ドーミーインの「湯めぐり手形」とは
温泉付きビジネスホテルのドーミーインでは、毎年1月に「湯めぐり手形」が販売される。
要は、有料の「宿泊券」である。
お得な湯めぐり手形 | ホテスパ – HOTESPA.net
有料とは言え、この手形を使うことで多少安く泊まることができる。
利用期間は1~6月と半年間のみだが、以前から気になったので今年は買ってみることした。
手形の価格は、以下の通り。
購入の最小単位は「20枚」(4万円)だが、30枚以上のセットならボーナスあり。
手形枚数 | ボーナス手形 | セット価格 | 1枚あたりの価格 |
---|---|---|---|
20枚セット | 0枚 | 4万円 | 2000円 |
30枚セット | 3枚 | 6万円 | 1818円 |
45枚セット | 5枚 | 9万円 | 1800円 |
※上記の手形価格は「税込」。手形が郵送される際の「送料」も不要。
※余った手形については、期限内であればホテル内でのマッサージ代や土産物代に使える(お釣りナシ)。
1泊に必要な手形の枚数は、4枚~17枚。
ホテルによって全く異なるので、公式ページ参照。
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最も手形枚数の少ない「ドーミーイン」(平日/シングル)で、4枚/泊が必要。
20枚(4万円)なら5泊分、1泊あたり8000円相当になる。
(この単純計算ではあんまお得な感じがしないが、実績値としてはなかなか良かった)
その他、「手形」を使う上でのポイントは以下の通り。
- 固定額(固定枚数)で宿泊可能で、ハイシーズンは特にお得(*1)
- キャンセルは2日前まで無料。使いやすい。
- 手形での予約は、基本的に「朝食付き」(*2)
- 予約は専用ダイヤルへの「電話」(フリーダイヤル)のみだが、全く混雑はない
(*1)ただし一部ホテルはハイシーズンの手形枚数設定あり
(*2)ドーミーインは一般の予約サイトだと「朝食付き」プランは絞っていることがあり、割と希少。朝食付きで泊まりたい自分としては、コレはかなり有用
特に、キャンセルが2日前まで無料というのは、嬉しい。
「湯めぐり手形」でいくら得したか?
自分が購入したのは、20枚=4万円。
20枚だとボーナスがつかないが、使い切れるか不明だったので一番少ない枚数にした。
この場合、手形1枚の価格は2000円である。
その手形を使い、ドーミーインに4泊した。
ドーミーインは、平日4枚、土日5枚。
土日に4泊したので、合計20枚(4泊×5枚)。
手形で予約するのと同タイミングで、楽天トラベルでの同日予約の価格もチェックした。
現金で予約の場合なら、いくら必要だったか?
(手形の条件に合わせて、「シングル or ダブル/朝食有り」の価格)
宿泊ホテル | 現金予約の場合 | 湯めぐり手形の消費 |
---|---|---|
ドーミーイン梅田東 | 21,500 円 | 5 枚 (10,000 円相当) |
ドーミーイン梅田東 | 21,500 円 | 5 枚 (10,000 円相当) |
ドーミーイン高松 | 15,590 円 | 5 枚 (10,000 円相当) |
ドーミーインEXPRESS浅草 | 11,990 円 | 5 枚 (10,000 円相当) |
合計金額 | 70,580 円 | 20 枚 (40,000 円相当) |
得した金額=30,580 円
割引率換算=43%
合計すると、手形を使うことで「楽手トラベル」価格より43%割引で宿泊することができた。
しかも、「2日前までキャンセル無料」の予約。
お、お得じゃん。。。
特に、近年の高価格化が激しい大阪では、かなりお得だ。
(楽天トラベル価格の)半額以下である。
一方で、最後に東京(浅草)で宿泊した際には、お得感は少なかった。
(普通の土日で、ホリデー・シーズンでもないので、手形の良さを引き出せてない)
やはり、大阪のような高価格エリアやホリデーシーズンで、手形の良さが際立ってくるモノかと思う。
価格面以外での「手形」のメリット
実際に使ってみて分かった「手形」のメリットもある。
公式サイトや楽天トラベルで空室ナシの日であっても、手形予約専用のコールセンターに問い合わせてみたところ、予約することができた。
手形の裏面に「湯めぐり手形専用のお部屋は十分確保しておりますが、一部日程により満室になる場合がございます」とあったが、連休のような混雑時期でもソレが使えるとは思わなかった。
こうした混雑時期はホテル代が高いので、手形を使えるのは大きなメリット。
そもそも「手形専用の部屋が確保」されているのは、急に決まった旅行ではかなり便利だ。
またその他にも、「手形での予約」はちょっと優遇されてる?という感じもあった。
例えば、シングル予約なのにダブルにアップグレード?されたり・・・
(これを「アップグレード」というのは抵抗があるが笑)
こちらから何も言わなくても「景観の良い部屋」がアサインされたり・・・
※浅草のスカイツリー夜景
※自分は何も指定しなかったがコールセンターの人が気を利かせて、そういう要望付きで予約を入れてくれていたっぽい
気のせいかな?
まぁいずれにせよ、手形での予約は「いい感じで使えるな」と思った次第。
「湯めぐり手形」の使い方
「湯めぐり手形」は、1~6月までしか売っていない。
(利用できる期間も6月まで)
公式サイトで購入したら、手形が郵送されてくる。
お得な湯めぐり手形 | ホテスパ – HOTESPA.net
あとは、ホテルによって異なる「設定枚数」とにらめっこして計画。
予約は、手形専用のフリーダイヤルに電話して
- ホテル名
- 日程
- 名前と電話番号
を告げて、予約完了。
宿泊当日は、手形をもっていき、名前を告げてチェックイン。
手形を忘れてしまった場合、現金支払いが必要になるので注意。
(手形価格になるか、一般の当日価格になるかは、不明)
予約のキャンセルは2日前までは無料。
電話での予約時には、「前日・当日のキャンセルでは、手形が無効になる」と言われる。
ただなぁ。
手形には連番もついているが、それを電話予約時に伝えるワケでもないし。。。
「キャンセルで手形無効」って、システム的に無理じゃない?って思いました(笑
(予約時に名前と電話番号を伝えるので、その名前をキーにドーミーイン側で手形購入枚数の履歴を見れなくもないと思うが、個々人の残枚数チェックをしているとは思えない。可能性としてはNoShow時のみ台帳管理するとかはありそうだが、そんな面倒なことやるかなぁ・・・。電話番号は、手形購入時と予約時で違う電話番号の可能性あるからキーにならないし、名前だけをキーにしてそんなことやらんだろう・・・という。名前も「漢字」までは聞かれないし。)
まぁ、そこら辺の「緩さ」も、いい感じなんじゃないかな、と。
ちなみに、予約のフリーダイヤルは全く混雑してないし、受付のおねーさんは親切で予約しやすいです。
まとめ
自分は全国の「ドーミーイン」巡業(笑)をしているので、ドーミーインで手形を使った。
しかし共立メンテナンスには「ドーミーイン」以外にも、高級旅館やラビスタなどがあり、そっちで使った方が割引率は高くなる可能性あり。
ちなみに「ドーミーイン巡業」は、自分の宿泊ペースより新規ホテル開設ペースの方が多く、全然進まねぇときた(笑
まぁ、今後もちょこちょこ泊まっていきたいと思います。
来年1月も「手形」は購入予定。
そんな感じ。