VポイントとTポイントが統合
三井住友「Vポイント」とCCC「Tポイント」が統合する。
統合時期は、2024年春。
統合後のポイント名は「Vポイント」で、三井住友「Vポイント」からは変更なし。
ロゴは、Tポイント風の黄色と青を使って「青と黄色のVポイント」を表現。
Tポイント側の特設サイトはこちら。
青と黄色のVポイント
三井住友側のプレスリリースはこちら。
SMBCグループとCCCグループ 新たなポイントサービス、青と黄色の「Vポイント」を来春より提供

サマリーは以下。
- 三井住友カードのクレカ決済でVポイントが貯まる
- 現金決済でも、Tポイントカードを提示すれがVポイントが貯まる
- クレカ決済&Tポイントカード提示なら、ダブルで貯まる
クレカ決済とTポイントカードで、ポイント両取りできるのは嬉しいですね。
現在のTポイントカードはそのまま使えて、Vポイントが貯まるようになるようです。
ちなみに現在、三井住友「Vポイントアッププログラム」と「Olive」では、タッチ決済で最大16%還元がある(対象のコンビニ・飲食店のみ)。
これが7月から、「最大17%還元」にアップする予定。
三井住友カードの「対象のコンビニ・飲食店で5%還元」が7%にアップ(スマホVISAタッチ決済のみ)
ただ、コンビニで唯一Tポイントが使えるファミマだけ、2022年に対象店舗から離脱していた。
なぜファミマだけ途中で対象店舗から外れたのか謎だったけど、この提携の話が出てたからかな。
Q:なぜファミリーマートは対象外となったのですか?
三井住友カード FAQ
A:弊社都合により、対象から外れることとなりました。
ポイントの期限も変更となる。
どっちかというと、改良?
現在、Vポイントの有効期限は「獲得から2年」。
Tポイントの有効期限は「最終利用日から1年」。
新「Vポイント」は、「最終利用日から1年」がポイントの有効期限になるとのこと。
「青と黄色のVポイント」の有効期限は、Tポイントの有効期限の考え方にあわせて、最終利用日(貯める・使う・交換する)から1年後が有効期限となります。
CCCMKのマーケティング支援と個人情報
三井住友側のプレスリリースをみると、「マーケティング支援」と「個人情報」について、手厚く説明している様子が窺えました。
資本提携により、三井住友はCCCMK(CCCマーケティング)に40%を出資する。
CCCMKのマーケティング支援事業でも協業していくとのこと。

CCCMKはTポイントの購買情報などを第三者提供するにあたり、規約変更をユーザーにあまり説明せず敢行したことで、大きな話題になっていた。
Tカード会社、4千万人分の顧客データを販売へ…「同意」は有効か
情報提供を受ける企業側のデータベースと、Tポイントのデータベースで、メルアドなどから同一ユーザーであることを紐付けて情報提供。
提供を受けた企業は、新商品開発や広告配信・クーポン配信などマーケティング活動に、Tポイント側の購買履歴などを活用できる。
例えばTポイント側の購買履歴で「ハワイに行ったことがある人」と分かれば、第三者企業からハワイやモルディブの広告がくるとか、そういうイメージ。
そこら辺の話は、以下に図付きで解説がある。
お客さま情報の取扱いに関するよくある質問

こうしたマーケティング支援目的での情報活用について、本件プレスリリースでは「新ポイントサービスの提供に際しては、お客さまから合理的かつ適切な方法で同意を得る」旨の記載があった。
■マーケティング支援
SMBCグループとCCCグループ 新たなポイントサービス、青と黄色の「Vポイント」を来春より提供
これまで、SMCCはキャッシュレスデータ分析サービス「Custella」により、クレジットカード加盟店さまへマーケティング支援を実施しており、CCCMKHDはTポイント提携先へデータベースを活用したマーケティングサービスを提供しております。
今般SMCCとCCCMKHDはマーケティング分野においても協業し、より一層の事業者のマーケティング支援を実施することで、利用者・事業者双方のお客さまに、これまでよりも高い付加価値の提供を目指してまいります。
<お客さまの個人情報・プライバシーの保護について>
新ポイントサービスの提供に際しては、お客さまから合理的かつ適切な方法でご同意をいただいたうえで、これまで以上にお客さまの個人情報の保護、プライバシーの保護を最重要なものとして位置付け、お客さまから信頼をいただけるよう取り組んでまいります。
ちなみに現在、CCCMKにおける個人情報の第三者提供については、以下のリンクから停止できる。
情報提供を中止した場合でも、Tポイント獲得などのサービスには影響がない。
ただし、一度停止したら元に戻すことはできない。
停止することのデメリットとしては、第三者企業から「クーポン」とか「自分に合った広告」がこなくなる可能性がある点かな。
こうしたマーケティング活動に三井住友カードの購買履歴も含まれるようになるかは不明だが、上記プレスリリースにある通り、Vポイントと統合するタイミングで「ちゃんとユーザーの同意を得る」ということは、またするんだろうなと思います。
ほい。
そんな感じ。