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「TSAロック」のマスターキーが流出(GitHub)して3Dプリンタで再現された件と、空港職員が荷物から貴重品を盗っちゃう問題など

スーツケース 旅行用アイテム 飛行機事故 セキュリティ

スーツケースに使われる「TSAロック」。
これ、11種類しか種類がないんだけど、そのマスターキーが流出したと。
3Dプリンタで作ってみたら、解錠できちゃったと。
そーゆー話にて。


以下、詳細。



「TSAロック」とは何か


「TSAロック」というのは、スーツケースにある錠前ですよね。
これ、アメリカで決められたロック方式。


空港に預ける荷物とか手荷物は、通常X線検査とかで中身を透視チェックされる。
しかし、怪しそうであれば、係員が中身を開けてチェックする。
荷物を預けるタイミングであれば同席してるので、係員から「中身を見せろ」と言われるだけだが。。。
米同時多発テロの影響もあって預け入れ後のタイミングでも「ランダムな開封目視チェック」とか頻繁に行われるようになったらしい。
アメリカでは。


そんな時に、施錠されたスーツケースを開ける方法は?
「鍵を壊す」。


なので、アメリカでは「預け入れ荷物は鍵をかけないで」と言われるようになった、と。
「施錠してたら鍵を壊して検査するけど、弁償はしないからね」という。


しかし、鍵をかけずに預けるのもちょっと、とユーザー側も思うわけで。


そこで、(ざっくり言うと)ダイヤル番号を知らなくても、空港の係員だけがもつマスターキーで解錠できるTSAロックの出番。


TSAロックは、

  • ダイヤルロックによる一般的な解錠
  • TSAマスターキーによる鍵穴からの解錠

2種類の解錠方法がある、と。


f:id:tonogata:20150912152706p:plain


これで、鍵を壊さなくてもスーツケースの中身をチェックできるようになった。
お、非破壊検査が完成。


TSAロックはアメリカでしか使われないが、今のスーツケースは大抵「TSAロック対応!!」と宣伝文句に入っている。


もちろん。
マスターキーは流出する。
誰だってそー思う。
俺氏もそう思う。


しかも、TSAマスターキーは11種類しかない。

TSAロックとは、アメリカ国土安全保障省の運輸保安庁より認定を受けた、旅具等に備えられた施錠機構の総称である。
TSAロックの種類としてはTSA001からTSA011までが存在している。

TSAロック - Wikipedia


そこまではまぁ、何とかいいににしよて、「TSAロック」のなんとも微妙なのは、、、
「TSA係員がマスターキーをもってない」という理由で、結局鍵を壊されることがあるという。

TSAロックでも破壊されることがあるのは、係官がその種類の合鍵を持っていない場合が考えられる。

TSAロック - Wikipedia


ちょーウケるんですけど。


※参考情報
ここでは一般的に多そうな「TSAロック」のダイヤルコンビネーションロック(ダイヤルロックとTSA鍵の併用タイプ)を前提としてるけど、他にも方式はある。
以下を参照。
TSAロックについて|Proteca(プロテカ) [エース株式会社]




「TSAロック」のマスターキーが流出、という報道


それでまぁ、以前から微妙だった「TSAロック」。


そのマスターキーが流出したという報道。
しかも、今のご時世だとCADファイルとして流通しちゃって、3Dプリンターで作っちゃう人が出てきちゃう、的な。


ニュースサイトの情報。
www.traicy.com


そのまた元ネタのサイト情報。
www.ibtimes.com


↑によると、Twitterでは
「OMG, it's actually working!!! 」
(おい、3Dプリンタで作った鍵で開いちゃったよ!!)
という動画が投稿されている。



お、おう。。。



GitHubにあがった「TSA-Travel-Sentry-master-keys」


それで、TSAロックのマスターキーがGitHubにあげられた、と。
※GitHubは、ざっくり言うとプログラムのソースコードを管理・共有する仕組みで、IT系の開発プロジェクトとかオープンソースの公開とかで一般的に使われている。
GitHub - Wikipedia


対象のプロジェクトはコチラ。


github.com


f:id:tonogata:20150912152725p:plain


reademeを読んでみる。

Recently, pictures of TSA master baggage keys got leaked by the Washington Post, this is a reproduction attempt.
Security researchers have long warned of the dangers of using master-keyed locks
最近、TSAロックのマスターキー流出がワシントンポストで報道されたのでチェックしてみるよ。
ていうか、そもそも以前からセキュリティ専門家は、「マスターキーによる施錠」の危険性に警鐘を鳴らしていたよねー。

※「マスターキーによる施錠」=マスターキーがあれば開いちゃう錠前


GitHubにうp云々はおいといて、確かにマスターキー方式のTSAロックって、破綻してるよなぁ、と。
流出しないワケないもんな。。。



そもそも空港職員がスーツケースから貴重品を盗むことが以前から問題視されている


そもそも、「預け入れ荷物」にする場合は、スーツケースに貴重品を入れると危ないですよね。
以前から、空港職員がスーツケースから貴重品をアレする話がちょくちょくあがってますし。


CNN「空港職員がスーツケースから貴重品を盗むのが隠しカメラに・・・」。
edition.cnn.com


動画をみると、空港職員がスーツケースから貴重品を漁っている姿が・・・


www.youtube.com



ちょっと概要を。

The Miami-Dade Police Department set up the camera as part of an ongoing police investigation into luggage thefts by the very airport workers who are supposed to get bags safely onto planes.

マイアミ警察は、客の「預け入れ荷物」を扱う空港職員による盗みを監視するため、隠しカメラを設置した。

And these insider thefts just don't happen in Miami. A CNN analysis of passenger property loss claims filed with the TSA from 2010 to 2014 shows 30,621 claims of missing valuables, mostly packed in checked luggage. The rest occurred at security checkpoints. Total property loss claimed: $2.5 million.

こうしたことはマイアミ空港だけの問題ではない。
2010年から2013年の間に運輸保安庁にあがった貴重品の紛失届けは3万件。
そのほとんどが、飛行機への「預け入れ荷物」で失われている(盗まれた/紛失した)。

残りは、荷物検査(security checkpoints)時に失われた。


荷物検査(security checkpoints)でロレックスの時計を盗んでいる人のニュース映像があったので、参考まで↓。


www.youtube.com

The items were stolen from suitcases of passengers traveling to or from Hawaii, Japan, Johannesburg, London, Bangkok, Dubai, Milan and various U.S. cities.

スーツケースから貴重品が盗まれるのは、ハワイや日本を含む様々な便での行き・帰りに起きている。


以下、省略で論旨のみ。

  • 問題は空港職員の盗みだけじゃない
  • スーツケースの持ち去りも以前として多い

(リンク先に動画あり)


ということで。


「預け入れ荷物に貴重品を入れてはいけない」。


そーゆーことかと思います。


自分の場合は、必ず機内持込用のバッグも用意して、PCやタブレット、カメラなどの貴重品は「持ち込み荷物」にしてるっすね。
あと、時計とかスマホは、荷物検査の際には持込用のバッグの奥にいれてますね。。。
どちらかというと、荷物を1つにまとめて「取り忘れ」をしないように。


まぁ、日本の国内線だったら大丈夫だと思うけど。
海外だとねぇ。。。


空港で荷物を預けた後に、荷物が乱雑に扱われるとか、モノが盗まれるとか、そーゆー話はググればゴロゴロ落ちてます。
「預け入れ荷物は注意」ということで。。。


www.bousaid.com


あと、バゲージトラブル全般に関しては、トリップアドバイザーからインフォグラフィックが出てた。


tg.tripadvisor.jp


www.bousaid.com