ちゃんぽん発祥「四海楼」
長崎ちゃんぽん発祥の店と言われる「四海楼」。
四海楼(食べログ)
お店はグラバー園の近く、IHGクラウンプラザ長崎の向かいにあった。
大きな建物でビビったが、レストランは5階のみ。
1階には土産物屋、2階は「ちゃんぽんミュージアム」など、他の階には関連施設が入っている。

早速エレベーターで5階へ。
すると運良く、待ち時間なく入店できた。
せっかくの「ちゃんぽん発祥のお店」なので、ちゃんぽんを注文。
ちゃんぽん(1100円)、餃子(550円)。

こちらのお店は眺望も自慢らしく、壁は一面のガラス張り。
当方は店内真ん中のテーブルに案内されました。

東京では普段、ちゃんぽんは滅多に食わない。
食うのは、数年に1回くらいかな?
久しぶりに食ってみると、思いのほか「スープがさっぱり」していて美味しかった。
まろやかながらも、後味スッキリのスープ。
野菜も豊富だし、食い心地的には「太麺のスープパスタみたい」という所感。

ツルツルした麺は、かなり柔らかい。
たまに遭遇する具材タコ・エビの噛み心地がアクセント。
スープも麺も、チュルチュルと飲むようにイケちゃう。
そうか、これが「ちゃんぽん」か~、と再発見の心持ち。
いいね、ちゃんぽん。サッパリしてて、美味しいね。
餃子の方も、普通に美味かったですね。

オランダ坂を上り、みさき道を下りて、中華街に至る
「四海楼」から徒歩5分ほどで、観光スポット「オランダ坂」。
昔の外国人居住地に作られた、石畳の坂である。

オランダ坂の周辺には、歴史的な建築スポットが点在している。
坂を上りきると「東山手十二番館」があった。
コロナ禍でクローズ中。

更に進むと、中華街方面に下っていく細い路地があった。
狭い小道はキレイに整備されており、ベンチなども多数あり。

ここは、「みさき道」というらしい。
地図:みさき道(オランダ坂側)
このあたりの「十人町」から28km(!!)も離れた野母崎の観音寺に参詣するための道とのこと。
野母崎の観音寺って、地図をみたらめっちゃ遠い。
地図:肥之御崎 観音寺
まじかー、そんな歩くかー、昔の人・・・という。

家々の間を縫って、道は続く。
階段を降りながら・・・。

・・・。
ひょっこりはん。

みさき道の途中で、「ピエル・ロチ」の案内看板があった。
小説「お菊さん」の作者(フランス人)が、このあたりに住んでいたとのこと。
ちょっとした観光スポットなんですな。

このピエルロチの看板は、オランダ坂から「みさき道」を3分2ほど進んだところにある。
よく整備された細い路地を下っていくと、唐人屋敷跡の辺りに出る。

ルート的には、こんか感じですね。
オランダ坂→唐人屋敷跡(紫線)

この辺りは「十人町」という住所のようです。
野母を遠見する番所で10人が詰めていた由来とのこと。
■古道(ふるみち)町/その名の通り、江戸時代、長崎の十人町を起点に野母崎の脇岬にある観音禅寺へと続く“御崎道(みさきみち)”が通っていたことに由来する町名。当時は、長崎の商人や遊女など、多くの人々が“みさきの観音様”を信仰していたため、参拝者が行き交う長い長い参道が設けられたのだ。
長崎の町名なるほど大辞典
■十人(じゅうにん)町/また、十人町の町名は、野母遠見番所で働く遠見番10人の官舎が置かれていたことに由来する。
「みさき道」の終点から長崎新地中華街は、徒歩3分ほど。

江山楼「特上ちゃんぽん」
別日だが、その長崎新地中華街でちゃんぽんを食った。
江山楼という有名なお店だが、中華街に本店と新館があり、現在はコロナ禍で新館のみ営業中。
そのため、今回は新館の方に伺った。
メニューはこちら。

「特上ちゃんぽん」(2310円)に星がついており、オススメらしい。
なかなかのお値段しますね。
ただまぁ、せっかくなので「特上」をいただくことにした。

特上ちゃんぽんは、フカヒレがのっている。
コヤツが高単価の要因でしょうか?(笑)

価格のことをいったん置いとくと・・・
このちゃんぽんはメチャクチャ美味かった!!
なによりも、具だくさん。
圧倒的に具の種類が多く、1つ1つの具がコレまた美味しい。
素材の味もするし、スープの味も染み込んでる。
スープはクリーミーかつ濃厚な鶏ガラ・スープ。
出汁と塩っ気が効いてて、四海楼のような「さっぱりスープパスタ感」はなく、濃厚なラーメンに近い感触。
ラーメンとは異なるモチモチした麺も、いいですね~。
食い終わってみると、超満足な逸品なのでした。
これは次に長崎を再訪した際も、是非また食いたい。
さすが、さだまさしが行きつけにしてイメージソングを提供する店のちゃんぽんだな、と思いました。
江山楼 イメージソング「秘伝」
ほい。
そんな感じ。