「地球の歩き方」の
・09〜10年版 タイ
・08〜09年版 ラオス
の宿情報を眺めていて、ドミの情報が一切ないことに気づいた。
(S)シングルの値段は記載あるが、ドミの(D)がないんだな。
上述のタイ版、ラオス版とも記載がないことから、「地球の歩き方」の編集方針的にドミがなくなったのかと思う。
いつからだろう?
少なくとも、ボキが持っている
・07〜08年版 マレーシア
・05〜06年版 タイ
にはドミの記載がある。
なので、08〜09年版あたりからなくなったのかもしれない。
しかし、もっと気になるのは、ドミの記載だけでなく、安宿自体の掲載が少なくなったような節があること。
厳密に色んな国のを見ているわけではないので気のせいかもしれないが、少なくともバンコクのカオサン通り周辺に関していえば、そういうことが言えそう。
例えば、↓はカオサンの地図。
「05〜06年版」の方は「AT」や「GreenHouse」のところに掲載ページ数が書いてある通り、ここら辺の安宿が宿情報のコーナーで取り上げられていたのだが、「09〜10年版」では地図上の注記があるだけ。宿情報のコーナーからは姿を消している。
カオサンから一歩入ったこの路地のあたりには、「AT」や「GreenHouse」以外にもドミを持つ安宿があるが、「09〜10年版」では
「安いゲストハウス数軒」
という注記だけの扱いになっている。
まぁカオサン周辺でいうと、最近はどちらかというと寺裏の方に人が集まっているというし、寺裏の方にはドミがあまりない。
人によっては「最近のカオサンは物価が高い」ということになるだろうし。
それだけのことかもしれない。
もしくは、ひょっとしたら安宿情報は「バンコク版」のみに入れるようになったとか?適当な妄想だけど。
どうだろうね。
以上は「歩き方」を見ていてちょっと気になったことだが、いい風に「変わったな」と思う点もあった。
今年あたりから自社サイトで集めた口コミを「歩き方」本誌に載せるようになったんだが、これはCGMとしてなかなか良いな、と。
投稿するユーザーへの報酬=掲載、とシンプルかつ安上がりなスキームなんだけど、スタッフ選別による掲載で「歩き方」本誌のクオリティはコントロールはできる。
情報の鮮度があがるとか、ユーザ視点の情報を盛り込めるとか、本誌側にもいい形なのでは。
まぁそんなこんなで無料のネットコンテンツとは差別化しつつ、この出版不況で大変だろうけど今後も「歩き方」本誌を作っていって欲しいな、と。
そう思いまして。
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