京都嵐山の昼と夜。ライトアップ「花灯路」(12月上旬限定)を少しだけ見てきた。

京都の嵐山でやっている「花灯路」を見に行った。
毎年12月にやっている、ライトアップのイベントだそうです。
京都・嵐山花灯路

嵐山の色んな場所でライトアップをやっていて、夜歩き用の散策マップ(pdf)も用意されている。

でもね。

寒すぎたネ。
夜の嵐山をなめてました。

その日は急に寒くなって、さっさと退散する羽目に。
ちゃんと防寒してくべきだったなぁ!と後悔。

以下、メモにて。

まずは、昼の嵐山。
渡月橋を渡って、天龍寺に向かいます。

しかし、この時期は修学旅行生が多い、多い。
いたるところ、修学旅行生だらけでした。

天龍寺は、嵐山を借景した「曹源池庭園」が有名だそうです。

とりあえず庭の前に座って、ぼんやりと眺める。
なるほど、いい眺めのような気がする。

しかし、なんかこう、イマイチ分からない。
「庭」の意図するところが。何がこの庭のテーマなのか?

とはいえ、その場でスマホ検索するのは「粋」じゃない。
座って待てば、そのうち「自分の感性」で「何らかの結論」を得られるハズ。

そう考えて勘案すること、しばし。
なかなか結論は出ない。

すると、目の前に修学旅行の学生を連れたガイドさんがやってきた。
そして大きな声で、学生達に庭の説明を始めた。

ガイドさんは1クラスにつき1人なんだろう。
入れ替わり立ち替わり、ガイドと学生の一団が庭の前に陣取っては、ガイドさんが演説し、それが済むと次のポイントに移動していく。

当方としては、ガイドさんによる「庭の説明」を繰り返し聞けて、なかなか便利。
ははぁ、あの滝から鯉が登って龍になるところを、この庭は表現しているんだな、と。

しかし、繰り返しガイドさんの講釈をきいているうちに、1つの疑問が生じた。

当方も学生時代の修学旅行では京都に行き、この寺にもきたハズ。
そして「ガイドさんの説明」も、一通り聞いたハズ。

「その時に得た知識は、一体どこにいってしまったんだろう?」

少年時代の知識や心の有り様が、大人になると一体どこへ消えていくのか。
なぜ消えていくのか。

「我々大人は、なにを失ったのか。そして何を得たのか。」

人生における重要な命題の1つです。

だいたい、大人になってから「得たもの」と言えば・・・
プリンのようにタプタプと蓄積された「お腹の内臓脂肪」だけで。。。

そう思った刹那、気がついた。

もしやこの横っ腹のプリンには、、、
「大人になって失った」と思っていた少年時代の知識が、密かに蓄えられているのかもしれない。

文字通りタプタプと揺れる、、、我が内なる「知識の海」。

「天上に輝く夜空の星と、我が内なる知識の海」(by カント)

畳に座って庭を眺めていると、そんなことを閃いてしまう。

京都嵐山、古式所縁ある「庭」とは、かくにも偉大なり。

はい。

思ったより庭は広く、散策して楽しむことができた。

時期が遅かったので、紅葉はほぼ終わってましたが。

庭を通り抜けると、有名な「竹林の道」へ。

なんだか、爽やかな小道でした。
昼は、寒くなかったしね。

そして、夜。
日が暮れてから、再び電車で嵐山駅に向かった。

嵐山駅に到着すると、いきなりライトアップの飾り付けが始まっていた。
こちらは、着物の生地を灯籠にしたてたもので、結構な数が並んでいました。

たくさんの人達が、無心で写真を撮っていました。

あー俺もインスタをやってたら、コレで1000いいね!くらいは、もらえるかもなぁ!と思いました。

実は、今年こそは「インスタ」の使い方を習得しようと思っていたんだが、ついつい先延ばしにしてできなかった。
来年こそは、流行のインスタグラムなるものをやってみたい。
(だいたい、システム的にインスタに「いいね」を付ける機能があるのかも、あやふやでござるが)

しかし、そうこうしているうちに、寒さが身にしみるようになってきた。
寒すぎる。

よく考えたら、こんな山の中。
寒くないワケがない。

とりあえず「竹林の道」ライトアップはみてきたものの・・・

人、多すぎ。。。

寒さも増してきて、「もうダメだ」と思って嵐山駅に引き返す。

すると駅近に、日帰り温泉があった。

共立メンテナンスの、「風風の湯」。
https://www.hotespa.net/spa/fufu/

おっと、こんなところにドーミーイン系列。
ありがたやーと、飛び込みました。

入浴1200円、タオル類のレンタル300円。

風呂はそこそこ広く、露天風呂もあり。
休憩所には、漫画とマッサージチェアが4台。

ぽかぽかに暖まって、なんとか電車でホテルに帰り着くことができました。

いやー、助かった。

今度夜の嵐山に行くことがあれば、ちゃんと防寒していこう。
そう、思いました。

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tonogata
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