ハイアットが「Mr & Mrs Smith」を買収
ハイアットは、英系の高級ホテルグループ「Mr & Mrs Smith」を買収したと発表した。
これでハイアットは、ラグジュアリーホテルの軒数を2倍に強化できるとのこと。
Hyatt to Further Strengthen Position in Luxury with Plans to Acquire Mr & Mrs Smith

「Mr & Mrs Smith」の公式サイトはこちら。
Mr & Mrs Smith
「Mr & Mrs Smith」はグローバルでは1500軒、日本では「アマン東京」など7軒を展開。
- アマン東京(東京)
- アマン京都(京都)
- アマネム(伊勢志摩)
- べにや無何有(金沢)
- 翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル(京都)
- The Shinmonzen(京都)
- 坐忘林 旅館(ニセコ)
買収は2Qに完了し、その後はハイアット予約プラットフォームから「Mr & Mrs Smith」のホテルを予約できるようになる。
ロイヤリティ・プログラム上での扱いは不明だが、「Mr & Mrs Smith」はいわゆるホテルチェーンとは異なる形態のため、がっつり吸収されるかは不透明。
少なくともハイアットのポイント獲得・利用については、検討中とのこと。
ハイアットは、ワールド オブ ハイアットのメンバーがMr & Mrs Smith内の対象ホテルでポイントを獲得および交換できるようにする方法を検討中です。
ハイアット、Mr & Mrs Smithの買収でラグジュアリー分野での地位を強化
なお、もともと「Mr & Mrs Smith」の座組は、以下のように緩いものとなっている。
ホテルが「Mr & Mrs Smith」に参加した場合、「Mr & Mrs Smith」からの予約に対してホテルはコミッションを支払うが、 「Mr & Mrs Smith」 との契約は独占的ではない。そのため、別のホテルチェーンに参加してもOK。
以下のように「可能性がある」とか書いてあるので、「Mr & Mrs Smith」参加ホテルの中でハイアット扱いになるかどうかは、個別の判断になるのかもしれない。
ハイアットの直接予約チャネル内の 2 倍以上の数のグローバル ブティックおよびラグジュアリー ホテルへのアクセスが可能になる可能性があります。
IHGと「Mr & Mrs Smith」の提携は解消か
「Mr & Mrs Smith」は、2019年からIHGと提携していた。
あくまで「提携」で、IHGの規約には以下のように記載されている。
Mr & Mrs Smithのホテルワンは、IHGワンリワーズ プログラムと提携していますが、IHGブランドのホテルではありません。
IHG One Rewards 会員資格のご利用規約
IHGとの提携内容については、IHGのポイントで「Mr & Mrs Smith」の一部ホテルに無料宿泊できたりするものであった。
ただし現時点では、IHG公式サイトからは「Mr & Mrs Smith」のホテルが検索できなくなっている。
以前はできていたので、もう引っ込めたのかもしれない。
いずれにせよ、IHGと「Mr & Mrs Smith」の提携は、解消されていくのかもしれないとのことで、噂されていた。
ほい。
そんな感じ。