MicrosoftMoneyで2つのファイルをマージする

既に販売終了した「MicrosoftMoney」だけど、MSN残高照会を経由してまだしばらく使えるということで使用中。
色々あって2004年頃まで蓄積していたmnyファイルが、2004年から現在まで使っているmnyファイルと別になっていたんだが、今回重い腰をあげて、そのマージ作業をすることにした。
その方法について。

MicrosoftMoneyはファイルのマージに対応していないので、一度別のファイル形式にエクスポートしてから、再度インポートする。
はっきりいって、ちょっと面倒。

mnyファイルをcsvファイルにエクスポート

csvにするために、まずは「Ultrasoft MoneyLink」(無料)をゲットする。
ちなみに「Ultrasoft MoneyLink」はエクセル用のアドインなので、エクセルが必要。

このソフトをダウンロード&インストールしたら、エクセルを開いて
「表示」→「ツールバー」→「Money Link」にチェックを入れる。
すると、「Ultrasoft MoneyLink」のメニューボタンが表示されるので、そこから該当のmnyファイルを選択。
「特定の資産の取引」&期間=「すべての日」
を選んで「次へ」を押し、エクスポートしたい口座を選択すると、シートにmnyファイルの内容が出力される。

次に、出力された形式をofxファイルに変換するためのcsv形式にするため、形式を整える。
必要なのは次の4列。この順番になるように列を入れ替え、不要な列は削除する。
なお、備考列は空白でも良い。

日付,金額,摘要,備考

日付は「2009/01/31」の形式を、「20090131」に修正する。
列ごと選択し、「書式」→「ユーザー定義」で「yyyymmdd」と自分で入力。

金額は「1,000」の形式を、「1000」に修正する。
列を選択し、「書式」→「標準」に設定。

ここまでできたらエクセルの「名前をつけて保存」からcsvを選択して保存する。
(できたcsvファイルをテキストエディタで開いてみて、ちゃんと4列のカンマ区切りになっているか確認する)

csvファイルをofxファイルに変換

csvファイルをofxファイルに変換するには、「OFX Converter」(無料)を使用する。
ちなみに作者のサイトに使い方等あり。作者に感謝。

先ほどのcsvファイルをこのソフトで読み込み、銀行名、明細期間を設定して「変換」。
銀行番号、支店番号、口座番号は不明の場合、空白でも可(自動で0000などが入力される)。
銀行でもクレカでも、問題なくofxにすることができる。

注意点は1つ。
ofxファイルは一度MicrosoftMoneyの特定の資産にインポートすると、「ACCTID」というIDでその紐付けを覚える。
このため、次のステップで自分のインポートしたい資産にofxが入らないことがあるので、その場合は「ACCTID」を適当に変更して、紐付けのないIDにする必要がある。
必要があれば、ofxファイルをテキストエディタで開き、「ACCTID」を確認&変更すること。
そうすると、MicrosoftMoneyでインポートする際に「どの資産にインポートしますか?」の選択肢が出てくるようになる。

ofxファイルをMicrosoftMoneyにインポート

最後にMicrosoftMoneyを起動し、「ファイル」→「取り込み」から先ほど作ったofxファイルを選択してインポート完了。
件数が多いとソフトの処理に結構時間がかかるが、フリーズではないので気長に待つこと。

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