ANAがコロナ対応で期間限定プレミアムポイント２倍、ステータスの獲得・維持のため

プレミアムポイント２倍

ANAがコロナ対応でプレミアムポイント（PP）を２倍にする。

対象は、2020年1月～6月の国内線・国際線。
1月からの搭乗分について、過去分も含めて2倍になる。

「２倍」の内訳についても良い条件で、路線倍率・搭乗ポイントを含む総獲得PPを２倍にする模様。
（PP計算の一部分だけが２倍になるワケではない）
具体的には、月ごとの総獲得PPについて、翌月末に同数のPPを積算する。

公式サイトでのお知らせはコチラ。
プレミアムポイントの特別倍率での積算について

ANAおよびANAグループ運航便のご搭乗により、通常積算されるプレミアムポイント数を月ごとに集計し、それと同じプレミアムポイント数を翌月末に積算いたします。

なお、既に搭乗した１月～３月分については、４月下旬にまとめて２倍分が積算される。
２倍分の積算は、明細上では「新型コロナウイルス特別対応 プレミアムポイント2倍」と表記。

獲得プレミアムポイント表

搭乗による獲得プレミアムポイントは、以下で計算できる。
ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション
※上記で計算されるPPは、片道分

今回の「プレミアムポイント２倍」では、この獲得PPが２倍になる。
ざっくり言うと、「羽田-沖縄」（往復）の獲得PPは以下。

プレミアムクラスで5回ほど沖縄往復をすると、5万PPに到達しますね。
10往復すると、ダイヤモンド会員。
ただまぁ、結構な金額が必要になると思いますが。

コロナ対応で２倍にした国内線の獲得プレミアムポイントは、以下の通り。
※全て往復分
※左がプレミアムクラス、右が通常座席

※PREMIUM(運賃2)＝ANA VALUE PREMIUM 3、ANA SUPER VALUE PREMIUM 28、プレミアム株主優待割引運賃
※SUPER VALUE(運賃7)＝ANA SUPER VALUE 21、ANA SUPER VALUE 28、ANA SUPER VALUE 45、ANA SUPER VALUE 55、ANA SUPER VALUE 75、ANA SUPERVALUE EARLY

各起点とも、最長路線は「石垣」。
ただし「沖縄」に比べると便数が少ない。

コロナ期間の搭乗リスク

ここ最近では、飛行機に搭乗することは、様々な面でコロナ問題のリスクがありそうですね。

１つの視点として、機内の換気状態については「2～3分で空気が入れ替わる」という。
飛行機の機内 換気はどうなっているのか？ 実は2～3分で入れ替わる空気

一方、航空会社による減便や、国際線については入国禁止などの措置が続いている。
コロナウイルス問題によるGWや夏の旅行予約への影響 – やじり鳥

またラウンジ閉鎖や食事の提供メニュー変更なども、発生している。
コロナ対応で空港ラウンジ閉鎖、ANA・JAL・UA・AA・アメックス – やじり鳥

国内線はともかく、国際線は厳しいですね。

国内線については、５月・６月には問題が終息していると良いんですが・・・

ANAステータスとSFC修行

プレミアムポイント（PP）は、ANAの上級会員ステータス獲得のためのポイント。

PPはマイルとは別に「搭乗毎に積算」され、搭乗距離や運賃クラスに応じたポイント数が積算される。
あくまでステータス獲得のためのポイントで、マイルによる特典航空券のようなサービスはない。

年間（1～12月）での獲得ポイントに応じて、翌年のステータスが決まる。

ステータス毎の特典については、以下を参照。
ラウンジ利用・マイル積算率アップ・搭乗順・荷物優遇などの特典がある。
ステイタス別 プレミアムメンバー サービス一覧

なおプラチナ会員以上については、「スーパーフライヤーズカード」（SFCカード）を申し込む権利が得られる。
このカードは年会費が必要だが、カードを保有している間はずっと劣化版プラチナ会員の特典（SFC特典）が受けられる。
スーパーフライヤーズカード

１年間だけがんばって飛行機にたくさん乗り、プラチナ会員に到達した上でSFCカード申し込みを目指す。
これを「SFC修行」と言う。
プラチナ獲得に必要なプレミアムポイント（PP）は、上述の通り５万ポイント/年。

ちなみに、プレミアムポイントは距離・運賃クラスに応じて積算率が変わるので、その条件がよいチケットを探せると良いが、結構ハードルが高い。
シンプルに考えたい場合は「国内線はプレミアムポイントが２倍」（コロナ対応で、更に２倍）なので、国内線の長距離をメインに考えるのも１つの手。

ほい。

そんな感じ。