とんかつ「揚雫」(ヨウダ)
横浜で泊まったホテルの近くにとんかつ屋があったので行ってきた。
HPをチェックしたら「調理に40分かかるので予約推奨」とのことで、前日に電話予約。
お店の名前は「揚雫」(ヨウダ)。
今回注文したのは、以下のメニュー。
- ロース勝(マンガリッツァ豚×デュロック豚)140g(3700円)
- 定食セット(650円)
なかなかのお値段。
とはいえ、今回の訪問は都内から1泊2日の「横浜旅行」の一環。
「旅行メシ」と思えば、がんばれる範囲。
北海道でウニ丼(バフンウニのみ)を食ったと思えば・・・。
しかもウニよりトンカツの方が、絶対美味いしな!!
「調理に40分かかるトンカツ」というのも、好奇心をそそられる。
お店の場所は、山下公園のそば。
通りに看板がでており、少し奥まったところにお店があった。

店内はカウンター6、テーブル2つ程度であろうか。
割とカウンター中心の、こじんまりした空間。
入店後、10分ほど待ったところで、とんかつがやってきた。

塩とワサビでいただく。
一口食って、その美味さに衝撃を受けた。
今まで食ってきたとんかつと、全く違う。
肉はグニュッと柔らかく弾力性があり、噛むほどに肉汁が溢れる。
サラッとした脂が口内に染み渡り、旨みが加速していく。
噛むほどに、美味い。

こう・・・口の中で、
パーッと肉汁が散ったり・・・
スーッと脂が拡がったり・・・
低温調理かな?
いや、違うな。
単なる低温調理じゃ、こんな風にならないもんなぁ・・・
おーい、豚くん。
マンガリッツァ豚くん、デュロック豚くん!
君らがこんなに美味いってこと、
なのかなぁ!?
ファ「あぁ・・・艦長」
「ブライト艦長!!」
「聞こえますか、アーガマ・・・?」
「このトンカツは、マジで美味いです・・・」

後から店のHPをチェックしてみたが、秘密はやはり繊細な加熱方法にありそう。
40~50分、最大5つの温度帯で「多構造の火入れ」をしているとのこと。
そして出来たてが一番美味くなる「点」になるよう、加熱の調整をしている、と。
確かに「融点」?みたいなのを感じた。
肉汁や脂が、口内で自然に染み出してくる感じ。
そして時間が経つにつれて肉が冷め、そういう感覚が少しずつ減っていったことも。
※公式HPによると、温度が重要なので早く食べきるの推奨とのことで
それにしても、超うまいトンカツだった。
今までに食ったことがないようなタイプ。
ギリギリの火入れなので、生肉ほどではないが何度も噛んで味わう形。
それも新鮮な感覚。
今度行ったときには、ヒレの方も試してみたいな、と思います。
ほい。
そんな感じ。