「QuietComfort Earbuds」と「WF-1000XM3」の比較
Bose「QuietComfort Earbuds」を購入した。

ワイヤレスのノイズキャンセリング・イヤホンについては、現在Sony「WF-1000XM3」を使っている。
どっちも高額商品なので、ノイズキャンセリングの性能を比較して1つは売りに出そうかと思い、使用感をチェックしてみた形。
あくまで個人的な使用感ではあるが、結果としてはコチラ。
総合的にみて、Boseの方が良かった。
評価観点 | Bose | Sony |
---|---|---|
ノイズキャンセル性能 | ○ | × |
イヤーピース装着の安定度 | ○ | × |
アプリによるカスタマイズ | × | ○ |
BT接続の安定性 | × | ○ |
本体サイズ | 同じ | 同じ |
個人的に評価軸として重視するのは「ノイズキャンセル性能」で、飛行機の機内で音楽再生せずにどれだけノイズをカットできるか確認した。
BoseとSonyについて、20回くらい交互に試してみた形。
(自分は音楽再生せずにノイズキャンセルだけ使うことが多々あり、特に飛行機の機内で寝る際にノイズキャンセルを重宝するため)
その他、街中や電車でもそれぞれ使ってみた。
結果的に、Boseの方がノイズキャンセル性能が良かったので、自分としてはBoseをチョイスするかな。
ただBoseにも問題点がないワケではなく、Bluetoothの接続安定性や、アプリの使い勝手なんかは、Sonyの方が良かった。
ちなみに「音質」は人の好みとかありそうだし、個人的にこだわりのあるポイントではないので評価軸に入れなかったが、自分としてはBoseの方が重低音が効いてて好みではあった。
ノイズキャンセル性能と装着の安定度
「ノイズキャンセル性能」については、Bose「QuietComfort Earbuds」の方が効いていた。
Boseはアプリでノイズキャンセルのレベル(効き具合)を調整できるが、Sony「WF-1000XM3」のノイズキャンセルはBoseにおけるレベル7~8あたり(レベル10が最大)だった。
飛行機の機内で荒れ狂う環境音を聞きながら、Boseノイズキャンセルのレベルを微調整して「こここら辺がSonyかな?」という確認の仕方。
Sonyは機内に響く振動音・大気音が、ちょっと残っちゃう感じ。
Boseはそこも含めて、がっつりノイズカットしていた(ただしゼロにはならないので度合いの問題)。
これは飛行機の機内で確認した結果なので、他のシーンではまた別の結果になるかもしれない(交互に装着して比較したのは飛行機内のみ)。
ただ街中などシーンによらず、Boseの方がノイズキャンセルが効いてる印象はあった。
いずれにせいよ、それぞれ自分の「耳の形状」に合うイヤーピースかどうかも結構重要なポイントと思った。
Sonyについては一般的なイヤーピースの形状なので、他社が出しているイヤーピースも利用可能。
自分は「SpinFit CP100」や「SednaEarfit XELASTEC 」を試してみたが、「SpinFit CP100」が一番フィットして、ノイズキャンセルの効きも良かった。
(「SpinFit CP100」は素材が柔らかいのでフィットしやすい感あり)


一方Boseについては、「QuietComfort Earbuds」から新イヤーピース「StayHear Maxチップ」を採用。
(独自形状なので他社イヤーピースは使えない)


Boseはこのイヤーチップのおかげで、密閉感や装着の安定性が良い。
そうなると先のノイズキャンセル性能についても「密閉感」が関係してきそうだが、Sonyもイヤーチップが自分の耳に合うのを選べば密閉感は向上できており、やはり密閉感とは別軸でBoseの方がノイズキャンセル性能が良かったと思う。
Boseの「StayHear Maxチップ」にはウィングがついており、耳に挿入した後で一度後ろに回し、更に耳の溝にウィングがフィットするよう微調整(前に回すなど)することで、耳にがっちり装着される。安定性良し。
イヤホンをしたまま仮眠することがある自分としては、重要度が高いポイントです。

最近ではこうしたウィング付きのイヤーピースも増えてきたと思うが、これがあるとイヤホンが耳から落ちそうになる感覚が減衰して、だいぶ安定しますね。
こうした類いのイヤーピースでSony「WF-1000XM3」に装着できるものもあるかもしれないが、個人的には未見。
アプリの使用感とBluetooth接続の安定性
Boseはアプリがしょぼい。
音量調節と、ノイズキャンセル調節しか機能がない。

それに比べて、Sonyは色んな機能がついている。
ただし、自分はSonyのアプリ機能を一切使ってなかった。
なので個人的には必要性が薄いんですよね。
例えば「アダプティブサウンドコントロール」は常時オフにしてたし、イコライザーをいじると「電池が減るのが早くなります」という注意書きがでるので萎えてデフォルトのまま使っていた。
Boseについてのもう1つの問題点は、Bluetooth接続の安定性。
人混みに入ったタイミングで、稀に接続をロストすることがあった。
そんなに多頻度ではないが、ちょっとSonyより接続切れが多いかも。
ここら辺は、ファームのバージョンアップで改善して欲しいところ。
本体サイズ

携帯性という意味では本体サイズが気になるところだが、正直ポケットに入れた感触としては、ほぼ同じですね。
ちょっとBoseの方が大きいかな。
蓋の開け閉めとかイヤホン収納の容易さという意味では、Sonyに軍配が上がる。
BOSE「QuietComfort 20」と「QuietComfort Earbuds」の比較
有線タイプであるBose「QuietComfort 20」と、今回新しく買った無線ノイキャン「Earbuds」の飛行機内チェックもした。
「QuietComfort 20」はノイズキャンセル時に「サーーーっ」というホワイトノイズがでる。そのホワイトノイズ効果も相まって、ノイキャンレベルが高い感じ。
更に音楽をかけると、ノイキャンレベルが一層高まる。
一方で「QuietComfort Earbuds」は、あまりホワイトノイズがでない。
その上で、ノイキャンレベルは「QuietComfort 20」と同等レベル。
もしかしたら「Earbuds」の方がノイキャンレベルが高いかもしれない。
※音楽をかけない場合
比較するために交互に装着してみたが、「QuietComfort 20」のホワイトノイズが際立って聞こえてしまって、比較が難しかった。
個人的にはホワイトノイズの少ない「Earbuds」の方がいいかな、と思った。
まとめ
ノイズキャンセル性能を重視した結果でいうと、Boseが良かった。
イヤーピースの装着感などは、その人の耳の形状によるところがあると思うが、少なくともBoseは標準品でウィング付きのイヤーピースがついてて良い感じ。
比較のために残しておいたBOSE「QuietComfort 20」とSony「WF-1000XM3」は、売りに出そうかな。。。
残る有名イヤホンにAppleの「AirPods Pro」がある。
これは各レビューをみると、ノイキャンレベルはBoseの方が上で、その代わり通気孔による圧迫感の少なさやiPhoneとの接続安定に期待がもてるものと理解している。
色が白しかないので、黒があればちょっと試してみたいんだが・・・。
いずれにせよ金欠なので、パスです。
ほい。
そんな感じ。