Prestige-14-A11SC-012JP 外観

高コスパなディスクリートGPU搭載ノートPC「MSI Prestige14」(GTX 1650 Max-Q)を買った

  • 2021年11月27日
  • VAIO
Prestige-14-A11SC-012JP 外観

MSI「Prestige14」(GTX 1650 Max-Q)

最近メインのPCが故障して1週間超の修理に出すことになったので、急遽サブPCを買うことになった。
PCナシで1週間超は、流石にツラい。。。

サブ用途なので高額なPCは買えないが「スペックはそこそこ欲しい」ということで、数年前から狙いをつけていたMSIのディスクリートGPU搭載ノートPCを購入した形。
3万円くらいの低スペック中古PCを買うか迷ったが、サブ用にホールドするなら、そこそこ性能は必要だよなぁ、と。

購入したのはMSIの 「Prestige14」(14インチ) 。
【GTX搭載・薄型軽量・ビジネス/ゲーミング】MSI ノートPC 1.29kg i7/GTX1650Max-Q/14FHD/16GB/1TB/Win10/Prestige-14-A11SC-012JP

Prestige-14-A11SC-012JP 外観

MSIはゲームユーザー向けを中心に、GPU付きのノートPCを色々だしている。
この 「Prestige14」 はゲームでなく、「ビジネス&ライトクリエイター」向けのPC。

と言いつつ去年までは 「Prestige」シリーズ もPCの天板にドラゴンのロゴが入っており、ビジネス客を寄せ付けない雰囲気を漂わせていたが、今年から天板のロゴが「MSI」というシンプルな文字になった。
イイネ!!

Prestige ロゴ

こちらのPCの目玉は、何と言っても14インチ/1.29kgと「少し重め」ながら十分に持ち運び可能なサイズ・重量でありつつ、「GeForce GTX 1650 Max-Q」を搭載していること!!
GTX 1650は15インチ以上のノートPCなら選択肢も結構あるが、13-14インチのクラスだとかなり希少な存在。
※Max-Qはモバイル向けの型番で、本式のGeForce GTX 1650よりはスペックが落ちる

そして、お値段も10万円台とお手頃。
自分はセール時に買ったため13万円台(+2万円程度の還元あり)だった。

安いだけあって、結構クセがあるPCではあるが、1週間ほど使ってみた感想としては「ぶっちゃけメインPCにもできなくはないな・・・」と思うくらいのサクサク快適PCだった。

ただまぁ、制限事項というか、留意事項は、色々ありますね。
そこら辺は後述にて。

スペック一覧比較(Prestige14:VAIO Z)

今回サブ用に購入した「MSI Prestige14」と、自分のメインPC「VAIO Z」(2021年版)を比較しながらスペックをみてみたいと思います。

スペック一覧は以下の通り。

モデルMSI Prestige-14VAIO Z(2021年)
型番A11SC-012JPVJZ1418
購入価格138,800円391,930円
CPUCore i7-1185G7
(Tiger Lake)
※4コア/8スレッド
Core i7-11370H
(Tiger Lake)
※4コア/8スレッド
GPUIris Xe グラフィックスIris Xe グラフィックス
GPU2GeForce GTX 1650 Max-Q
メモリー16GB (LPDDR4x)32GB (LPDDR4x)
SSD1TB(PCIe 4.0)512GB (PCIe 4.0)
Bluetooth5.2準拠5.1準拠
外装アルミフルカーボン
画面14.0型ワイド14.0型ワイド
WEBカメラカバー機構なしカバー機構あり
認証指紋認証あり指紋認証あり
センサー人感センサー
重さ1.29Kg958g~
TDP28W35W
給電Type-CType-C
連続駆動10時間34時間
キーピッチ18mm19mm(広め)
キーストローク1.5mm(深め)1.5mm(深め)
タッチパッド物理ボタンなし物理ボタンあり
長期保証4年プラン(有償)

まず、「MSI Prestige-14」の価格はメインPC「VAIO Z」の1/3と、かなり安い。
その割に、VAIOと同じく第11世代のCPU(Tiger Lake)を備え、更に外部GPUとして「GeForce GTX 1650 Max-Q」を搭載し、SSDに至っては1TBもある。

スペックだけ見ると、かなり魅力のラインナップだ。
ちょっと重いが、1.29kgであれば今でもザラにある重量感なので、まぁそこはいいとして。。。
連続駆動が10時間と短めなのも、「まぁ値段なりかな」と思う次第。

性能計測結果 (Prestige14:VAIO Z)

Prestige14の性能を計測して、VAIO Zと比較してみた。
ハードウェアだけ見ると、特にGPU周りはPrestige14に軍配があがる可能性もあるが・・・

長くなりそうなので結論から言うと、以下の通り。

  • 総合力としては「VAIO Z」が上(VAIOの電源35W・メモリ32GB・冷却チューニングが効いてそう)
  • とはいえ価格差(3倍)を考えると、Prestige14も「高コスパなハイパフォーマンスPC」と言えそう

ということで、早速詳細をちぇけちぇけ。

CPU性能(Cinebench)

まずは基本性能として、CinebenchCPUのスペック実測結果を比較。
結果としては、Prestige14:VAIO Zで似たような結果となったが、VAIO Zがやや上。

