三井住友カードが「マイ・ペイすリボ」による年会費の割引を改悪、ANAカードなどに影響

三井住友カードが、「マイ・ペイすリボ」による年会費の割引制度を改定する。

変更は、2021年2月以降の支払い年会費から。

制度改定後は、年に1回リボ払い手数料の発生が、年会費割引の条件となる。

今までは、「マイ・ペイすリボ」に登録さえすれば、リボ払いの発生有無に関わらず年会費が割引になっていた。

年会費の割引条件
改定前 ・「マイ・ペイすリボ」登録
・年1回のカード利用
改定後 ・「マイ・ペイすリボ」登録
・年1回のリボ払い手数料の支払い実績



公式サイトでの告知はこちら。

「マイ・ペイすリボ」年会費優遇特典条件改定のお知らせ

現在、「マイ・ペイすリボ」をご登録いただき、年に1回以上カードをご利用になれば年会費が無料または半額となる特典がございますが、2021年2月年会費お支払い分からは、特典の条件が変更となります。



「マイ・ペイすリボ」による年会費の割引は、数多くの三井住友系カードで適用されている。

そのため、結構影響が大きいですね。

個人的にはANA VISAカードを使っており、年会費の実質値上げの影響を受けそう。


以下はANA VISAカードにおける、年会費割引の例。

年会費
(税抜)
マイ・ペイすリボ
適用後
割引額
ANAカード 2,000円 1,025円 975円
ANA Suicaカード 2,000円 751円 1,249円
ANA TOKYU マスターカード 2,000円 751円 1,249円
ANA ワイドカード 7,250円 6,275円 975円
ANA ワイドゴールドカード 14,000円 10,500円 3,500円
ANA SFCカード 10,250円 9,275円 975円
ANA SFCゴールドカード 15,000円 11,500円 3,500円
ANA プラチナプレミアムカード 80,000円 割引適用外 0円

なお、実際の年会費は上記から更に「WEB明細サービス」割引を重複して適用可能。

「WEB明細サービス」は、ゴールドカードが-1000円、それ以外が-500円となる。


マイ・ペイすリボ」は、「1回払い」を自動で「リボ払い」にするサービス。

毎月の支払い上限額を決めて、その分だけ支払えば良い。

ただし年率15.0%という、高めの手数料が発生する。

一方、毎月の支払い上限額は自分で設定できることから、数十万円など高めに設定しておいて全て1回払いの範囲に収め、「実際にはリボ払い手数料が発生しない」ようなやり方が可能だった。

この場合、リボ払い手数料の発生はナシで、年会費割引の恩恵だけ享受できる。

今回の制度変更では、年会費割引の条件に「年1回のリボ払い手数料の支払い実績」が加わる。

一応、「マイ・ペイすリボ」の支払い額はWEBから自由に設定できる。

そのため支払い上限を1ヶ月間だけ変更してリボ払い手数料を年に1回発生させるなど工夫が必要になるかもしれない。


ほい。

そんな感じ。

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