ふるさと納税で各自治体から出ている、還元率50%の旅行券「JTBトラベルギフト」。
「JTBトラベルギフト」は還元率が高く、期限が長く(10年)、用途が広い(行き先を限定せず、ホテル代/飛行機代/JTBツアー代)。
なかなか使い勝手が良い。
そのふるさと納税でゲットできる「JTBトラベルギフト」だが、2018/6/30でいったん終了する模様。
自分が昨年ふるさと納税で利用した奄美市から、JTBトラベルギフトが6/30で終了する旨のメールがきた。
この度は数ある自治体の中から奄美市へご寄附賜り、心より御礼申し上げます。
皆様からご好評いただいておりますお礼の品のひとつである、<JTBトラベルギフト>について重要なお知らせがございます。
<JTBトラベルギフト>は、諸般の事情により、2018年6月30日を以てサイトから、掲載を取り下げることとなりました。
<JTBトラベルギフト>をご希望の方は、お時間の無い中、恐縮ですが、6月30日までにご寄附頂き、所定の方法でお引替くださいますようお願い申し上げます。
「諸般の事情」とは、これ如何に。
とりあえずメールがきたのは、自分が去年使った奄美市だが・・・
ふるさと納税ポータルをチェックしてみると、どの自治体の「JTBトラベルギフト」も6/30が申し込み期限となっていた。
まずは「ふるさとチョイス」(独立系)。
ふるさとチョイス 検索結果
それから「ふるぽ」(JTB系)。
ふるぽ 検索結果
上記2サイトについて、全ての自治体の「JTBトラベルギフト」をチェックしてみたが、いずれも6/30が期限となっていた。
ちなみに「さとふる」「ふるなび」は、JTBトラベルギフトの扱いナシ。
JTBトラベルギフトの在庫がなくなることは、過去にもあった。
例えば今年に関して言うと、2月からJTBトラベルギフトの取扱いがなくなり、3末から少しずつ増えてきた感じ。
2018年のふるさと納税「JTBトラベルギフト」・「るるぶトラベルプラン」の在庫も少しずつ復活 – やじり鳥
そのため6/30に在庫がなくなった後で、再度補充される可能性は一応ある。
ただ、上記のような文面のメールがきたのは初めてなのと、全てのJTBトラベルギフトが6/30期限なのを鑑みて、ちょっと今後の継続を怪しく思った次第。
また、総務省の「3割指導」の件もある。
もともと去年の4月に、総務省から各自治体に「ふるさと納税」の返礼品を寄付金の3割以下に抑制するよう要請があった。
その後、例えば旅行関係でいうと「Yahooトラベルクーポン」の扱いをやめる自治体がでるなど多少の影響があったものの、基本的に大きな変化はなかった。
自治体によって反応が様々だったという形。
しかし今年の4月に再度、総務省から各自治体に要請が入った。
(pdf)ふるさと納税に係る返礼品の送付等についての総務大臣通知
依然として、一部の団体において、返礼割合が高い返礼品をはじめとして、ふるさと納税の趣旨に反するような返礼品が送付されている状況が見受けられます。
仮にこのような状況が続けば、ふるさと納税制度全体に対する国民の信頼を損なうこととなります。
今後、制度を健全に発展させていくためにも、特に、返礼割合が3割を超えるものを返礼品としている団体においては、各地方団体が見直しを進めている状況の下で、他の地方団体に対して好ましくない影響を及ぼすことから、責任と良識のある対応を徹底するようお願いします。
「責任と良識のある対応」とは、これ如何に。
ふるさと納税に対する「国民の信頼」とは、これ如何に。
それはともかく、いわゆる「3割指導」の締め付けは厳しくなっている模様。
JTBトラベルギフトが6/30に終了し、その後どうなるかは不明。
50%還元で再度補充されて平常運転するかもしれないし、30%還元になって復活するかもしれない。
そこら辺は、分かりま千円。
亀は万円。
いずれにしろ、6/30の日付はちょっと意識しておいた方が良いんじゃないかと思った次第。
ちなみに、同様に旅行に使える「るるぶトラベルプラン」については、代表的な曽爾村(65%)が7/31までとなっていた。
こちらは6/30以降も一応続くらしい。
また、近畿日本ツーリストの「ツーリスト旅行券」も、今のところ大丈夫そう。
(そこまで詳しくはチェックしてないけど)
そんな感じ。