ノイズキャンセル・イヤホンBOSE「QuietComfort 20」を有償修理、新品の新モデルに交換してもらった

最強のノイズキャンセル「QuietComfort 20」

イヤホンは、BOSE「QuietComfort 20」を使っている。

ノイズキャンセリング・イヤホンである。
やっぱりノイズキャンセル性能は、BOSEが圧倒的だ。

特に飛行機や電車に乗るときは、重宝する。
音楽を聴かず、ノイズキャンセルだけONにすることも多いので、利用シーンはかなり広い。

「QuietComfort 20」の特徴は「アクティブ・ノイズキャンセリング」というヤツで、イヤホンの中に超小型のマイクが入っている。
周囲の騒音・ノイズを拾うために、マイクが入っているんだな。

その拾った騒音・ノイズを逆位相の音を計算・出力することで、音を打ち消す
イヤホンから流れる音楽は聞こえてくるが、外のノイズはピタッと消える。

飛行機や電車で聞こえてくる車両のガタコトとした音や、風をきる音。
冷蔵庫やクーラーの「ブーン」という動作音。
そうしたノイズが消える。

一方で、人の声の帯域は打ち消さないように出来ている。
アナウンスや、人に話しかけられた場合は、ちゃんと聞こえる。

今回は、以前から使っていた「QuietComfort 20」が断線して音が途切れるようになったので、有償で新品交換してもらった形。

「どうせなら新製品に買い換えようかな?」と、家電屋でソニーなどのノイズキャンセル・イヤホンも試してみたが・・・
やっぱりインナーイヤー型のイヤホンだと、BOSEのノイズキャンセル性能が圧倒していた。

素人でも分かるレベル。

そのため、引き続き「QuietComfort 20」を使うことにしたというワケ。

「QuietComfort 20」(2015年以降モデル)

「QuietComfort 20」は、2015年6月にマイナー・チェンジしている。
型番は変っていないが、細部が少しだけ変った。
ボーズのNCイヤフォン「QC 20」、カラー&リモコン変更の新モデルに

自分が購入したのは2014年で、古い方のモデル。
そのため修理に持ち込んだところ、そのニューモデルと新品交換となった。

外装の箱は、あんま変ってない。

イヤホンケーブルが新色になった。
黒か白を基調に、青を使ったツートンカラー。

耳にはめ込む「StayHear+チップ」は、サイズ違いも付属する。
S/M/Lの3サイズで、購入時に最初から装着されているのはMサイズ。

この「StayHear+チップ」の装着感は、最高だ。
ピタッとついて落ちたりせず、耳への圧迫感もない。

イヤホン・ケーブルの根元の方には、コントロールボックスが付いている。
薄っぺらい板のような形状。

このコントロール・ボックスが、ノイズキャンセリング機能を持っているんだな。
マイクから拾った外音の逆位相の音を計算し、出力する(外音と打ち消されるので、聞こえはしない)。

そんな複雑なことをやっているからには、電池持ちが気になるところ。
カタログスペックでは、連続再生時間は16時間。
自分の体感でいうと、その2/3~半分くらいかな。

ケーブルのイヤホン側には、リモコンも付いている。

このリモコンが、2015年6月モデルの変更点の目玉ではある。

2015年6月以降モデルの変更点

2015年6月、マイナーチェンジをした「QuietComfort 20」。

型番は変っていないし、性能面も変ってない。
カラーリングや付属品、リモコンがちょっと変ったくらい。

自分は今回が初のニューモデルなので、変更点をチェックした。

まず、付属ケースの生地が、キャンバス地に変更。

手触りがよく、個人的には前より良くなったと思う。
まぁ、ケースは使わないけど。

イヤホンの外装も、少しだけ変った。
あとイヤホンケーブルが新色になったのは、前述の通り。

リモコンは、Android版でも1ボタンから3ボタンに増えた。
3ボタンで、音量やモード変更ができるようになった形。

ちなみに「QuietComfort 20」はiPhone版とAndroid版があり、購入時は注意が必要。

Android版は正確には「Samsung and Android版」で、これは「Samsung製品でしか、3ボタンがちゃんと機能するか検証してません」というモノ。

動作検証を行なっているのは、サムスンのスマートフォンのみ。
他のAndroidスマートフォンと接続した場合は、機能しないリモコンボタンがある可能性があるという。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/704841.htmlhttps://av.watch.impress.co.jp/docs/news/704841.html

