068円 笠間書院 2014/11/14
5 落窪物語注釈 笠間注釈叢刊 30,000円 笠間書院 2014/11/14
6 正徹の研究 中世歌人研究 30,000円 笠間書院 2014/11/28
7 藤原為家研究 28,000円 笠間書院 2014/11/28
8 和歌四天王の研究 笠間叢書 28,000円 笠間書院 2014/11/14
9 正法眼藏の國語學的研究 笠間叢書 25,000円 笠間書院 2014/11/14
10 万葉集と中国文学  第二 (笠間叢書) 24,272円 笠間書院 2014/12/19
11 万葉和歌史論考 笠間叢書 24,000円 笠間書院 2014/11/14
12 ファミ通ゲーム白書2013 22,857円 エンターブレイン 2013/7/11
13 ファミ通ゲーム白書2014 22,400円 エンターブレイン 2014/6/30
14 萬葉集東歌の國語學的研究 22,000円 笠間書院 2014/11/28
15 木造住宅現場管理大系 増補改訂版 21,000円 日経BP社 2014/7/9

※2015/01/10時点での高額順(値引き含む)


なるほど。


「笠間書院」が2014年11月から、どんどん専門書籍の電子書籍番を投入してるんすかね。
1位から11位まで、「笠間書院」が最近登録した本。



f:id:tonogata:20150110154858g:plain


そして、間に「ファミ通ゲーム白書」が入る。


kindleの場合、個人でも出版可能なKDPで設定可能な希望小売価格が、2万円らしい。
https://kdp.amazon.co.jp/help?topicId=A301WJ6XCJ8KW0


なので、、、
2万円以下は個人出版の本とかがあったりして、割とカオス。


逆に、2万以上は高度な専門書籍とか、白書みたいな感じの本になってくるのかな。



専門書籍の電子書籍


それにしても。


「笠間書院」は、なんだか懐かしいな、と思って。
笠間書院 - Wikipedia


自分は大学の専攻が「国文学系」だったので、教科書とか参考文献として、お世話になった。
国文学とか日本語学の、ガチ本というか、研究の叡智が詰まったような本がいっぱい。


まぁ、教科書に設定されるような本は、千円とか3千円程度で。
高めの本は、基本的には大学の図書館とか、国会図書館とか、そーゆーとこで閲覧したり。
といっても、自らの怠惰やクロック数の限界ゆえ。
こういった専門書は、自分のような低スペック学生には、なかなか理解の難しいモノでもあったワケですが。


それで、まぁ、「4万円」っていう価格。


なかなかスゴイな、と。
1位~3位の本は紙の書籍版がないけど。
4位の「方丈記論 笠間叢書」は、紙本も売られている。

紙の本の価格 ¥33,553
Kindle 価格 ¥31,068

※OFF: ¥ 2,485 (7%)


kindle版だと、紙本に比べて7%オフ。
安くなってるっすね。


今後は研究者の人でも、kindle版をチョイスする人がでてくるんだろうか?
テキスト検索とかもできるし。


ふーむ。


電子書籍での専門書のマーケットがどうなってるか知らないけど。
高値であっても「図書館でしか読めないような専門書」が、どんどん出てくると面白いな、と。
そう思いました。


それにしても、なぜ国文学系なんだろうな?
専門書籍って、他のジャンルも当然いろいろありそうだけど。
amazonやkoboの高値圏では、あんま見かけない。


なんだろうな?


と思ったら。
現在はまさに、専門書が電子書籍化しつつある移行フェーズである模様。
あと、専門書はamazonやkoboでない場所で、電子書籍を売ってる?っぽい。

全体的に専門書が増え、もともと高額な本が電子化されるようになった背景がある

「群書類従」も電子化、2014年の国内電子書籍は専門書が充実の傾向 -INTERNET Watch Watch


一方、流通量の少ない専門書などは、再販制度なしでやるのはキツい、という出版社の声もあり。

「版元が決めた価格が守られるから、売れにくい専門書を含めた出版の多様性が保たれる。それは文化水準の維持・発展に欠かせない」-。活字業界で言われる再販制度の意義だ。ただ、その大義のために、自社の売り上げが減っても、出荷停止措置をとり続けられるのだろうか。

【話題の肝】「アマゾンでウチの本は売らない」巨人に立ち向かう小規模出版社の“矜持”(1/4ページ) - 産経ニュース


これはこれで、もっともだなぁと思う部分もあり。。。


今後どうなるんだろうな、と。
そう思いました。



古本のプレミア価格と電子書籍


関係ないが。
最近、「ひさしぶりに『火星夜想曲』(イアン・マクドナルド)が読みたいなぁ」、と思って。


火星夜想曲 (ハヤカワ文庫SF)

火星夜想曲 (ハヤカワ文庫SF)


本棚を探したら、ない。


あれ?


ゴソゴソやってても、いっこうに見つからない。
というか。
数年前に本を大量に処分して、本棚にも大した数は残ってないので、スグ分かる。
パッと見渡しても、「火星夜想曲」がない。


その代わり、「火星年代記」はあった。


火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)

火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)


一寸考えて、謎がとけた。


oh・・・
売る本を、間違えた。


おー尿!!!


「火星年代記」は名作だと思うが、そうじゃない。
そーゆーことじゃない。
売るつもりだったのは、「火星年代記」であって、「火星夜想曲」じゃなかったのに!


ショックをうけつつ、また買えばいいや、と思ったら。


まだ電子書籍化されてねーでやんの。


OK。
問題ない。


良くあることだ。
間違えて売った後での買い直しとか。
まだ電子書籍化されてないとか。


全部、問題ない。
もう一度、買おうじゃないか。
紙本で。


と思ったが。
新品は在庫が無く、古本しかない。
そして、ばっちりプレミア価格になってまして。


んー。


こまった。
くまった。


プーさん、くまったでぷー。


別にプレミアといっても1,800円くらいなので、買えないことはない。


ただ、、、
自分が間違えて処分した本を。
プレミア価格で買い直すのは。
なんというか、こう、、、
ほら、ね?


それでまぁ、やっぱ古本はプレミア価格ついちゃうんだなぁ、と。


そーいや、電子書籍ってそーゆーのは、どうだろう、と。


電子書籍の価格とか、チェックしてて。
なんとなく。


モノが限られている以上、紙本のプレミア価格は今後も残るだろうけど。
そーゆーのがない電子書籍。
これが、どんどん進むといいな。


そういや、軽めのプレミア価格で思い出したけど。


谷甲州の「航空宇宙軍史」シリーズ。


航空宇宙軍史 巡洋艦サラマンダー (中公文庫)

航空宇宙軍史 巡洋艦サラマンダー (中公文庫)


古本屋を歩いてまわったり、ネットの古本屋で、1冊ずつゲットして。
たいてい、定価より高い値段だったけど。
アレはアレで、楽しかった。
「1冊読む」って体験に、本を探し歩くオプションも付いてくるっていうか。


まぁ、ネットが普及する前の古本探しって、大体そんな感じだったなぁ。


今では「航空宇宙軍史」も電子書籍化されて、割と簡単に読める。
コレはコレで羨ましい。
読みたいときに、一気に読めるワケで。
羨ましい。


んー。


そう思いました。



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