早川書房の海外作家SF本が、初めてのセール。
しかも半額(一部は20-40%割引)。
公式サイトはコチラ。
初の電子書籍版「海外SFセール」開催!
初の電子書籍版「海外SFセール」開催!
各電子書籍書店で「海外SF作品」を対象にした大規模なセールがはじまりました。期間は本日11月10日から11月20日の予定で、対象作品は280点以上。
今年の4月に初めて「国内作家のSF」をセールしていたが、海外作家SFは今回が初。
早川がセールが少ないので、まとめ買いのチャンス到来。
当方、大歓喜。
Go , Go , Go !!
Move , Move , Move !!
ゴー ゴー ゴー !!
ムー ムー ムー !!
まずは、なんと言っても「紙の動物園」(ケン リュウ)。
母親の子供に対する愛を描いた作品で、特にSFっぽくもなく読みやすい短編。
「ヒューゴー賞」「ネビュラ賞」「世界幻想文学大賞」を総なめにした名作。
同じく?「母の愛」を描きつつ、もうちょいSF色が濃い名作が・・・
「あなたの人生の物語」(テッド チャン)。
こちらも短編集で、読みやすい。
今年の5月に公開された映画「メッセージ」の原作。
映画の原作になった短編は、表題作「あなたの人生の物語」。
それ以外の短編もネビュラ賞・ヒューゴー賞など受賞しており、すごく面白かったです。
映像関連で言うと、米ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作「氷と炎の歌シリーズ」(ジョージ R R マーティン)。
当方、ここ数年は「ゲーム・オブ・スローンズの続きをみるため」だけに生きている。
唯一の楽しみである。
- 原作「氷と炎の歌」シリーズは、全世界で6000万部のベストセラー
- しかしTVドラマの人気がありすぎて、遂に原作の展開を追い抜いた
- 第六章からは原作なしの未体験ゾーン(原作者も脚本に協力)
- ドラマ1話(60分)にかける費用は、およそ6.5億円
ドラマに追い抜かれてしまった原作だが、正確に言うと原作の方が話が進んでいる箇所もある。
原作を読むと背景がよく理解できるほか、微妙に原作にしか書かれていないこともある。
原作も、おもしろいっス!!
ちなみに「氷と炎の歌」シリーズは、順番的には↓
- 七王国の玉座
- 王狼たちの戦旗
- 剣嵐の大地
- 乱鴉の饗宴
- 竜との舞踏
割引対象はSFだけかな?と思ったけど、これも全部安くなってました。
そして、現在続編「ブレードランナー 2049」が映画上映中の、SF映画の金字塔「ブレードランナー」。
原作は、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(フィリップ・K・ディック)。
名作中の名作ですね。
ディックは当方、最も好きな作家なの1人。
紙本を全部捨てる決意をして以来、電子書籍で集め直してます・・・。
(フィリップ・K・ディックについては、村上春樹が昔こう言っていた。
フォークナーとフィリップ・K・ディックの小説は神経がある種のくたびれかたをしているときに読むと、とても上手く理解できる。
僕はそういう時期がくると、必ずどちらかの小説を読むことにしている。
それ以外の時期にはまず読まない。
当方は常時「神経がくたびれている」ので、いつ読んでも面白いです(笑
またフィリップ・K・ディックと言えば・・・
「高い城の男」がAmazon限定で連続ドラマ化している。
現在はシーズン2まできているが、まぁ、正直微妙かな・・・。
個人的には。
原作の「高い城の男」は、名作なんですけどね・・・。
あと映像関連でいうと、「火星の人」(アンディ ウィアー)でしょうか。
火星に取り残されて、サバイバルする話。
「オデッセイ」というタイトルで映画化された。
映画はメッチャ面白かったですね。
映画『オデッセイ』オフィシャルサイト
原作は読んでないんだけど、評判がいいので読んでみようかな・・・。
それから、ガンダム「モビルスーツ」のモデルとなった「宇宙の戦士」(ロバート A ハインライン)。
これも久々に読みたい。
ハイラインだと、猫も出てくる爽やかなSF小説「夏への扉」の方が、入り方としてはいいかもしれない。
文句なしにオモシロイです。
非SFから入る場合は、こっちの方がオススメ。
あと、個人的に買い直そうと思っているのはクリストファー プリースト。
クリストファー プリーストは「奇術師」が電子書籍化されたら買い直したいんだが、まだ紙本しかないのね・・・。
紙本を売ってしまって電子書籍で買い直すつもりが、なかなか電子書籍化されない作品っていうのが結構あって、ちょっと後悔している。
チャイナ・ミエヴィルなんかもそうだし、イアンマクドナルドとかも・・・。
まぁ「いつかは電子書籍化されるだろう」と、淡い期待で待ちたいと思います・・・。
そんな感じ。