Androidの汎用的な入力I/Fに合わせて3ボタンを設計しているが、3ボタンの検証をAndroidの全メーカーでやるのは大変なので、サムスン携帯でしかチェックしてないということだろう。

BOSEは無償交換&有償交換がスゴイ

BOSEの場合、1年以内なら無償で修理や交換をしてくれる。

1年を越えてから壊れても、新品の半額で有償交換してくれる。
これが非常にありがたい。

自分は2014年に購入して、2015年(1年ちょい)で1度修理に出している。
断線の場合、修理に出すと新品交換になるので、定価3万の半額1.5万で新品交換してもらった。

BOSE「QuietComfort20」(ノイズキャンセル・イヤホン)が故障したので、修理に出したら新品交換で15120円だった

1.5万円あれば、他メーカーのノイズキャンセリング・イヤホンが買える。
しかし、BOSEの性能はスゴイので、同じ金額を出すなら「BOSEで有償交換」を選んでしまう。

今回は、2度目の有償交換である。
合計すると、同じイヤホン「QuietComfort 20」に6万円(5年間)を出費した形・・・。

2014年 3万円 (新品購入)
2015年 1.5万円 (有償交換)
2018年 1.5万円 (有償交換/ニューモデルへ)
合計 6万円

なかなか痛い出費だ。

しかし2度目の有償交換は、間が3年空いている。
このペースを続ければ、年単価は下がってくるかもしれない・・・。

今回、修理に持ち込んだところ「同じ製品はもう販売していないので、新製品の方に新品交換でよいですか?」と言われた。
それだけ手厚くサポートしてもらえるなら、今後もずーっと有償交換でいいかな?みたいな(笑

ちなみに有償交換した場合、サポートもその日から1年。
1年間は無償修理・交換の対象となる。

「QuietComfort 20」の壊れやすいポイントは、やはりケーブルの断線。
自分の場合、割と雑に扱うのでケーブルのなかで断線し、音が途切れるようになってしまう。
丁寧に扱えば、もっと持つと思うけど。

「Sleepbuds」との違い

最近、BOSEからは「Sleepbuds」というノイズマスキング・アイテムが出た。
ケーブルレスの、イヤープラグ。

BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS ノイズマスキングイヤープラグ

BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS ノイズマスキングイヤープラグ

  • 発売日: 2018/09/06
  • メディア: エレクトロニクス

これは、音楽はきけない。
内臓のヒーリング・サウンドで「ノイズマスキング」するだけである。
寝る時とかに使うらしい。

「アクティブ・ノイズキャンセリング」でもないので注意。
音を打ち消すのでなく、イヤーチップの遮音性とヒーリング・サウンドで、ノイズを聞こえにくくする。

ノイズキャンセリング機能を不採用の理由は、「サイズと稼働時間」とのこと。

アクティブノイズキャンセルはイヤホン側にマイクともっと高度なプロセッサが必要になり、かつ消費電力も大きい。
電池込みで、サイズと長時間駆動が両立しなかった。
Boseの安眠支援ワイヤレス耳栓「Sleepbuds」ミニレビュー+開発者QA。

ケーブルレスにしたため、「QuietComfort 20」のコントロールボックスに相当する部分がつけられなかったのだろう。
かといって、寝るときに装着するならケーブルレスにしたいだろうから、難しいところだ。

ちなみに自分の場合、飛行機で寝るときは「QuietComfort 20」でノイズキャンセルだけしている。
音楽を流さず、ノイズキャンセル機能だけONにする形。

飛行機の椅子で寝る場合は、そんなに大きな寝返りはうたないので、ケーブルがあっても首に巻き付く危険はないかな?と考えたんだが・・・
まぁベッドや布団で寝る場合は、確かにケーブルがあると微妙だろうな・・・。

逆にいうと、BOSEで「ケーブルレスのノイズキャンセリング・イヤホン」は、当面出ないのかもしれない。

自分はずっとケーブルレスの発売を待っていたので「Sleepbuds」の発売で「遂にきたか!」と思ったんだが・・・
よくよく見ると、音楽はきけないし、ノイズキャンセルでもないし・・・

更にこの記事をみて「ケーブルレスのノイズキャンセルは、当面ないな」と思い、「QuietComfort 20」を新調することにした次第。
※ちなみに「QuietComfort 30」もあるが、ある意味「持ち運び時のサイズ」が大きくなり、自分の選択肢には入らない

そんな感じ。

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tonogata
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