年会費3900円でポイント増量や送料還元の「楽天プレミアム」を1年間使ってみた感想

「楽天プレミアム」とは

楽天は年会費3900円の有償会員プログラム「楽天プレミアム」を、2016年9月に開始した。

そろそろ開始から1年である。

公式サイトはコチラ。

楽天プレミアム 公式サイト

「楽天プレミアム」は、年会費を払うことで、

  • 楽天の各サービスでポイント+1%
  • もしくは楽天市場での送料分が、ポイント還元される

というサービス。

パッと見では、Amazonの「プライム会員」に似ている。

「プライム会員」では、配送特典として「お急ぎ便」「お届け日時指定便」が無料になる。

年会費も楽天と同様に、3900円/年

Amazon Prime 公式サイト

しかし、Amazonプライム会員では配送特典以外にも

  • プライム・ビデオ(一部の映画やTVドラマが無料)
  • プライム・フォト(写真の保存場所を提供)
  • Kindleオーナーライブラリー(一部の電子書籍が無料)

など、様々なサービスが享受できるため、個人的には3900円/年でもそこそこ納得感がある。

一方の「楽天プレミアム」は、ポイント還元中心。

  • 楽天の各サービスでポイント+1%
  • もしくは楽天市場での送料分が、ポイント還元される

このサービスに、年会費を3900円も払う価値があるのか?

ということで。

自分はサービス開始の2016/9から加入しているので、その振り返りにて。


クレカ「楽天プレミアムカード」なら年会費が1年無料

「1年間使ってみた」と言っても、年会費(3900円)を払っていたワケではない。

実は、クレジットカードの「楽天プレミアムカード」保有者であれば、最初の1年だけ「楽天プレミアム」の年会費が無料なんすね。

※楽天ブラックカードでも同様に初年度無料

少し話がズレるが、もともと楽天には大きく分けて2種類のクレカが存在していた。

  • 楽天カード(年会費無料)
  • 楽天プレミアムカード(年会費10800円)

そこに2016年9月、新たに「楽天ゴールドカード」も登場。

カードラインナップは、合計3種類に。

  • 楽天カード(年会費無料)
  • 楽天ゴールドカード(年会費2160円)(NEW 2016/9~)
  • 楽天プレミアムカード(年会費10800円)

「ゴールド」(2160円)と「プレミアム」(10800円)の違いは何だ?という話だが、年会費の高い「プレミアム」には「プライオリティ・パス」がついてくる。

海外の「空港ラウンジ」を、無料で使えるようになる。

「楽天ゴールドカード」と「楽天プレミアムカード」の違いは、「プライオリティパス」の有無と「年会費」

また、「プライオリティ・パス」の有無だけでは差別化ができないとでも思ったのか、「楽天ゴールド」の登場(2016/9)と同時に、本件「楽天プレミアム」(通常年会費3900円)が「楽天プレミアムカード」の特典として追加された形。

まぁAmazonプライムへの対抗であるとか、それ以外の意図もあるとは思うけど。

ただ、特典が少ない割に年会費が高く、ちょっと「とってつけた感」もあるようなサービスではあるような・・・。

カード 楽天プレミアム プライオリティ
パス
楽天プレミアムカード 初年度無料 ずっと無料
楽天ゴールドカード



なお、「楽天プレミアムカード」特典で初年度無料については、下記から入会設定することができる。

https://premium.rakuten.co.jp/setting

通常の「楽天プレミアム」は自動継続だが、カード付帯の無料特典の場合は自動継続にならない

とりあえず入会設定しても、良いんじゃないかと。

ちなみに先日楽天からメールがきて、「楽天プレミアム」の1年無料が、更にもう1年延長されたとのこと。

2016年9月から実施中の1年間無料でご利用いただいております「楽天プレミアム(送料分相当ポイント還元)」サービスの無料期間延長のお知らせです。

すでに「楽天プレミアム」サービスをご利用いただいている会員様

現在の有効期限が、1年間延長となります。

ラッキー!!

と、言いたいところだが・・・

実際のところ「楽天プレミアム」はお得だったのだろうか?