Cinebench Prestige14-VAIO Z

ブラウザGPU性能(Chrome/BasemarkWeb3.0)

次に、ブラウザの描画性能(GPU)BasemarkWeb3.0で計測してみた。

最近ではブラウザもWebGLレンダリングを通してGPUを使っており、WEBブラウジングのサクサク加減にGPU性能が関わってくる。
個人的にはブラウザでタブを20個とか立ち上げてネットサーフィンするので、重要視している指標。

このWEBブラウザ系GPU処理については、Prestige14に軍配があがった。
ディスクリートGPUを使っている割には差が大きくないが、一応はPrestige14の勝ちである。

BasemarkWeb Prestige14-VAIO Z

なお、ChormeでGPUが使われているかどうかを確認するには、ChromeのURLバーで「chrome://gpu」と打ち込むと、設定を見ることができる。
※「https://」等は不要、文字通り「chrome://gpu」で

「GL_RENDERER」項でディスクリートGPUが出てきたらOK。

Chrome GPU設定

ちなみにコレも相性問題があり、GPUによってはANGLEでカバーされていない場合がある。
その場合はディスクリートGPUが使われず、CPU側のGPUが使われる。

ノートPCの外部GPUは、ドライバやアプリケーションの相性問題が、結構発生する印象。

GPU性能(動画編集/DaVinci Resolve)

最後に、もう一つの自分のGPUユースケースとして、動画編集速度の実測値をとってみることにした。
これもGPU性能がモノを言う指標ですね。

動画編集ソフト「DaVinci Resolve」を使って、6分程度の動画をYouTube向けmp4(4K)として書き出すのにかかった時間を計測。

結果としては、VAIOZが11.5分、Prestige14が15分と、VAIO Zが圧勝。

DaVinci Resolve Prestige14-VAIO Z

ちなみに「DaVinci Resolve」は、GPUの設定を「自動」か「 GeForce GTX 1650」かで選べる。
両方試してみたが、似たような時間となった。
※ただ「インテル Iris Xe Graphics」の方が常に「使用中の」と記載されており、本当にGTXが使われているのか確信が持てず

DaVinci ResolveのGPU設定

差が出た要因だが、個人的な所感としては「VAIOの電源35W・メモリ32GB・冷却チューニングが効いてそう」というもの。

ブラウザベースのBasemarkWeb3.0で計測したような「瞬間的な描画性能」なら勝機はあるが、動画編集のようにガリガリ負荷をかけていくと、VAIO Zに叶わないんだろうな・・・という。
VAIOについては、電源周り・CPUのチューニングは頑張ってるという話だし。

ハードウェア的なクセの強さ

1週間使ってみて、「これは・・・メインPCにするのはキツいかも」と思ったのはキーボード配列。

キーボード配列のクセが強い。

Prestige14 キーボード
※ちなみにタッチパッド左上の黒いのは指紋認証用
  • 右側のShiftキー・Functionキー・Ctrlキーが小さすぎる(打ち間違いが多発・・・)
  • backspaceキーとdeleteキーが横並びになってるのが、慣れない(これも打ち間違いが・・・)

「慣れの問題」かもしれないが、「ちょっとこれ、慣れるのかなぁ」という感じだった。

また、CPUが忙しくなると本体が結構温かくなる。
ファンの音もそこそこ出てますね。

PCの背面は一部がメッシュになっており、ここで通気性能を確保しようとしているらしい。
※PC利用時、背面は傾斜をつけて床からちょっと浮く構成

Prestige14 背面の通気用メッシュ

メッシュを透かして、中の部品がみえる程度には「メッシュ」。

Prestige14 通気用メッシュの拡大画像

また、ディスクリートGPUは、それ自体が「クセの強い」ハードということになる。
アプリ側がそれを認識して使ってくれないと、あんま意味がないというか・・・。

例えば、自分が画像加工に使っているAdobe Photoshop Elementsでは「GeForce GTX 1650 Max-Q」が認識されたが・・・

Adome Photoshopで認識されたGeForce GTX 1650 Max-Q

動画加工に使っている Adobe Premiere Elements では、「GeForce GTX 1650 Max-Q」 が認識されず、CPU付帯の「 Iris Xe グラフィックス」での動作となった。
※そのため今回のテストでは「DaVinci Resolve 」を使うことにした

Adobe PremierのGPU設定画面

海外のフォーラムなんかをチェックしてみると、以前はちゃんと認識されていたらしいが、Premiereのバージョンアップのタイミングで 「GeForce GTX 1650 Max-Q」 が認識されなくなり、その状態がある種の不具合として続いているらしい。

そのうち治るかもしれないし、そうはならないかもしれない。
GPU周りだと、こういうのがあるよね。。。

なお、Windows10からはアプリ毎に「どのGPUを使うか」を設定できるようになった。

今回、Chromeなんかは 「GeForce GTX 1650 Max-Q」 を使うよう、そこで設定している。

Windows10で、「グラフィックの設定」→「グラフィックパフォーマンスの基本設定」。

Windows10のGPU設定画面

アプリを選んで、どのGPUを使うか指定↓。

Windows10 GPUの選択

まとめ

やはり価格が魅力。
その割に高性能・ハイスペック。
そしてディスクリートGPUでいろいろ試してみたいなら、あり。
ただキーボード配列は、ちょっとなぁ。。。

ほい。

そんな感じ。