ノートPCのバッテリーの持ちが悪くなったかもしれない。
買った当初より、ちょっと駆動時間が短いような。。。
一度、バッテリーの劣化具合をチェックしてみることにした。
バッテリーの劣化具合をチェックする方法は2つほどある。
フリーソフト「Yuryu’s Battery Information」で簡単チェック
Windows向けのフリーソフトで、バッテリーの
- 設計容量(購入時の容量)
- 現在の容量
を確認することができる。
フル充電しても「設計容量」に届いてなければ、その分バッテリーが「劣化」している。
ダウンロードサイトはコチラ。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se236396.html
このソフトウェアは、パソコンに搭載されているバッテリデバイスの、詳細情報を表示します。
普段知らなかった、バッテリの一面を発見できるかもしれません。
製造メーカー、電圧、設計容量、現在の容量、放電速度など、通常見ることができない情報を取得することができます。
2008年の記事だが、特集サイトも参照。
窓の杜 – 【今日のお気に入り】バッテリー状態を調査「Yuryu’s Bettery Information」
使い方は、ソフトを起動するだけ。
「設計」と「フル」に注目。
設計 | 37500mWh |
フル | 36500mWh |
容量が1000mWh程度、減っているらしい。
3%程度の劣化か。
んー。
たいしたことないな。
Windwos標準機能の「バッテリー寿命レポート」と「電源効率の診断レポート」で詳細チェック
Windows8以降では、Windows標準でバッテリーの診断機能がついた。
まぁ、「診断」というか「バッテリー寿命レポート」の出力機能。
※Windows8以降でないと使えません
詳細は下記を参照。
Windows 8.0/8.1でノートパソコンの詳細なバッテリー利用状況のレポートを取得する:Tech TIPS – @IT
レポートはhtmlで出力されるので、非常に見やすい。
グラフなども含まれる。
「バッテリー寿命レポート」の基本
レポートの出し方は?
まず、「コマンドブロンプト」を起動する。
「cmd」、もしくは「コマンドブロンプト」と入力すると出てくる。
「スタート」ボタン経由の場合は、「ファイル名を指定して実行」で「cmd」と入力すると起動する。
起動したコマンドブロンプトに
powercfg /batteryreport
と入力して、エンターキーを押す。
すると、htmlファイルが作成される。
出力先が表示されるので、そのフォルダにアクセスして「battery-report.html」をダブルクリックして表示。
一番上の方にある、「Installed batteries」(内蔵バッテリー)ですね。
DESIGN CAPACITY(設計容量) | 37,500 mWh |
FULL CHARGE CAPACITY(満充電容量) | 36,750 mWh |
「Yuryu’s Battery Information」で出た結果と同じ、3%程度の劣化の模様。
(内部的には同じAPIを使っていると思うので、結果はまぁ同じになるんだけど)
このレポートは他にも色々入ってます。
過去三日間の電源数位グラフとかみてると、大体何時間使うと、これぐらい減るんだなぁ、というのが分かったり。
今回の「劣化具合を調べる」という趣旨では、「Battery capacity history」の項がおもしろい。
いつ頃からバッテリーが劣化したのか調べる
「バッテリー寿命レポート」の下の方にある、「Battery capacity history」(バッテリー容量のヒストリー)に注目。
驚いたことに、パソコンを買った当初からの履歴が残っていた。
Windowsが勝手に記録しているらしい。
これを見ると、2014/8までは
設計容量 = フル充電容量 = 37,500 mWh
なんですよね。
去年の8月から、ズルズルと劣化していったらしい。
「設計容量」(FULL CHARGE CAPACITY)が少しずつ減っていっている。
うーむ。
俺氏、8月になんかしたっけ?
まぁ、なんにしろ。
購入して半年くらいで、バッテリーが「ほんのちょっとずつ」劣化していったという感じかな。
もっと古いPCで試すと、面白い結果が出るかもしれない。
「電源効率の診断レポート」でボトルネックを探してみる
「バッテリー寿命レポート」を出力した「Powercfg.exe」で、「電源効率の診断レポート」も得ることができる。
60秒ほど待つ必要があるけど、htmlでレポートが出力される。
コマンドブロンプトで以下を入力してエンターキー。
powercfg /energy
ただし、このコマンドは「管理者として実行」じゃないと動かない。
具体的には、コマンドブロンプトを「管理者として実行」で起動すればOKです。
簡単に言うと、コマンドブロンプトのアイコンを右クリックして、「管理者として実行」。
やり方は、以下など参照。
Windows8 – 管理者としてコマンドプロンプトを起動する方法 – PC設定のカルマ
さて。
レポートの方は、長大なhtmlが表示されるワケですが、、、
個人的には、まだ気になる警告がなかったので何とも言えない。
バッテリー周りにトラブルを抱えている場合は、チェックする価値があるかもしれない。
「powercfg」をバッチファイルで起動する
コマンドをすぐ忘れそうなので、バッチファイルにしておいた。
一応さらしておきます。
- 以下の文字列をコピーして、テキストファイルに保存
- 名前は適当、拡張子は「.bat」として保存
- ファイルを右クリックして「管理者として実行」
- レポートHTMLが出力される
と思う。
@echo off echo Windwos8の機能で「バッテリー寿命レポート」を作成します pause echo -------------------------------------- echo レポートHTMLを作成中 powercfg /batteryreport echo 「battery-report.html」出力完了 echo -------------------------------------- echo 続けて、「電源効率の診断レポート」を作成します echo 60秒かかります echo 必要ない場合は、ウィンドウを閉じて終了してください pause powercfg /energy echo 「energy-report.html」出力完了 copy C:WINDOWSsystem32energy-report.html %~p0energy-report.html echo 何かキーを押すと終了します pause > NUL
※batファイル用のテキスト
※ここでは「powercfg_batteryreport.bat」という名前にしている
「管理者として実行」するのを忘れずに。
ノートPCメーカーのバッテリー交換などの参考リンク
以下、いくつか調べた各メーカーのバッテリー交換のリンク先など。
■Sony「VAIO」
- 自分で交換不可、1.5万円での交換依頼のみ
- バッテリーは消耗品のため、ワイド保証の対象外
内蔵バッテリーパック交換サービス | パーソナルコンピューター VAIO® | サポート・お問い合わせ | ソニー
■NEC「LAVIE」
- 自分で交換する場合
NEC Direct > ホーム > 周辺機器 > NEC純正オプション > バッテリパック > バッテリパック
- 交換を依頼する場合
121ware.com > サービス&サポート > バッテリ交換サービス
■富士通「FMV」
- 自分で交換する場合
富士通Q&A – ACアダプタやバッテリの購入方法を教えてください。 – FMVサポート : 富士通パソコン
■東芝「dynabook」
- 自分で交換する場合
http://toshibadirect.jp/c/cpo-batt/
https://www.bousaid.com/tag/Windows