震災復興の釜石、線路に刻んだ名前を探す旅


三陸鉄道支援プログラム

2011年の東日本大震災のあと、多くの支援プログラムが募集を受け付けていた。

その中の1つに、セゾンカードによる「三陸鉄道復旧に向けた支援プロジェクト」(2012年)があった。
震災で線路・駅舎を失った三陸鉄道に1人1万円以上の寄付をして、その鉄道復興に役立てるというプログラム。
「三陸鉄道支援プログラム」[第2弾]~枕木に名前を残そう~

新たに設置する線路の枕木には、寄付者の名前を刻印したプレートが設置されるということだった。

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該当の線路復旧作業は2013年に実施され、当方の手元には「支援証明書」が届いた。
その証明書には、復旧前後の写真も添えられていた。

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またその証明書には、自分の名前プレートが設置されたおおよその位置情報も添えられていた。
地図によると陸前高田の北東、大船渡市の盛駅付近にあるとのこと。

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ちょっとヒントが少ない気がするが、しょうがない。
とにかく上記380mの区間のどこかに、あるんだろう。

スタンド・バイ・ミーよろしく線路脇を歩けば、自分の名前を探し出せるかもしれない。

震災から、はや8年。

最近、ようやく岩手に行く機会があったので、ついでにプレートを確認しにいこうと思い立ったワケ。


盛岡に宿をとっていたので、日帰り&電車で行くことにした。
いわてホリデーパス」(2460円)を使い、岩手の北東部をグルッと巡る。
盛岡駅→釜石駅→盛駅★→陸前高田→一ノ関駅→盛岡駅。
※三陸鉄道リアス線区間「釜石-盛」以外はフリーパスを利用


釜石駅 ハンバーガー自販機「928」

JR快速はまゆり1号で盛岡駅から2時間、釜石駅に到着した。

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電車の本数が少ないので、行動可能時間はなかなかシビアな旅程。
釜石駅では、50分間の手持ち時間があった。

ここでの立ち寄りスポットは「FASSION 928(くにや)」
駅から徒歩10分にある洋服店だが、昭和レトロなハンバーガー自販機が置いてあると言うことで有名らしい。

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この建物の震災直後の画像が、写真保存プロジェクトに残っていた。

https://archive-shinsai-photo.west.edge.storage-yahoo.jp/2864.jpg
出典:Yahoo! JAPAN 東日本大震災 写真保存プロジェクト


震災時はこの928ビルも津波が2階まできて、3階に避難したらしい。

2012年6月14日15時~、くにや 928 の社長さんに、店舗二階にてお話を伺いました。
地震の時は避難せず、3階に上がった。
津波の被害は2階まで及んだ。
津波の時はバスの屋根の上で救助を求めている数人などを、避難梯子を投げるなどして助け、避難させることができた。
それでも思ったほど人を助けられなかったと自然に対する人の無力さを感じたそうです。
釜石市 まちの現状と復興


928ビルの裏側に回ると、自販機スペースがある。

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レトロなハンバーガー自販機がある。
「ホシザキハンバーガ自動販売機 HV-100E形」。

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このハンバーガー自販機は、震災後に設置された。

震災復興の釜石盛り上げネタの1つとして設置したところ好評だったので、継続して設置しているらしい。
現在では、復興庁の観光資料にでてくるくらい定着している模様。
復興庁 旅のみちくさ掲示板~釜石市~

自販機をみると、チーズバーガー(200円)が売っていた。

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100円玉の硬貨を2枚投入する。

加熱中を示す、赤いランプの点滅を眺める。

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ゴトンっと音を立てて、ハンバーガーが落ちてきた。

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薄紙に包まれており、触るとアツアツ。
少し冷ましてから、食べる。

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ハンバーグが厚くて、美味い。
ケチャップと、うっすらチーズ。

誰もいない、静まりかえったイートイン・スペース。
もぐもぐと、食べる。


盛駅 枕木プレート捜索

釜石駅から、三陸鉄道リアス線で50分。
盛駅に到着した。

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ここでの滞在時間も短いので、早々に枕木プレートを捜索開始。

しばらく車道を歩いてから、脇見に入って線路に近づいてみる。
すると、線路がBRT車道の向こうにあり、線路に近づけないことが分かった。

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これは、要はバスの専用車線。
震災後、JR大船渡線の気仙沼~盛間はずっと不通だったものを、BRT(バス高速輸送システム)として復活させたものらしい。
大船渡線BRT、三陸鉄道について

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駅に戻って陸橋の上から眺めると、確かに線路とBRT車道が駅に繋がっている。

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そこで線路の反対側に回り込み、枕木プレートの捜索を再開した。

しかし線路は道路より上に位置しており、なかなか道路側から様子を窺えない。

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ようやく道路と線路が隣接する区間にたどりついた。

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道路の縁にたって、枕木をチェックしてみる。

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iPhoneのカメラで、ズーム最大倍率・・・

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・・・。

遠くて文字が読めないでござる。

おー尿!!
(Oh,NO!!)


思い出した。
双眼鏡を持っていこうと思っていたのに、、、

持ってくるのを忘れたでござる!!


ふっ。

こりゃ、次回また再チャレンジだな。

次は双眼鏡を忘れないようにしよう。。。


BRT「奇跡の一本松」停留所

盛駅からは、BRT(バス)で「奇跡の一本松」に向かう。

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BRTって使ったことないような気がするけど、要は普通のバスなのね。
ただし、一部区間は先述のように専用の車道が用意されており、渋滞することなくスムーズに移動する。
(専用車道でない区間もある)

BRT「奇跡の一本松」停留所までは、盛駅から500円。
(JRなので、フリーパス区間)

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バスを降りて、「奇跡の一本松」に向かう。

途中で、大量のクレーン車?をみかけた。

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今は、道の駅なんかも作っている最中の模様。

停留所から500mほど歩くと、奇跡の一本松

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周辺には、壊れたままの建物も残っている。
一本松と対比して眺めると、なかなか思うところのある風景ではあります。


一ノ関駅 「駅そば あべちう」

一本松から再びBRTで気仙沼駅に向かい、気仙沼駅からは電車で一ノ関駅まで。

当日は、朝8時40分の電車に乗り込んでスタート。

一ノ関駅に着いのは、夕方18時頃である。

その間、ハンバーガー(1ヶ)しか食べていない。

というのも、一ノ関駅の駅そばは美味いと評判らしいので、ちょっと我慢して食わずにいたのだった。
生そば あべちう - 一ノ関

空腹に耐えかねて電車を降りる。

すると、シブい佇まいの駅そば「あべちう」を発見。
早速、券売機でメニューを拝見。

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天ぷらそば(400円)と、みそこんにゃく(100円)かな。

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うまいっ。

出汁がいいですね。
染み渡ります・・・。


夜のプラットフォーム。
蕎麦をすすりながら、今日の行程を思い出す。

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うん。

いい旅だったな。

枕木のプレートは、文字を読めなかったけど。

そういうこともある。

BRTに乗ってみたり、自販機バーガー食ったり、楽しかった。

あとは、盛岡駅に戻るだけ。

盛岡に着くのは20時を過ぎるが・・・

我らがドーミーインの、屋上露天風呂が待っている。

帰りなん、いざ・・・


(注)この後、盛岡駅には20時過ぎに到着し、結局「キムチ納豆ラーメン」を美味しくいただきました。思ったより量が多くてキツかったですけど。

ほい。

そんな感じ。