なぜ「食べログ」プレミアム料金は決済方法で価格が違うのか

食べログ「プレミアムサービス」の料金

たまに「食べログ」のプレミアムサービスに入会する。

しばらく使わないかなと思ったら退会するんだが、無料版だとモバイルアプリで「ランキング順」に店舗ソートできないので使い勝手が悪く、たまに有料版を使いたくなるのだ。
やっぱ知らない土地だと「現在地 ラーメン」とか検索して、ふらっと美味いラーメン屋に入りたいんだな。

「食べログの評価って、どうなん?」という話もあるかと思うが、例えばGoogleマップのクチコミもMEO代行業者による隠し味が混入している可能性もあり、やはり複数のクチコミ媒体を横断的にチェックして、勝率を上げにいきたいというワケ。

そんな感じで便利に使っている「食べログ」なんだが、さすがグルメ・クチコミサイトの老舗、ここの有料会員サービスは一味違う。

決済方法でプレミアム・サービスの料金が異なるのだ。

サービス内容は全く同じだが、アプリ内課金(App Store/Google Play)で払うより、クレカで払った方が月に70円もお得。

決済方法月額料金
クレジットカード月額330円
アプリ内課金月額400円
食べログ プレミアムサービス 料金

ただ厳密にいうと、ちょっとした違いはある。

クレカ決済(330円)の方は「毎月1日」の課金固定で、1回分の料金で月またぎの利用はできない。

一方アプリ内課金(400円)は「利用開始日から1ヶ月」での課金のため、例えば月の最終週から翌月1週目あたりまで有料版を使いたい場合は、こっちの方がお得ということになる。

なぜ価格差があるのか

全く同じサービスなのに、なぜ決済種別によって料金が違うのか。

まぁ、手数料の差なんでしょうねぇ。

クレカ決済で店舗側が取られる手数料は、決済代行業者のWEBページなんかをみると、だいたい3~5%程度。

一方でApple「App Store」・Google「Google Play」の手数料は15~30%。
アプリ内課金だと、結構な手数料をとられるのだ。

まぁ、そこは企業側で吸収して、アプリ内課金でもクレカ課金でも同一料金にしてるサービスは、結構あると思うけど。

いずれにせよ「食べログ」の「特定商取引法に基づく表記」においては、「料金」項は以下のような説明になっている。

当社サイト・アプリ上で決済種別ごとに表示する食べログプレミアムサービスの利用額

http://user-help.tabelog.com/legal/

「食べログ」がいくらでサービスを売るかは自由だと思うが、これだけ「決済種別のみ」で価格差があると、後から気付いた人から結構クレームとかきて面倒じゃないかな?とか思っちゃうな。
サポート対応的に。

一方、最近ではApp StoreやGoogle Playの手数料が、部分的に30%から15%に引き下げられるという動きもある。
「売上1億円以下の場合のみ」のような条件がついたりしているので、「食べログ」の場合は適用されなかったりすると思うけど。

アップル、App Storeの手数料率を15%に引き下げ。小規模事業者向け
Google、Androidアプリ手数料を15%にする「Play Media Experience Program」

こういう流れが加速して、アプリ内課金の手数料率がもうちょい下がった方が、決済種別による料金格差もなくなって平和なんだろうなぁと思った。

ほい。

そんな感じ。

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tonogata
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