飛行機の「優先搭乗」にメリットはあるのか?

ANAやJALの上級会員になると、ステータス特典として「機内への優先搭乗」が可能になる。

搭乗案内方法について | 空港・機内で [国内線] | ANA

搭乗口でのご案内順について(ご搭乗方法) – JAL国内線


例えば、ANAの例。




ANAのプレミアムサービスが新しくなりました│ANAマイレージクラブ

  1. 小さなお子様さん連れなど
  2. ダイヤモンド会員
  3. プラチナ会員・SFC会員
  4. 一般の乗客



上記のように、会員ステータスが高いと飛行機に乗り込む順番が早くなるというワケ。

しかし、自分だけ機内に早く乗り込んだところで、その分目的地に早く到着するわけではない。

結局、全員が乗り込み完了するまで、待ってから離陸するんだから。


そうすると、「優先搭乗って、なんかメリットあるの?」という話になる。

自分も割と、そう思ってた。


しかし最近、疲れた体で国際線の乗継ぎ便に乗って、「優先搭乗」のメリットを改めて実感した。


そこら辺について。



以下。

機内の荷物収容スペースは、乗客全員分があるワケではない



機内に持ち込める荷物の個数とサイズは決まっている。

しかし、座席の上にある「手荷物の収容スペース」は、乗客全員分が用意されているわけではない。

(逆に最近、「全員分の荷物が収容できるように、持ち込み可能なスーツケースを小さくしよう」という動きがあった)

IATAが「機内持ち込み」可能なスーツケースのサイズ推奨規格「Cabin OK」を提案中だが、更に小さくなるのか? – やじり鳥


といっても、全員が大きめの荷物を持ち込む可能性は、あんまない。

だから、「スペースが足りない」という事態は、滅多にない。

と思う。


ただ、自分の真上の収納スペースに入れられるかどうかは、別の話。

早く座席に着いた人から、手近な収納スペースを使っていく。


最悪なのは、自分の座席周辺のスペースに空きがなく、狭い通路をウロウロしないといけない場合。

あっちこっちの棚を開けたりするうちに、自分のせいで渋滞が起きつつある・・・。


そーゆーストレスは、なるべく避けたい。


そのため、「早く機内に乗り込んで、自分の真上の収納スペースを使う」


お。

優先搭乗のメリット。


もちろん、手荷物ナシで機内に入るなら、この心配は特にない。

ただまぁ、旅行によっては荷物って、そこそこのサイズになるよね・・・。


荷物が多くて、預け荷物+手荷物の構成になっちゃった、とか。


そもそも荷物を預けると、到着後のピックアップに時間がかかるから、なるべく手荷物だけにしたい、とか。


そーゆーシーンでは、やっぱ「優先搭乗」のメリットは、あるよなぁ、と。

搭乗開始までの「待機時間」が避けられない場合もある



国際線の場合とかは特に、ラウンジから搭乗ゲートの距離が結構ある場合もある。

慣れない空港だと、やはり早めに搭乗ゲートの前に行っておきたい。


国内線であっても、ラウンジがない空港だったり、台風などで搭乗時刻がズルズルと遅延した場合とかは、どうしても搭乗ゲート前での待機時間が発生する。


しかし、搭乗ゲート前のベンチは、全員が座れる数があるワケではない。

ベンチに座れない場合は、どうするか?


立ちつくして、搭乗開始を待つ。


そーゆーシーンは、割とあるんですよね。。。

疲れている時には、辛い。


なので、搭乗開始となったら、少しでも早く機内に乗り込みたい。


そこで、「優先搭乗」ですよ。

さっさと乗り込んで、座席に座る。


こんな嬉しいことはない。

ララァなら、わかってくれるよね?

渋滞の列に並んで乗り込むストレスからの解放



ベーシックに、これ。


狭い機内の通路を、しょっちゅう止まりながら進んでいく。

自分の座席が遠い。。。


そして自分の座席に着いたら着いたで、他の人の進行を妨げないように荷物をササッと収納スペースに入れて・・・

アッーーー!!

周辺の収納スペースが、全部埋まってる!


おー尿!

(Oh,No!!)


みたいな。


やはり「優先搭乗」して、人が少ないうちにさっさと座席に座っておきたい。


まぁコレは、なるべく前方席を予約することで、ある程度は軽減されるかな?

(歩く距離が短いという意味で)


ただまぁ、前方席を選ぶか、後方席を選ぶかは、人によるよね、と。


個人的には、割と後方席を選択することが多い。

後方座席の方が飛行機事故時に助かる確率が高いという話もあり・・・


飛行機の墜落事故で助かる確率の高い「座席位置」や「服装」、脱出用パラシュートについてチェック


まぁ、話の信憑性はともかく、気分的に、ね?


一方、前方座席なら「もし預け荷物がない場合」であれば、さっさと飛行機を降りて、空港からオサラバできるというメリットあり。

預けた荷物がある場合は、プライオリティ・タグがついてたとしても、どのみち荷物待ちをすることになるけど。


あとエコの最前方席であれば、機材繰りによってはプレエコ席(のエコ設定席)に座れる可能性もある。


んー。


まぁ、いろいろ人の好みとか乗り方によるから、前方・後方のどちらがいいかは一概に言えないけど。


とりあえず「優先搭乗」の権利を持っていて、悪いことはないかな、と。

まとめ



昔は「優先搭乗とか、別にいらなくね?」と思ってたけど。。。

最近、ありがたみが分かるようになってきた。


ただまぁ、例えば国内線、特に遅延が発生しにくい路線にしか乗らない場合とかは、あんま必要ないかも。

国内線だと特に、優先搭乗とかグダグダことが多いし。。。


国際線であれば、「優先搭乗」がありがたいシーンは、結構あるかな。

そもそも乗客数が多くて、長蛇の列になりやすいし、ラウンジから搭乗口が遠いことも多い(搭乗口で待ち時間が発生しやすい)ので。。。


そう思いました。


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