ANAやJALの上級会員になると、ステータス特典として「機内への優先搭乗」が可能になる。
搭乗案内方法について | 空港・機内で [国内線] | ANA
搭乗口でのご案内順について(ご搭乗方法) – JAL国内線
例えば、ANAの例。
ANAのプレミアムサービスが新しくなりました│ANAマイレージクラブ
- 小さなお子様さん連れなど
- ダイヤモンド会員
- プラチナ会員・SFC会員
- 一般の乗客
上記のように、会員ステータスが高いと飛行機に乗り込む順番が早くなるというワケ。
しかし、自分だけ機内に早く乗り込んだところで、その分目的地に早く到着するわけではない。
結局、全員が乗り込み完了するまで、待ってから離陸するんだから。
そうすると、「優先搭乗って、なんかメリットあるの?」という話になる。
自分も割と、そう思ってた。
しかし最近、疲れた体で国際線の乗継ぎ便に乗って、「優先搭乗」のメリットを改めて実感した。
そこら辺について。
以下。
機内の荷物収容スペースは、乗客全員分があるワケではない
機内に持ち込める荷物の個数とサイズは決まっている。
しかし、座席の上にある「手荷物の収容スペース」は、乗客全員分が用意されているわけではない。
(逆に最近、「全員分の荷物が収容できるように、持ち込み可能なスーツケースを小さくしよう」という動きがあった)
IATAが「機内持ち込み」可能なスーツケースのサイズ推奨規格「Cabin OK」を提案中だが、更に小さくなるのか? – やじり鳥
といっても、全員が大きめの荷物を持ち込む可能性は、あんまない。
だから、「スペースが足りない」という事態は、滅多にない。
と思う。
ただ、自分の真上の収納スペースに入れられるかどうかは、別の話。
早く座席に着いた人から、手近な収納スペースを使っていく。
最悪なのは、自分の座席周辺のスペースに空きがなく、狭い通路をウロウロしないといけない場合。
あっちこっちの棚を開けたりするうちに、自分のせいで渋滞が起きつつある・・・。
そーゆーストレスは、なるべく避けたい。
そのため、「早く機内に乗り込んで、自分の真上の収納スペースを使う」。
お。
優先搭乗のメリット。
もちろん、手荷物ナシで機内に入るなら、この心配は特にない。
ただまぁ、旅行によっては荷物って、そこそこのサイズになるよね・・・。
荷物が多くて、預け荷物+手荷物の構成になっちゃった、とか。
そもそも荷物を預けると、到着後のピックアップに時間がかかるから、なるべく手荷物だけにしたい、とか。
そーゆーシーンでは、やっぱ「優先搭乗」のメリットは、あるよなぁ、と。
搭乗開始までの「待機時間」が避けられない場合もある
国際線の場合とかは特に、ラウンジから搭乗ゲートの距離が結構ある場合もある。
慣れない空港だと、やはり早めに搭乗ゲートの前に行っておきたい。
国内線であっても、ラウンジがない空港だったり、台風などで搭乗時刻がズルズルと遅延した場合とかは、どうしても搭乗ゲート前での待機時間が発生する。
しかし、搭乗ゲート前のベンチは、全員が座れる数があるワケではない。
ベンチに座れない場合は、どうするか?
立ちつくして、搭乗開始を待つ。
そーゆーシーンは、割とあるんですよね。。。
疲れている時には、辛い。
なので、搭乗開始となったら、少しでも早く機内に乗り込みたい。
そこで、「優先搭乗」ですよ。
さっさと乗り込んで、座席に座る。
こんな嬉しいことはない。
ララァなら、わかってくれるよね?
渋滞の列に並んで乗り込むストレスからの解放
ベーシックに、これ。
狭い機内の通路を、しょっちゅう止まりながら進んでいく。
自分の座席が遠い。。。
そして自分の座席に着いたら着いたで、他の人の進行を妨げないように荷物をササッと収納スペースに入れて・・・
アッーーー!!
周辺の収納スペースが、全部埋まってる!
おー尿!
(Oh,No!!)
みたいな。
やはり「優先搭乗」して、人が少ないうちにさっさと座席に座っておきたい。
まぁコレは、なるべく前方席を予約することで、ある程度は軽減されるかな?
(歩く距離が短いという意味で)
ただまぁ、前方席を選ぶか、後方席を選ぶかは、人によるよね、と。
個人的には、割と後方席を選択することが多い。
後方座席の方が飛行機事故時に助かる確率が高いという話もあり・・・
まぁ、話の信憑性はともかく、気分的に、ね?
一方、前方座席なら「もし預け荷物がない場合」であれば、さっさと飛行機を降りて、空港からオサラバできるというメリットあり。
預けた荷物がある場合は、プライオリティ・タグがついてたとしても、どのみち荷物待ちをすることになるけど。
あとエコの最前方席であれば、機材繰りによってはプレエコ席(のエコ設定席)に座れる可能性もある。
んー。
まぁ、いろいろ人の好みとか乗り方によるから、前方・後方のどちらがいいかは一概に言えないけど。
とりあえず「優先搭乗」の権利を持っていて、悪いことはないかな、と。
まとめ
昔は「優先搭乗とか、別にいらなくね?」と思ってたけど。。。
最近、ありがたみが分かるようになってきた。
ただまぁ、例えば国内線、特に遅延が発生しにくい路線にしか乗らない場合とかは、あんま必要ないかも。
国内線だと特に、優先搭乗とかグダグダことが多いし。。。
国際線であれば、「優先搭乗」がありがたいシーンは、結構あるかな。
そもそも乗客数が多くて、長蛇の列になりやすいし、ラウンジから搭乗口が遠いことも多い(搭乗口で待ち時間が発生しやすい)ので。。。
そう思いました。