Peachが機内持込手荷物の重量制限を10kgから7kgに変更、LCCは7kg統一が進む

Peachが機内持込手荷物の重量制限を、10kgから7kgに変更する。

変更は2018/10から、ニュースリリースはこちら。

機内持込手荷物条件ならびに受託手荷物料金改定のお知らせ(2018年10月28日搭乗分より) | Peach Aviation

2018年10月28日(日)のご搭乗より機内混雑緩和とそれに伴う定時性の向上を目的に、機内持込手荷物の条件を下記の通り改定いたします。

これは、飛行機の搭乗時に自分で機内に持ち込む荷物の話。

重さやサイズの制限を超えた荷物については持ち込むことができず、預け荷物にする必要がある。

LCCでは預け荷物が有料なのが一般的のため、なるべくなら荷物を機内に持ち込みたいところ。

しかし機内持込手荷物の重量・サイズ制限は意外と厳しく、規定をオーバーすると超過料金を支払う必要があるなど注意が必要。

PeachはLCCの中でも重量・サイズ制限が緩かったが、今回の7kg変更も含めると他社LCCと変わらない印象になってきた。

航空会社 H(cm) W(cm) D(cm) 重量(kg)
Peach 56
50
36
40
23
25
7
ジェットスター 56 36 23 7
バニラ・エア 55 40 25 7
香港エクスプレス 56 36 23 7
エア・アジア 56 36 23 7
タイガーエア台湾 54 38 23 10
春秋航空 56 36 23 5

※2014/11/30修正 ジェットスターは2014/12以降10kg→7kgへ

※2017/08/09修正 バニラエアは2017/7以降 56x36x23,10kg→55x40x25,7kgへ

※2017/08/09修正 春秋航空は40x30x20→3辺合計115cm(例:56x36x23)

※2018/07/26修正 Peachは10kg→7kg、55x40x25→3辺合計115cm(例:50x40x25)

LCCは、だいたい7kg制限のようだ。

ちなみにANA・JALは10kgなので、それに比べると3kg少ない。

ただし通常スーツケースの重さは2~3kg。

軽さをウリにした高額なスーツケースで1.9kgとかなので、3kgくらいのスーツ-ケースも多いのでは。

そのため実際に荷物の重さとして使えるのは、LCC(7kg)=4kg、ANA/JAL(10kg)=7kg。

LCCは、感覚的にANA/JALの半分+αくらいしか中身の重量に使えない。


機内持込手荷物が7kgになると何が起きるかというと、空港カウンターで重さをチェックされた際に規定オーバーが発覚し、超過料金を支払う人が続出する。

重さをチェックされるかどうかは航空会社の運用次第だが、近年だとジェットスターなんかは厳しいことで有名。

そこら辺の模様は、Twitterなどでみることができる。

ジェットスター 超過 – Twitter検索

「機内持込荷物」の闇は深い。ジェットスターで荷物重量オーバーの超過料金が大量発生?


今後、Peachが重量制限をどの程度厳格にチェックするか分からないが・・・

久々に乗る際には注意が必要そうだな、と。

今回10kg→7kgに変更する理由としては、「機内混雑緩和が目的」とある。

搭乗後に手荷物を棚に入れる際に、「スペースが空いてない」とかでもたついて、全体的に搭乗完了が遅れるのを防ぐためだろう。

サイズはともかく「重さ」ってソレに関係するか?と思ったが、まぁ重いと棚に荷物をあげる動作が遅くなるとか、そういうことだろうか(笑

分かんないけど。


そんな感じ。

LCCや100席未満の「機内持込」可能サイズ制限と、適合サイズのスーツケース一覧

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