ANAとヴァージン・アトランティック航空
ヴァージン・アトランティック航空はイギリスの航空会社。
一時期日本にも就航していたが、現在は撤退済みで日本就航路線はナシ。
Virgin Atlantic(英語のみ)
アライアンスには属していないが、昔シンガポール航空が大株主だったこともあるらしく、多くのスターアライアンス各社とマイレージ提携をしている。
ANAとも提携しており、相互にマイルの加算・利用が可能。
日本人にとっては、ヴァージン・アトランティックに乗る機会もないことから、なかなか縁のない航空会社ではある。
ヴァージン・アトランティックなら、ANAファーストクラスが安い
「ヴァージン・アトランティックのマイルなら、ANAファーストクラスが安い」という話を、欧米のブログでちょくちょく見かける。
The Incredible Value Of Redeeming Virgin Atlantic Miles For ANA First Class – One Mile at a Time
ANA first class really is fantastic — the food, the drinks, the service, and the amenities.The service in particular is flawless.
ANAのファーストクラスは、めっちゃ良いよ。フード、ドリンク、サービス、アメニティ。サービスは特に完璧
How to redeem Virgin Flying Club miles on ANA
Even better, the rate is VERY attractive, especially when compared to an Avios redemption.
(BAのAviosでJAL便をとるより)ANA-ヴァージンアトランティックはレートがかなり良い
例えば。
ANAのマイルでANAファーストクラス(日本-北米)の必要マイルは、往復15~16.5万マイル。
ヴァージン・アトランティックのマイルで、ANAファーストクラス(日本-北米)の必要マイルは、12万マイル。
3割ほど安い。
日本-北米 | ANA (Lシーズン) |
ANA (Rシーズン) |
ANA (Hシーズン) |
ヴァージン アトランティック |
---|---|---|---|---|
エコノミー | 40,000マイル | 50,000マイル | 55,000マイル | 65,000マイル |
ビジネス | 75,000マイル | 85,000マイル | 90,000マイル | 95,000マイル |
ファースト | 150,000マイル | 150,000マイル | 165,000マイル | 120,000マイル |
※ANAマイルの場合はシーズンによって必要マイルが異なる
ヴァージンアトランティックの必要マイルをみると、ビジネスクラスとファーストクラスの差が2.5万マイルしかない。
ファーストクラスだけ、他社の必要マイルよりちょっと低めになっているのが特徴。
欧州行きの場合、もうちょい割安感がでてくる。
ヴァージンアトランティックの場合、日本発の欧州と北米が同じ必要マイル数になっているのだ。
日本-欧州 | ANA (Lシーズン) |
ANA (Rシーズン) |
ANA (Hシーズン) |
ヴァージン アトランティック |
---|---|---|---|---|
エコノミー | 45,000マイル | 55,000マイル | 60,000マイル | 65,000マイル |
ビジネス | 80,000マイル | 90,000マイル | 95,000マイル | 95,000マイル |
ファースト | 165,000マイル | 165,000マイル | 180,000マイル | 120,000マイル |
それぞれの必要マイルは、以下で確認できる。
※ヴァージン・アトランティックのマイルでANAに乗る場合の必要マイル表
欧米の人達的に「ANAのファーストクラス、結構良かったー」という感想が多いようで、よくオススメされている模様。
当然ながら、日本発でも同じように割安なマイルで北米・欧州に行くことができる。
ただし予約は電話のみ、ネット不可。
日本語のコールセンターはないので、国際電話による英語での電話予約になる。
また、「そもそもヴァージン・アトランティックのマイルなんて、持ってないよ」ということだが・・・
SPGスターポイントから、ヴァージン・アトランティックのマイルへ
「ヴァージン・アトランティック」のマイルは、SPGスターポイントから交換可能。
Starwood Hotels & Resorts
交換比率は1:1で、例によって2万マイル交換毎に5000マイルのボーナスがつく。
そのため、実質1ポイント=1.25マイル。
SPGスターポイントはホテル宿泊のほか、クレカで貯めることが出来るほか、購入も可能。
ちなみに「ヴァージン・アトランティック」のマイルは、アメックスのリワードポイントからも交換可能。
しかしこちらは「1250 ポイント = 1000 マイル」と、比率がやや悪い。
1ポイント=0.8マイル。
日本のアメックスは、2017/4から1ポイント=0.8マイルになってしまったので、マイル交換目的だとなかなかシブい感じになってしまう。
アメックス・ゴールドの「メンバーシップ・リワード」、4/1からマイル交換が1ポイント=0.8マイルへ(ANA以外) – やじり鳥
欧米のアメックスでは1ポイント=1マイルで交換できるほか、ちょくちょく1ポイント=1.3マイルのボーナスキャンペーンをやっている(日本ではない)。
また、buy mileのセールもたまにやっている(30%ボーナスとか)。
そのため、欧米系の中でヴァージンアトランティック→ANAファーストクラスという流れが人気化しているのかもしれない。
まとめ
北米や欧州へのファーストクラスで、12万マイルは確かに安い。
ただ個人的には、飛びつくってほどじゃないかな、と。
流行ってるようだから、なんとなくチェックしてみた次第。
ANAからヴァージンアトランティックに開放される特典座席数も、ちょっと心配だし・・・。
そもそもファーストクラスという意味では、JALだと「曜日限定特典」で欧州12万マイル・北米11万マイルというのもある。
JALマイレージバンク – JAL国際線特典航空券 マイル早見表:曜日限定特典
ただヴァージン・アトランティックというのは面白い会社で、IHGでのポイント交換でも「ステータス加算」が可能とか、動き方が他社と違う。
IHGリワーズクラブ会員特典とインターコンチネンタル アンバサダー特典。宿泊ナシでゴールド~スパイアになる方法。 – やじり鳥
それでまぁ、ちょっと気にはなっていたという。
そんな感じ。
世界一高いエティハド航空のファーストクラス「レジデンス」をアメックスのポイントで、もしくはANAマイルで「アパートメント」を。