ホテルが無料宿泊の必要ポイント数を間違えた場合に、ホテル側からキャンセルできる権利(規約)

IHG

IHGにおいて、2023年4月10日の利用規約更新で以下の一文が追加された。
変更内容は、「無料宿泊のポイント数をシステム側で間違って公開しちゃった場合、IHG側で予約をキャンセルできるようにします」というもの。

リワードナイトのポイント価格が誤って公表された場合、IHG One Rewardsは予約をキャンセルしてポイントを払い戻す権利を有します。その際は、会員に通知されます。

IHG One Rewards 会員資格のご利用規約

IHG One Rewards 会員資格のご利用規約

IHGではたまに新規ホテルが格安でポイント泊できるするエラーフェア的な事象があるが、そういうのにも関係しそうですね。

こうしたエラーフェアは、一般的に企業側でキャンセルできる権利を有するとされている。
最近だとANAがエラーフェアのキャンセルを実施していた。
ANAが100万円以上のビジネスクラス航空券を4万円で販売したエラー運賃の経緯

軽く調べて見ると、航空会社の規約上の表現は割と分かりにくいが、ホテル会社の規約は割とキッチリ書いてあることが多いようだった。

以下、他のホテル系列について。
メモにて。

それでは早速、レッツらゴー!!

マリオット

マリオットはかなり具体的に書いていて、マリオット側で価格(ポイント数)などを間違った場合でも、基本的にマリオット側で修正できる権利を有する。

9.9 行為、誤り、不作為の責任の否認
当社は以下について一切の責任を負いません。(a) 会員の申請、通知、ポイント交換要請、アワード、または会員特典の紛失、宛先間違い、またはその受け取りの遅れ。(b) ポイントまたはアワードの盗難、不正交換あるいは不正使用。(c) 第三者 (参加プロパティを含みますが、これらに限定されません) による行為または不作為。(d) ロイヤルティプログラムに関連して生じた誤り (価格の誤りまたは印刷ミス、説明の誤り、参加プロパティおよびロイヤルティプログラムの関連会社に関するミス、会員アカウントからのポイントの請求/引き落としを含みますが、これらに限定されません)。当社はいかなる誤りも、予告なく修正する権利を有します。

ロイヤルティプログラム規約

「価格の誤り」「印刷ミス」「説明の誤り」など、広範囲で具体的に書かれているのがチャームポイント(可愛らしいところ)ですかね。

ヒルトン

ヒルトンは、ロイヤリティ・プログラムの参加条件において「ヒルトン側で過失があっても、保証・修正表明なく、ヒルトン側で修正するよ」という感じで規定している。

会員はまた、ヒルトン・オナーズが、ヒルトン・オナーズ・プログラムあるいはその他のあらゆる同様の製品とサービスについて、中断されないこと、遺漏がないこと、誤りがないこと、欠陥が修正されること、あるいは必要な変更が実施されることを、表明も保証もしないことに同意するものとします。ヒルトンは、いかなる状況下においても(過失がある場合を含めますがこれに限定されません)

ヒルトン・オナーズ会員規約

「必要ポイント数を間違えた」などの具体的な話はなかったが、上記がそれに近いのかな、と思いました。

ACCOR

ACCORについては、関連する規約の文言を見つけられなかった。

メンバーシップ利用規約

ほい。

そんな感じ。

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