「地球の歩き方」のpdfをiPhone/Androidに入れると旅行が捗る

海外旅行の神ガイドブック、「地球の歩き方」。
これをスマホで見れると嬉しいんだけど、なかなかスマホのアプリにならないんだよね。
正確に言うと、「アメリカの国立公園」だけiPhoneアプリになってたり、話題の雑誌サービス「ビューン」でカナダ編だけみれたりするけど。(ビューンは今後他の国も増えていくと嬉しいけど、どうだろうなー。。。)

ということで、自炊(スキャン)か代行業者使ってpdfにして、スマホに入れて旅行に持って行こう、と。

※2014/6追記
「地球の歩き方」はkindle,koboで電子化を始めた模様。
徐々に電子化されてくる、かもしれない。
ご参考まで。
電子書籍 | 地球の歩き方

  • 使い方

自分は最近の海外旅行は、1冊は手持ち用、1冊はpdf用で、計2冊買ってたりします。
何でかって言うと、やっぱり紙の方が見やすいんですよね。

でも、スマホは旅行中もいつもポケットに入れてるんで、移動中に歩きながらとか手軽に見られるのは捗る。
大画面のiPadとかタブレットを持ってれば、もしかしたらpdfだけで行けるかもだけど、スマホは画面小さいから。。。
やっぱ紙と両用がメインです。
個人的に「地球の歩き方」は大好きだし、2冊分の料金(+1800円とか)でちょっとでも旅行が捗るなら、それでよしって考え方です。ちょっとでもコストを抑えるなら、紙の手持ち用は図書館で借りるって手もありますが。

そんな中でも、「スマホ(pdf)だけで行く!」って場合は、以下のようなシーン。
・行ったことがある国(勝手が分かってる国)
・複数の国に行く際に、滞在日数が少ない国(何冊も持ってくと荷物がキツいので)

  • スキャン業者の選び方

BookFireで選びます。
この場合のポイントは以下。

・楽天、amazonからの直送に対応していること
送料無料の楽天・amazonで購入時に、配送先を業者の住所に設定するサービス。
家から業者に送ると送料がかかるので、まぁこれは必須ですね。

・1冊あたりの値段の安さはもちろん、「1冊」の定義が何ページか注意
「地球の歩き方」は500ページとかザラだが、ページ数が多いと2冊分の料金をとる業者がほとんど。
そこはしょうがないとしても、1冊の定義が少ないページ数だとコストがかさむので。

・「特急便」「お急ぎコース」のような納期マストのコースがあること
こうしたスキャン業者は、普通に頼むと納期が数ヶ月後になったりします。
一方、旅行の準備を始めるのはだいたい直前だったりするので、数日で納期が厳守されるようなコース(割高だけど)がないと、肝心の旅行に間に合わない、という最悪の結果に。。。(一度そういう目にあって懲りました)

・紙質的にどういう扱いになるか
大抵の業者は雑誌を「紙がツルツルでスキャナに絡まるので、別料金コース(割高)です」とかなるわけですが、「地球の歩き方」はどうなるか?というところです。
ただ、これは業者に送ってみるまで分かんないというのはあります。

  • いくらかかるか?

自分が愛用している「ファーストスキャン」で、実際に最近(2012/8)に注文した際のを例に。

注文したのは「地球の歩き方 タイ 2012-2013」、amazonからの直送で頼みました。

D17 地球の歩き方 タイ 2012~2013

D17 地球の歩き方 タイ 2012~2013

  • 作者:地球の歩き方編集室 編
  • 発売日: 2012/02/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

タイは歩き方の中でも分厚い方で、554Pあります。
(ページ数はamazonの詳細情報に書いてあります)

ファーストスキャンでは、色々本の種類で料金が分かれるんですが、
「書籍 A4〜」
をチョイス。
(「教科書」とか「雑誌」の扱いで割高になるかな、と思ったけど、普通の「書籍」で大丈夫でした)

価格は、
通常便:100円
特急便:180円

また、1冊=400Pで、以降200Pごとに1冊分の料金がかかります。
554Pのタイ版は、2冊分の料金ということですね。
(注文するときも、あらかじめ「2冊分」として発注する必要があります)

なので、
通常便:200円
特急便:360円
ということになります。

自分は大体直前に発注するので、迷わず特急便(360円)をチョイス。
ファーストスキャンの「特急便」は48時間以内納品のありがたいサービスなんであります。
ただし、実際には「発注」→「入金」→「発送」などの前段階があるので、遅くとも旅行の1週間前には発注をしないと間に合わないので注意。

自分はacrobatを持っているので、pdfからOCRしてテキストを埋め込み、文字列検索ができるように自分でしてますが、そうでない場合はOCRオプション(有料)を選ぶといいかも。
あんまり検索は使わないんで、マストじゃないけど。

  • サイズはどうなる?

