国内最古のハンバーガー店「ほそやのサンド」
仙台の繁華街「国分町」には、国内では最古のハンバーガー店「ほそやのサンド」があり、長年仙台市民に愛されているという。
「ほそやのサンド」が開店したのは1950年。
進駐軍(米軍)で働いていた創業者が当時日本では珍しかったハンバーガーの味に感動し、米軍の人からハンバーガーの作り方を習ってお店を開店したとのこと。
国分町にある店舗は、外観からしてレトロ感あり。

店頭の人形は、「ダンディー君」というらしい。
創業時からあるらしいが、「三頭身のオヤジ人形」というのは、これまた発想がハイカラですな。

メニューは、ハンバーガー(350円)・チーズバーガー(380円)など。
飲み物はコーヒー(350円)やコーラ(300円)。

ハンバーガーのほか、サンドイッチやステーキも提供している。
店内でジャンボバーガー(チーズ)を食べる
店内は狭く、カウンター数席のみ。
レトロ喫茶店のような雰囲気ですね。

今回はチーズ入りのジャンボ・バーガー「ジャンボチーズ」(700円)とコーヒー(350円)を頼みました。
ハンバーガーは注文してから焼くスタイルで、少し時間がかかる。
肉が焼かれる音を聞きながら、待つことしばし。
待っている間にも、ひっきりなしにテイクアウト客がやってきた。
なかなかの人気店の模様。

やってまいりました、「ジャンボバーガー・チーズ」。
そこそこのサイズ感です。

食べてみる。
お肉は牛肉100%、噛むとゴロリと口内で割れて存在感アリ。
パンは薄皮だけサクッとしつつ、生地はふんわり食感の柔らかさ。
自家製ケチャップソース、ちょっと酸味のあり。
こういうバランスのハンバーガーは、いまどきは珍しいかも。
肉の旨味とソースの酸味で「最後まで走りきる」感じの、シンプルなバーガー。
ああ、これは1950年からこういう味なんだろうなぁ、という感触。
うん。
美味いですね。
チーズも効いてました。
今回はジャンボバーガーだけあって、昼飯はコレだけでも十分でした。
テイクアウトして定禅寺通で食べる
「ほそやのサンド」は定禅寺通からスグなので、別日にはテイクアウトして定禅寺通で食うことにした。
定禅寺通は上下分離の二条道路なんだが、道路間がちょっとした公園みたいになっていてベンチもある。
散歩好きの当方としては、そのスペースが昔から何となく好きなんですよね。

テイクアウトでは、お店の紙袋にいれてくれました。
ジョジョ風に「ペリッ」とやりたかったところですが、シールじゃなくてホッチキスで留めてあるスタイル。

商品は、ビニールで個別包装されている。
↓はハンバーガー(350円)とホットドッグ(350円)。

ハンバーガーは、今回は「ジャンボ」でなく普通サイズ。
「ちょっと小さいかな?」と思ったが、お肉もパンも厚みがあり、食い応えがある。

やはり、このゴロッとした肉と、ふんわりパンと、酸味ソースのバランス。
どういう案配か知らないが、いい感じにバランスして懐かしい感じの美味さが、あるんだよなぁ。
ホットドッグも、同じようにバランスした味で、美味かったですね。
ソースの酸味が、いい感じです。

いまどきのチェーン店や、流行のグルメバーガーとは、また違う感じの。
こういうの、いいよね、っていう。
ちなみにテイクアウトにすると、ビニールの中で蒸気がパンの表面を湿らせるので、個人的にはパン薄皮の繊細な「サクっ」感が味わえる店内が、好みだったですよ。
ただ、外のベンチで食うハンバーガーとかホットドッグというのは、これまた気分がいいですね。
ご当地バーガーランキングで全国4位
さて。
「ほそやのサンド」の店頭には、「ご当地バーガーランキング全国4位」の宣伝文句が踊る。

一応ソースを確認。
ググったところ、日経プラスワンで2009年6月に掲載された「何でもランキング-ご当地バーガーならこの店」という記事のようです。
ランキングは日本フードアナリスト協会によるもので、1位は函館のラッキーピエロ。
「何でもランキング-ご当地バーガーならこの店」でフードアナリスト岡本佳子さん、小原瑞穂さん、小早川絵里さん、藤原浩さん、細谷奈弓さん、事務局小森裕介のコメントが掲載されました。
それにしても、ラッキーピエロ強し。
一度、行ってみたいんだよなぁ。
ほい。
そんな感じ。