払い戻しオプション「FareCredit」
LCCのジェットスターが、2020年8月5日から払い戻しオプション「FareCredit」の提供を開始した。
「LCCは払い戻しができない!」というお客さんの声に対応すべく追加されたオプションとのこと。
「FareCredit」は、予約をしておきたいが予定がはっきりしない、LCC はキャンセルすると払い戻しをされない、というお客様の声にお応えする、安心してご予約のできるオプションです。
https://www.jetstar.com/_/media/files/japan-and-korea/japan/news/2020/20200804.pdf?la=ja-jp
ジェットスターで購入できるチケットのうち、料金が高めの運賃クラスは以前から払い戻しが可能だった。
今回の「FareCredit」は、料金が安く、払い戻し不可の運賃クラスに対して、払い戻しをオプション追加できるというもの。
具体的には、以下の運賃クラスで「FareCredit」をオプション追加できる。
- Starter 運賃
- Starter Plus 運賃(ちゃっかりPlus)
「FareCredit」オプションの料金は、1便/1名につき1200円から1850円。
フライトの距離や通常期/ピーク時によって料金が異なる。
1便ごとにオプション料金がかかるので、往復の場合は上記料金の2倍必要。
注意点として、返金されるのは現金ではなく、バウチャーとなる点。
ジェットスターで次回からの予約でつかえるFareCreditバウチャーとなる。
FareCreditはお得か?
先述の通り、料金が高い運賃クラスであれば、もともと払い戻しオプションがついている。
安い運賃クラスにFareCreditだけ追加する場合と、最初から払い戻しが可能な運賃を選択する場合、どっちが得だろうか。
例えば、成田-沖縄区間の場合。
最安の「Starter 運賃」と、払い戻しが可能な「フレックスBiz」の差額は、2500円(1便につき)。
フレックスBiz(1便につき+2500円)では、払い戻しのほか、以下のようなメリットがある。
- 払い戻しが可能
- 手荷物が14kgまで可
- 座席指定が無料
- フライトの変更が可能(変更手数料なし/運賃差額のみ発生)
一方で、この便でStarter 運賃にFareCredit(払い戻しオプション)だけを追加する場合、1便につき+1600円~1850円。
うーん。
座席指定とか手荷物重量を気にしないなら、まぁFareCreditだけ追加するのもアリなのか。
FareCreditバウチャーの制限事項
FareCreditオプションで払い戻しが可能になるが、キャンセルの申し出は「チェックイン受付の開始まで」。
つまり出発の2時間前までにキャンセルする必要がある。
キャンセル理由は問わない。
※事前のオンラインチェックインが完了済みであっても、2時間前までならキャンセルで払い戻し可能
キャンセルをすると24時間以内にEメールでFareCreditバウチャーが送付される。
FareCreditバウチャーの額面は、FareCreditオプション料金を除くチケット代で、それ以外の各種オプション料金(座席指定料金や機内食料金など)を含む。
ただしレンタカーや宿泊代などは含まれない。
FareCreditバウチャーの有効期限は6か月。
(ジェットスタージャパン便の場合)
FareCreditバウチャーは、1回の予約でしか利用できない。
料金がバウチャーの額面未満であっても、差額を2回目の予約で使うことはできないということですね。
FareCreditフライトバウチャー利用規約
これはフレックスBizなどで払い戻す場合の「フライトバウチャー」などと同じ条件で、唯一コロナ対応で配布される「特別対応用フライトバウチャー」だけは額面を消費するまで複数の予約で利用できる。
まぁ、なんというか、そもそも払い戻しが現金でなくバウチャーというのが一番の制限事項になりそうだが、「半年以内に使う必要がある」「1回の予約でしか使えない(高額なバウチャーは、高額な予約でしか使えない)」というのが、大きな制限事項になりそうですね。。。
ちなみに自分が複数人分の予約をとった場合、キャンセルして得られるバウチャーも全員分の料金を含んだ1枚。
なので、次回の予約も同人数レベルでないと、バウチャーを1回で消費できないかもしれない。
ほい。
そんな感じ。