今まで「地球の歩き方」で10冊近くやりましたが、たいてい納品された時点で200MBくらいです。
これをacrobatでOCR( [文書]→[OCRテキスト認識])すると、ついでに最適化されて180MBになります。
さらにサイズ減量の機能(ファイルサイズ縮小)で150MB。
色んな減量機能を使って、最大50mbくらいに落とせますが、画像が粗くなるので自分は200〜180MBでスマホに入れてます。

200MBあると読み込みが重くならない?という点ですが、自分が使ってる
・iPhone4S(画面3.5インチ)
・Android Medias LTE(画面4.3インチ)
だと、あまり気にならないですね。
最初に表示されるまでは数秒待ちますが、表示され始めると普通に行けます。
(とはいえ、やっぱり紙のペラペラめくる感にはかないませんが)

ちなみに、ファーストスキャンだと、iPhone/Androidの端末を選択しての最適化オプションが無料で使えます。
地球の歩き方、タイ版で試したところ、200MBくらいのファイルが44MBになった。
ただし、最適の作業はスキャンとは別で、後追いで実施されるため、納品後に申し込んで2週間くらいはみとく必要あり。

あと、Androidの方が4.3インチと画面が大きいので、よく使うのはAndroidの方ですね。
最近は5インチとかのAndroidもありますが、画面が大きいほど読みやすいです。やっぱり。

  • pdfリーダーは?

自分はdropboxを使ってスマホに持ってきます。
iPhoneの「book」として転送したり、AndroidだとSDに直接入れると早いかもしれませんが、200mbだったらwifiで割とサクッとダウンロードできる。
で、pdfリーダー。

iPhoneは純正の「iBook」、Androidはadobe純正「adobe reader」(無料)が優秀。
ちなみに有料のサードパーティー製「PDFReader」も持ってて昔は愛用してましたが、今はadobeの方がサクサク動くかな。
pdfを開くときにソフトを選べるので、その時に「iBook」「adobe reader」を選ぶと、一度開いたファイルはずっとキャッシュされるので、次回からはオフラインで開けます。

  • 便利な使い方、注意点

気になるページ(観光地、宿情報)はスマホでキャプチャ(androidだとできない機種もありますが)して、画像にしておくとサクッと開ける。
iPhoneのiBookならしおり機能があるけど、パッと画像でみれるは楽ではあります。

あと、「地球の歩き方」の冒頭にある地図は折り込みになっていてページの大きさが違うわけですが、ファーストスキャンで頼んでも、ちゃんとスキャンされる時と、無理矢理他のページと同じサイズに変形されて納品される時とあるようです。これはリスクというか、注意点ですね。

OCRオプションについて上で触れましたが、「文字列検索」はやっぱりスマホでやると実用に耐えないほど「重い」のであんまり期待しない方がよいです。自分はほぼ使ってないです。
そういう意味で、OCRは有料オプションつけてまではいらないんじゃいかなー、と思ってます。PCで使いたいなら別だけど。

ちなみに、acrobatは5000円程度で入手できるようなので、参考まで。
http://freepdfsoftware.web.fc2.com/pdflecture/pdflecture3.html

関係ないけど、旅行中に読む本なんかも、一緒にスマホに入れて持って行くといろいろ捗りますよ。
自分はビーチで寝転びながら、とか、バーで飲みながら読んでたりします。暗くてもスマホ画面なら読めるので嬉しい。

その他、海外旅行が捗るオフラインの地図アプリに関してはこちら
海外旅行で使うiPhone用の地図アプリ(オフライン) ver3 – やじり鳥

「地球の歩き方」関連はこちら。
地球の歩き方 カテゴリーの記事一覧 – やじり鳥

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