燃油代(サーチャージ)が8月購入分から値上げで「Zone D」へ、北米・欧州は7000円増。

燃油代が8月購入分から値上げ

ANA/JALが2018年8月購入分からの、燃油代の値上げを発表した。

2018/8/1からの発券分に適用される。

ANA 燃油特別付加運賃

JAL 燃油特別付加運賃

※HP上での記載料金は「片道分」なので注意

現在は、JAL燃油代の価格テーブル上で「ゾーンC」。

それが1段階あがって「ゾーンD」に突入する。

値上げ後の燃油代は、欧州・北米の往復で2.8万円となる。

(値上げ前は2.1万円)

燃油代
ケロシン価格連動→
ゾーン A
6,000円以上
7,000円未満
ゾーン B
7,000円以上
8,000円未満
ゾーン C
8,000円以上
9,000円未満
ゾーン D
9,000円以上
10,000円未満
ゾーン E
10,000円以上
11,000円未満
韓国・極東ロシア 200円
(往復400円)
300円
(往復600円)
500円
(往復1000円)
1,000円
(往復2000円)
1,500円
(往復3000円)
中国・台湾・香港 500円
(往復1000円)
1,500円
(往復3000円)
2,500円
(往復5000円)
3,500円
(往復7000円)
4,500円
(往復9000円)
グアム・フィリピン
パラオ・ベトナム
1,000円
(往復2000円)
2,000円
(往復4000円)
3,000円
(往復6000円)
4,000円
(往復8000円)
5,000円
(往復10000円)
タイ・シンガポール
マレーシア
1,500円
(往復3000円)
3,000円
(往復6000円)
4,500円
(往復9000円)
6,500円
(往復13000円)
8,500円
(往復17000円)
インドネシア・インド
スリランカ・ハワイ
2,000円
(往復4000円)
4,000円
(往復8000円)
6,000円
(往復12000円)
8,500円
(往復17000円)
11,000円
(往復22000円)
北米(ハワイ除く)・欧州
中東・オセアニア
3,500円
(往復7000円)
7,000円
(往復14000円)
10,500円
(往復21000円)
14,000円
(往復28000円)
17,500円
(往復35000円)

※「ゾーン」はJALの呼称だが、どうせテーブルがANA/JAL同じなので

ANAもJALも、シンガポールケロシン市況価格の2カ月平均に連動して燃油代を決定しており、価格テーブルは同じ。

なお、燃油代が(明示的に)値上がりするのは、国際線のみ。

国内線については燃油代がチケット代に含まれており、内訳は明示されていない。

とはいえ国内線も燃油を使って飛んでいるので、季節ごとのチケット代改定の中で「ふわっ」と料金の中に反映されているものと思われる。

「ふわっ」と。

知らないけど。


なおANA/JALとも、特典航空券を発券する場合には別途燃油代が必要。

運賃分はマイルで無料になるが、燃油代は現金で払う必要がある。

そのため、もし特典航空券を発券する予定がある場合、8/1より前に発券した方がちょっぴり安くすむ。


燃油代の推移(2013年~2018年)

2017年の10月、12月と立て続けて値上げしたあと、ゾーンC時代が続いていた。

しかし遂にその均衡がやぶれ、8月からゾーンDに突入。

ゾーンDになるのは、2015年4月以来のこととなる。

※料金は全て往復分

詳細は、「燃油サーチャージ価格と推移」を参照。


ちと、高いっすなぁ。。。

なお、燃油代が高くなるのは「2018/8発券分」から。

8月までなら、現行の燃油代でチケットを購入できる。

ただ8月以前に購入したチケットでも、8月以降に「変更」をすると「燃油代」も変更となる。

2017年11月16日(木)に実施した、旅客サービスシステムの刷新について – JAL国際線

航空券には、旅行開始日に適用される購入時に有効な運賃・料金が適用されます。

航空券購入後に運賃・料金の値上げ、値下げがあった場合、航空券変更時に適用となる運賃および燃油特別付加運賃/航空保険特別料金が変わります。



そんな感じ。

燃油代が0円になって、航空券は本当に安くなったか?「運賃」値上げとの関係をチェック。

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