ニューヨークのソウルフード「ホットドッグ」スタンドを食べ歩く。「Gray's Papaya」と「ネイサンズ」が美味かった。

ソウルフードのホットドッグ

「ホットドッグ」は、ニューヨークで生まれた。

19世紀後半、ドイツからの移民達が、熱々のソーセージを手で持てるよう、パンに挟んで街角で売った。
ホットドッグ – Wikipedia


Hot dog – Wikipedia

その後、コニーアイランドの「ネイサンズ」(の創設者が働いていた店)によって、アメリカ全体に広がったらしい。
ちなみに「ネイサンズ」は日本にも一度進出したが、2008年に撤退済み。
ネイサンズ – Wikipedia

現在、アメリカでは一人年間で60本のホットドッグを消費するという。
つまり、週1以上で食ってる。
まさしく、ニューヨークのソウルフード。
※ちなみに一義的な意味でのソウルフードはハーレムにある

ニューヨークに行ってみると、いたるところで屋台がホットドッグを売っていた。
その、屋台の数!!

今回、限られた日程ではあったが、口コミサイトを参考に、美味そうな店にできるだけ行ってみることに。
それも、日本における牛丼の、吉野家・松屋・なか卯を食べ比べるイメージで、チェーン店の屋台・スタンドが中心。

とはいえ、4店しか行ってないんだけど・・・。

しかし、今後行く時のために、行った店についてメモっておく。

オーソドックスな屋台

まず一番オーソドックスに、公園の屋台で売っているホットドッグを試してみた。
いわゆる「ホットドッグ専門店」ではない、普通の屋台。

場所は「バッテリーパーク」。
ここは、「自由の女神」を見るために乗るフェリー(スタチュー クルーズ)が発着する。

値段は3ドル。
マスタードを入れるか聞かれたので、お願いした。

味は、普通。
見た目通りの、ホットドッグ。

「日本で食べるのと、あまり変わらないんだな」と思った。

Nathan’s(ネイサンズ)

ホットドッグの始祖、「ネイサンズ」の屋台。
その歴史は、1916年のコニーアイランドに遡る。

Nathan’s Famous
Nathan’s Famous – Wikipedia

ホットドッグの早食い競争の大会を催しているのも、このネイサンズ。
あの、日本人も参加して、たまにニュースになる大会。

ネイサンズの屋台も、そこそこ見かけた。
メニューは、ホットドッグ3.5ドル、チーズドッグが4.25ドル。

チーズドッグでお願いします。

屋台で買うと、ネイサンズの紙箱にいれてくれた。
誇らしげに「THIS IS THE ORIGINAL」と書いてある。

値段がちょっと高いだけあって、ソーセージが立派!
そしてサイズ感も、他よりちょっと大きいかな。

早速、食べてみる。

粗挽きビーフ感あふれる、味の濃ゆいソーセージたん。
うめぇ。

そして、なんでしょう、、、
この、とろっとろな、チェダーチーズ。

んまい。
うまいのです。。。

なんとなく、全体的にギルティ(カロリー的に有罪)な感じがしますが、、、
大丈夫。

ここはアメリカ。
コーラを一口飲めば、すっきり爽やかな締めくくり。

いやぁ。
美味かった。

ソーセージは、ここが一番うまかったなぁ。
サイズ感もあるし、「これぞホットドッグ」って感じだった。

本場で食べた感、ある。

ネイサンズについては、コニーアイランドの本店にも行って食べてきたんだけど、その話はまた今度。

Gray’s Papaya

今回食べた中で、最もおいしかったホットドッグ。
「Gray’s Papaya」。
Gray’s Papaya – トリップアドバイザー
Gray’s Papaya – Wikipedia

場所は、ブロードウェイ。
24時間営業。
Google Maps

「Gray’s Papaya」は「安くて美味い」ことで有名なチェーン店らしいが、現在ではここがニューヨークに残る最後の1店の模様。
There’s Now Only One Gray’s Papaya Left In New York City – Gothamist

店に入ってみる。

メニューをみると、ホットドッグが1つ2.5ドル。
ホットドッグ2つとドリンクのセットで、6ドル。
(5ドルだったかも?)

トッピングは、ザワークラウトやオニオンは、無料。
チーズやレリッシュは、有料(10セント)。

オニオンとチーズをお願いした。
飲み物は、コーラで。

ちなみに、店名の由来になったパパイヤ(Papaya)ジュースなど、ドリンクも充実していた。

店内には立って食べるテーブルが数人分あったので、そのままイートイン。
ブロードウェイの通りを眺めながら、モグモグといただく。

深夜だったので、店内には自分の他に観光客が二人いる程度であった。

このパン、サクサクで美味かったなぁ。
この乾燥して笑、ひび割れた感じ?
口に入れた瞬間からホロホロと崩れて、とろけるチーズにマッチするんだなぁ、これが。

やがて、そこに・・・
ソーセージの肉汁が、加わる。

最後は、コーラで喉の奥に流し込む。

んまい。
軽やかに2ついけちゃう、やや小さめのサイズ感。

ただ、他の人のレビューをみてると、「乾燥したロールパンが出てきてヒドイ」って言う人が多い模様。
個人的には、しっとりしたパンより、こっちのスカスカ&ホロホロなパンの方が、チープなスナック感があって、絶妙だったけどね。。。

Chelsea Papaya

チェルシーの「Chelsea Papaya」。
24時間営業。
Google Maps

ここでも、ホットドッグ2個+ドリンクのセットを頼んだ。
6.5ドル。

そのまま、立って食べる席(数人分)で、イートイン。

普通に美味い。
上記2つに比べると、そこまで特徴なかったけど、ホットドッグ・スタンドの平均的な味?という感じで、美味かった。

PAPAYA DOG

「PAPAYA DOG」は、マンハッタン内にもいくつかある。

自分が行ったのは、エンパイアステートビルの角にある店舗。
Google Maps

メニューは、ホットドッグ=2.5ドル。
ホットドッグ2個とドリンクのセットで、5.99ドル。

テイクアウトして、近くの「Greeley Square」(公園)のテーブルに座って食べた。

アルミで包まれたホットドッグ。
お味の方は・・・

うん。
まぁ。

アルミに包まれてるので、時間が経つと蒸気で「しっとり」してくるという笑
これはこれで、ありかもしれない。

というか、ここが初めてのホットドッグ・スタンド体験で、イマイチ注文の仕方が分かってなかった。
チーズドッグにするなり、なんか具を入れた方が良かったかな。

公園で食うというシチュエーション的には、思い出深い。

まとめ

ニューヨークに行って、「何が食いたいか?」と考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが「ホットドッグ」。
やっぱ、映画のワンシーンで見るような、やっすいホットドッグを買って、立ち食いしてー、っていう。

今回は、少ししか行けなかったが、「Gray’s Papaya」と「ネイサンズ」は美味かった。
もっと具材たっぷりのヤツとか、他のチェーンとか、次の機会があれば色々行ってみたいな、と。

そう思いました。

マドリードのソウルフード「カラマリ・サンド」(イカフライ・サンド)が最高に美味かった

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