大分のソウルフードなローカルチェーン「鳴門うどん」、3玉まで無料。そして甘美でギルティな「がぶり丼」の破壊力。

大分の別府で「別府一周遊歩道」を歩き終わった後。
なんとか歩いてバス停に辿り着き、別府駅に向かった。

大分「別府一周遊歩道」はスゴかった。湯煙をくぐり、Windowsの丘を越え、ナウシカの草原を進む。

朝、遊歩道に出発する時は
「ひと汗かいたら、温泉だな♪」
と考えていた。

実際に6時間も山道を歩いた後の心境は、それとは異なる。
「何か食いたい。食わなければダメだ。」

大量の汗と、カロリーを失った。
膝が疲労で、ガクガクと震える。

ある一定量を超えてエネルギーを消耗すると、水やポカリでは決して回復しない。
そんなもんじゃ足りない。

魂まで干からびているのだ。
もっとこう、ソウルにガツンとくるような、高密度のモノを補充しなければ・・・。

バスの中、スマホでググると、「鳴門うどん」という大分のローカルチェーンが引っかかった。
「3玉まで無料。量がヤバい。大分のソウルフード」。
魅力的なキーワードの口コミが並ぶ。

地図で検索すると、バスの進行方向に「鳴門うどん別府店」がある。
「郵便局前」バス停で下車し、店に向かった。

「シングル300g、ダブル600g、トリプル900g」
「お値段は1玉分でOK!!」

店のキャラクターは、「トリプルくん」というらしい。
なんたる安直さ・・・、これは期待できる。

メニューをみると、うどんの種類がたくさん。
丼とのセットもお得そうだ。

オーダーは、、、
ごぼう天肉うどんダブル + 生姜焼き丼(800円)。

3玉まで無料といっても、食いきれなかったら意味がない。
ここは1つ、大人の分別で「2玉」のダブル

そして、、、やって参りました。

いやいやいや・・・。
遠近法かな?

器のサイズ感をみて、運動で火照った体の汗が、一気に引っ込んだ。
そして、冷や汗がジワリ。

ダブルで、このサイズ感か・・・。
これまた、ハンパないのきたな。。。

ごぼう天の隙間から、柔らかうどんがコンニチワ。

無心でフグフグ言いながら、必死で食いきった。
柔らか麺を、ちぎっては食い、ちぎっては食い。

食い終わった後に感じる、安堵感。
魂の充足。

その後、ホテルに帰って温泉につかり、グッスリと寝た。

東京に帰ってきて、今でも思い出す。
あの、無心で「うどん」をすすった日のこと。
器と向き合い、取っ組み合い、やりきった感覚。

しかし。

「鳴門うどん」は、「それだけ」ではなかった。
あの、甘美でギルティな、「がぶり丼」のこと・・・。

次の日。

大分城の周辺をブラブラしていると、発見。
「鳴門うどん 舞鶴店」。

それにしても不思議だ。
あのボリューム感なのに、ファミリー層やOL勢も、ガンガン入店してくる。
何だかよく分からないが、大分県民すごいな、と。

メニューをみてみると、「がぶり丼」の文字。

「一頭の豚から、わずか数キロの美味なお肉です」
と書いてある。

せっかくだからソレにするか。
今回は、普通の量でいいので「1玉」でオーダー。

プルンプルンの豚肉が乗った丼。
焼き鳥のような風貌。

食ってみると・・・
めっちゃ、うめぇ笑

美味い肉と、高純度でヤバめな脂身が、ブブァっと口の中でとろける。
そのトロけるスピード感。一気に、舌と脳をもってかれる。

そして、濃厚な甘ダレと混じりあい、化学反応を起こし・・・
白飯ごと、「ドカンッ!!」である。

爆発である。
なんたる破壊力。

美味すぎる。

そして合間に、柔らかうどんを「チュルッ」とすすって、リセット。
この反復が、止まらない。

いやー、これはいかんでしょー。
マジうまいわ。

カロリーやばそうだけど笑
ダイエット的にいうと、完全にギルティ(有罪)。

さて。

「やはり1玉でも、食い過ぎたな」
そう思い、ちょっと散歩。

大分川の堤防。
天気もよく、フラフラ歩いて、それから帰った。

なかなか気分が良かったです。

そんな感じ。

仙台のソウルフード?「半田屋」。学食のような「安さ」と「量」の定食屋が最高だと思うの。

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