GWに旅先で読んだ「ジョン・ハート」、蕪村「恋しぐれ」など

GWに旅先で読んだ本について。

久しぶりに、たくさん読んだので、なんとなく。

徒然と。


今年は旅先で「ジョン・ハート」の本を読んだ。

普段全く読まないジャンル。ミステリ。


なんで買ったのか覚えてない。

iPadのkoboに入ってた。


本の新刊チェックとかしないんだけど、ハヤカワ本だけはたまーにチェックしてる。

SF本が目当てで。

それで、いつか何かが引っかかって、買い置きしたんだろうな。

ミステリ。


ジョン・ハートは何冊も出てるんだけど、koboに入ってたのは「アイアン・ハウス」。

「犯罪組織」を抜けようとする男の話。


アイアン・ハウス (上)

アイアン・ハウス (上)

  • 作者:ジョン ハート,東野 さやか
  • 発売日: 2013/06/11
  • メディア: Kindle版


いやー、面白かったですね。

これが。

アクションありのハードボイルドだったからかな。


あまりに面白かった。

なので、続けざまにジョンハート本を買うことになった。

GWは結局、4本、6冊、ジョン・ハートまみれ。


しかし。

全部読んでから振り返るに、「アイアン・ハウス」はジョン・ハート本の中でも、ちょっとイレギュラーな作風だったんだな、と。

「アイアンハウス」以外は、アクションが少ない。

「アイアンハウス」は一番新しい作品なので、今後はどうか分からないけど。


まぁ、思ってたのとは違ったが。

どれも面白かった。


「アイアンハウス」の次に楽しめたのは、「ラスト・チャイルド」かな?


妹を誘拐された少年が、犯人捜しをする話。

ダークファンタジー色というか、叙情っ気がうっすらあって、登場人物では「グリーン・マイル」を思い出した。


ラスト・チャイルド 上

ラスト・チャイルド 上

  • 作者:ジョン ハート,東野 さやか
  • 発売日: 2013/04/26
  • メディア: Kindle版


「キングの死」。

デビュー作らしい。

濡れ衣をかぶれられた弁護士の話。

これは良いハードボイルド。

よくよく考えたら、これがデビュー作ってスゴイよな、と。


キングの死

キングの死

  • 作者:ジョン ハート,東野 さやか
  • 発売日: 2013/01/25
  • メディア: Kindle版

「川は静かに流れ」。

内容を覚えてないな。

あんま印象にない。


川は静かに流れ

川は静かに流れ

  • 作者:ジョン ハート,東野 さやか
  • 発売日: 2013/02/28
  • メディア: Kindle版


んー。


そういえば、去年のGWあたりは、どうだったかな?


去年のGWはSFC修行の真っ最中だった。

懐かしい。


あの時は「蕪村句集 現代語訳付き」を読んでたな。

主に飛行機の中で。


蕪村句集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

蕪村句集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

  • 作者:与謝 蕪村
  • 発売日: 2014/02/13
  • メディア: Kindle版


いくら蕪村といえど。

千句も入ってると、なんというか。

どれもこれもが、目が覚めるような名句ばかりじゃない、というか。


まぁ、読んでると眠くなるのが、ちょうど良かったな。

飛行機で、よく眠れた。


ただ、稀に「お、これは」と思う句とか出てきて。

例えば、蕪村に糞を詠んだ句があるとか、知らなかった、とか。


蕪村と言えば、去年読んだ「恋しぐれ」がバツグンに面白かった。


恋しぐれ

恋しぐれ

  • 作者:葉室 麟
  • 発売日: 2013/12/13
  • メディア: Kindle版


年老いた蕪村の、恋の物語。

俳句を添えて。

という体裁。


蕪村をこういう風に書いた本は初めて読んだ。

衝撃だったな。


メチャクチャ良本だったと思うが、売れたんだろうか。

どうだろうな。

なんかの賞にノミネートはされてたところまでは知ってるが。。。


今年は蕪村展とかあったし(行けなかったけど)、近年は蕪村本が増えてきた気がする。

なんか流行ってるんだろうか。

俳句界の流行とか全然知らないけど。


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