2014/7に始まった「ANAじゃらんパック」。
早速使ってみたので、メモにて。
「ANAじゃらんパック」で貯まるマイルは50%
さて、「ANAじゃらんパック」で貯まるマイルは、50%っすね。
ANAじゃらんパックに参加されたANAマイレージクラブ会員のお客様は、
ご搭乗によるフライトマイルが各区間マイルの50%貯まります。
50%とは?
結局、いくらマイルが貯まるのか?
面倒な計算を抜きに、フライトマイルとボーナスマイルを含めたマイルを知るには、ANA公式の以下をチェック。
ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション
「ANAじゃらんパック」は、以下で指定する。
搭乗日 | ある程度は適当でよい |
---|---|
区間 | 空港を選択する |
利用カード種別 | ボーナスマイルとして計算される |
ANAプレミアムメンバーステイタス | 知らない場合は無視してOK |
利用運賃 | 「運賃8」を選択 |
「ANAプレミアムメンバーステイタス」は、仕事で頻繁にANAを使う人か、SFC修行をした人でなければ、普通は持ってない。
なので、無視してOK。
「利用運賃」は、最も低い「8」の「包括旅行DP割引運賃」になる。
搭乗ポイントナシ。
運賃リストはコチラ。
ANA国内線利用運賃一覧表│ANAマイレージクラブ | ANAマイレージクラブ
「マイル」とは別に、「プレミアムポイント」の結果がでる。
「プレミアムポイント」は「ANAプレミアムメンバーステイタス」に関わるモノ。
マイルとは関係ないので、いったんスルーする。
出力された結果マイルは「片道分」。
往復する場合は、2倍にして考えるコト。
例えば羽田→沖縄の場合。
片道492マイル→往復で984マイル。
※ANAカードを持っていない場合
ANAカード(クレジットカード)を持っていると、次の分だけボーナスマイルがもらえる。
カード種別 | 倍率 | ボーナスマイル (羽田-沖縄/往復分) |
---|---|---|
一般カード | 10% | 98マイル |
ワイドカード | 10% | 98マイル |
ゴールドカード | 25% | 246マイル |
※984マイル+上記のボーナスマイル
ANAカードとボーナスマイルの関係は、以下を参照。
フライトで貯める | ANAカードで貯める | マイルを貯める | ANAマイレージクラブ
そんな感じで。
50%?包括旅行DP割引運賃?
さて。
「50%」というのは、マイル計算で基本となる「区間マイル」のことを言ってるっすね。
「ANAじゃらんパック」は、「区間マイル」が50%。
↑のHPのシュミレーションでは「運賃8」にすることで、すでに50%で計算されている。
50%は一番低い倍率で、ツアー料金で飛行機に乗ると適用される。
「ANAじゃらんパック」や、楽天の「ANA楽パック」、ANA公式の「旅作」は、全てツアー料金的な扱い。
ツアー料金だと、飛行機にも安く乗れるので、付与マイルも少ない、と。
厳密には、「ANAじゃらんパック」は
包括旅行DP割引運賃(Kクラス)
という運賃すね。
「DP」=「ダイナミック・パッケージ」の略。
自分が最近、「ANAじゃらんパック」で金沢(小松空港)に行った際の記録↓
なお、区間マイル(ボーナスマイルを除く)の、簡単な早見表はコチラ。
マイレージチャート | ANA国内線 | マイルを貯める | ANAマイレージクラブ
「発着地」(出発空港)を選んで、「50%」の列をチェック。
ただし、これは片道分のマイルなので、往復分のマイルを知りたい場合は2倍する。
参考まで、「区間マイル」の詳細についてはコチラ。
マイル計算時の「TPM」=「区間基本マイル」(区間基本マイレージ)とは何か – やじり鳥
「ANAじゃらんパック」で「プレミアムクラス」にして獲得マイルを増やす
「じゃらんパック」にしつつ、もう少し獲得マイルを増やせないか?
選択肢として、「プレミアムクラス」にアップグレードするというのがある。
「プレミアムクラス」は、料金がちょっと高いが獲得マイルも多い。
プレミアムクラス ~シート~|Service & Info[国内線]|ANA
また、豪華なお弁当がでたり、専用の有料ラウンジにタダで入ることができる。
席も広く、かなり楽に過ごせる。
しかし。
「ANAじゃらんパック」の購入時点では、「プレミアムクラス」は選択できない。
普通席のみ。
飛行機に乗る当日、「プレミアムクラス」に空きがあれば、空港のANAカウンターでアップグレードすることができる。
※ネットではできない
ANAじゃらんパックでは、「プレミアムクラス」の予約は可能ですか?