ちょっと確認にて。


1年間で獲得したポイント

「楽天プレミアム」(3900円/年)の特典によって、この1年で獲得したポイントの合計をチェックしたい。

これが、3900ポイントを上回っていれば、年会費を払う価値がありそうだが・・・。

「楽天プレミアム」特典でポイント増量になるのは、以下の2パターンがメイン。

  • 楽天の各サービスでポイント+1%
  • もしくは楽天市場での送料分が、ポイント還元される

自分の獲得ポイントは、↓で確認することができる(1年分)。

https://premium.rakuten.co.jp/setting

さて、結果は・・・

はい。

3133ポイント。

残念~。

年会費3900円を、やや下回っておりました。

今年は割と楽天で買い物をたくさんしたので、イケるかと思ったんですが・・・。

生活用品はいつもスーパーセールでまとめ買いだし、楽天トラベルも結構使ってるし。

それなのに。

3900ポイントに届かず。

なぜなのか。


ポイント還元での注意点

「楽天プレミアム」でのポイント還元、メインは↓の2つ。

「+1%」か「送料分還元」の「いずれか」になる。両方ではない。

  • 楽天の各サービスでポイント+1%
  • もしくは楽天市場での送料分が、ポイント還元される

→「送料込み」の買い物の場合は「+1%」、「送料別」の買い物の場合は「送料分のポイント還元」

単純に「+1%」だけで年会費3900円の元をとるには、39万円/年の買い物が必要になってしまう。

そのため、「送料別の買い物」でどれだけ「送料分のポイント還元」を稼げるかが重要になってくる。

送料分のポイント還元なら、1回の買い物で数百円分のポイントがゲットできる。

ただし「送料分のポイント還元」となる条件は、結構いろいろあるワケで・・・

  • 「送料別」の買い物であること
  • 送料還元の対象となるショップは一部のみ
  • 2000円以上の買い物での「送料」が対象
  • 「送料」価格に関わらず、ポイント還元の上限は500pt
  • 毎月10回まで

特に、「2000円以上の買い物」でないとNGなのが厳しい。

高い買い物なら、そもそも送料無料のトコも多いので、安い買い物の時こそ「送料分の還元」が欲しいのに・・・。

また、「対象ショップ限定」なのもイタい。

そこそこ対象ショップの数は多いんだけど、「全部」ではないんだよなぁ。

なお、「楽天プレミアム」対象かどうかは↓の青矢印のようなアイコンの有無で判別できる。



※ちなみに↑サンプルの場合、「プレミアム対象」のアイコンがついているが、「送料無料」なので「+1%還元」の方になる・・・。


あと、「+1%」の方も含めて、獲得可能な上限ポイントが細かく設定されているので注意。

1度に高い買い物をしたからといって、一気にポイントが稼げるワケでもないのだ・・・。

楽天プレミアム – 利用規約

(1)楽天市場の対象店舗での送料別のお買い物に対し、送料分相当額1注文あたり500ポイントを上限とします)を楽天スーパーポイント(期間限定ポイント)にて還元します。

(2)楽天市場の対象店舗での送料込のお買い物に対し、通常付与される1%分の楽天スーパーポイントに加え、更に+1%の楽天スーパーポイント(期間限定ポイント。1注文あたり500ポイントを上限とします)を付与します。

(3)対象店舗で利用できるショップオリジナルクーポンを付与します。

(4)楽天トラベルの全サービス予約・利用でポイント2倍(通常のポイント1%+特典ポイント1%)を付与します。

(5)楽天Koboでの電子書籍購入で、ポイント2倍(通常ポイント1%+特典ポイント1%)を付与します。

楽天Koboで獲得出来る特典ポイントは、お1人様あたり毎月1,000ポイントまでとなります。

楽天Kobo新規の方のみ、初月に500円割引クーポンを1枚付与します。

(6)楽天ブックスでの商品購入でポイント2倍(通常ポイント1%+特典ポイント1%)を付与します。

毎月4万円分までの商品購入が特典の対象となります。

(7)Rakuten TVでの有料動画購入もしくはレンタルで、ポイント2倍(通常ポイント1%+特典ポイント1%)を付与します。

Rakuten TVで獲得出来る特典ポイントは、お1人様あたり毎月1,000ポイントまでとなります。

規約が細かすぎて、読む気になれない。


まとめ

とりあえずクレカ特典で無料なので、あと1年使ってみようかなと。

有償で入会することを検討する場合、年間40万くらい楽天で買い物するなら、アリかもしれない。

そんな感じ。

ハワイ・ワイキキに 「楽天カードラウンジ」(T ギャラリア ハワイ by DFS)

「プライオリティパス」(ラウンジ)は必要か?メリットと注意点。「楽天プレミアムカード」から最短で取得するメモ。

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