ANAじゃらんパックでは、設定いたしておりません。
なお、ご搭乗当日プレミアムクラスに空席があった場合は、追加料金を空港カウンターにてご精算のうえ、ご利用いただくことが可能です。
当日UG(アップグレード)については、コチラも参照。
ANA「プレミアムクラス」の当日アップグレード。空席待ち優先順位や、カウンター開始時間など。 – やじり鳥
注意点。
「プレミアムクラス」がない路線もあるので、自分が乗る飛行機と同じのを、ANAのHPで検索してみる。
ちゃんと「プレミアムクラス」があるか、確認。
さて。
この「当日アップグレード」に必要な料金は?
8250円(片道につき)。
片道ずつの手続きなので、両方アップグレードするかは自分次第。
どちらかというと、実際はやりたくても「空きがあるか」次第なんだけど。
アップグレードして、増える獲得マイルは?
+50%。
※料金のお支払いによってプレミアムクラスにアップグレードした場合、もともとご購入いただいている運賃に、一律プラス50%が積算されます。
例)旅割の場合→75%+50%=区間基本マイレージ゙の125%
積算条件 | ANA国内線 | マイルを貯める | ANAマイレージクラブ
「ANAじゃらんパック」は元々が「区間マイルの50%」なので、「プレミアムクラス」にした場合は「100%」になる。
つまり、2倍。
※羽田-沖縄の場合
「ANAじゃらんパック」(往復) | 984マイル |
「ANAじゃらんパック」(往復)×当日UG(往復) | 1968マイル |
※ボーナスマイルを除く
マイル単価は17円。
正直、マイル獲得のためにやるほどではない。
微妙。
ただし、「プレミアムクラス」に乗ってみたい場合は、別にマイル単価とか、気にするコトないかと思います。
まぁそーゆー場合は、「ANAじゃらんパック」でなく、「プレミアム旅割28」も選択肢に入るかもしれない。
28日以上前の予約で、「プレミアムクラス」がちょっと安い、という。
プレミアム旅割28 | 運賃のご利用条件 [国内線] | ご予約/旅の計画 | 国内線航空券予約・空席照会 | ANA
※この場合はANAのHPから自分で検索
そんな感じすかね。
「じゃらんパック」と「旅割75」はどっちが良いか?
あと、話が長くなってアレだが、「じゃらんパック」とか「楽パック」のようなツアーが安いとは限らない。
75日以上前の予約なら、以下のANA航空券を自分で買って、ホテルも自分で用意するのもアリかな、と。
ANA「旅割75」はSFC修行に使えるか?羽田-荻・石見は83%割引の6,500円。 – やじり鳥
「旅割」というのは、ANA国内線の早期予約の割引運賃。
安い国内線チケットの選択肢は、基本的に「旅割」になる。
最も安い75日以前の予約は「旅割75」、その次に安い60日以前の予約は「旅割60」、etc。
激安ツアーじゃない限り、大抵は「旅割75」が安い感じかな。
ただし、ANA公式HPで購入する「旅割75」は、値引き手段がない。
「ANAじゃらんパック」だと、クーポンとか使えるので、そこら辺のとの兼ね合いなんすかね。
「旅割75」など、旅割系のマイル計算は基本的に75%(運賃種別7)。
ツアーだと50%なんで、違いは25%分。
まぁ国内線だと距離が短いので、25%くらいなら、マイルより価格の方が重要かなぁ。
そのほか、「ANAじゃらんパック」の予約方法(宿をフリーにするとか、座席指定)はコチラ。
SFC修行的な観点
「ANAじゃらんパック」はSFC修行で使えるか?
まぁ、おまけにて。
自分の場合、なるべく色んな乗り方でPP貯めたいな、と思ってやりました。
ただ、羽田/小松なので微々たるモノです。
422PP。
HND/OKAの場合は?
1968PP。
運賃種別 | クラス倍率 |
---|---|
プレミアム旅割28 | 125% |
海外乗継割引スペシャル | 100% |
ANAじゃらんパック | 50% |
当日UGした場合は「+50%」なので、やはり乗継SP(100%→150%)が素敵ですね。
あと、当日UGの失敗リスクを考えると、安定の「プレミアム旅割28」(125%)。
うーむ。
でも、「あとちょっとなのに!」ってシーンでは、じゃらんのクーポンを使ってどっか行くのも、ありかもしれません。
その場合、当日UGはSKYコインが使えないので注意。
自腹で支払いが必要っすね。
一方、「プレミアムクラス設定アリ」のツアーはどうか?
「じゃらん」だと選択不可なんだけど、ANAスカイホリデーとか、JTBとか、そーゆーの。
ちょっとチェックした感じだと、「プレミアム旅割28」を基準にすると、ちょっと割高になってた。
その代わり、ツアーだと通常より早めに予約可能になるので、空席は抑えやすい。
そーゆー意味では、お金は気にせず、繁忙期のプレミアムクラスが絶対にとりたいってことなら、選択肢としてありなのかな、と。
そんな感じで。