ゴミ吸引に加え水拭き「全自動給水」が可能なロボット掃除機「ECOVACS DEEBOT X1」を2ヶ月使った感想

「DEEBOT X1 TURBO」と「DEEBOT X1 OMNI」

ロボット掃除機を新調した。
購入したのは「ECOVACS DEEBOT X1 TURBO」。
定価15万円、セールにて10万円で購入(ちなみに現在もAmazonでセール中)。

それまではAnkerの家電ブランドEufyの安いロボット掃除機を使っていた。
価格が安い割に吸引パワーがあるし、遠隔操作や掃除エリア指定も可能なので、気に入っていた。
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しかし市場では「水拭き」機能と、さらに「自動給水・自動排水」の機能がついたロボット掃除機もが増えてきたから、一念発起してECOVACSのDEEBOTを購入したんだな。

結局2ヶ月前に買って、現在も使っている。
値段が高いだけに機能が多く、超便利。お掃除ライフはかなり変わった。

自分が購入した「DEEBOT X1 TURBO」は「自動ゴミ回収」がない。
その代わり「水拭き機能」「自動排水・自動給水・自動モップ洗浄」機能が付いている。

ECOVACS DEEBOT X1 TURBO

キレイな水を入れる4Lのタンクと、汚水を排水する4Lの汚水タンクがつくんだな。
掃除が終わると「空の汚水タンク」に掃除後の水を排出し、清水タンクから水を本体側に補給。
モップを風で乾かす「自動乾燥機能」付き。

水量はスマホのアプリから設定可能で、「軽く湿らす程度」から「ビチャビチャ」まで選べる。
「ビチャビチャ」というか、たっぷり水を含ませた雑巾で拭くイメージで、掃除直後だと靴下が少しだけ濡れる程度が最大。

DEEBOT X1 モップ

↑の円盤モップがギュンギュン回転して水拭き掃除をする。
水拭き機能があっても「濡れたモップで床の上を通るだけ」というロボット掃除機も多いので、「回転して水拭きする」というのは、好印象。

「DEEBOT X1 TURBO」は「自動ゴミ回収機能」はついてないので、本体側のゴミ容器が一杯になったら手動で回収する必要がある。

自分の極小ウサギ小屋なら毎回ゴミ容器からゴミを回収する必要はないが、何回かに1回はゴミを回収してやる必要がある。

もう1ランク上の製品「DEEBOT X1 OMNI」には、「自動ゴミ回収機能」が加わる。
その代わり、値段も5万円くらい高くなる。

DEEBOT X1 OMNI

本当は「DEEBOT X1 OMNI」が欲しかったが、余りにも高すぎた。
5万円の価格差は痛い。。。

今回は特に「自動給水・自動排水」にこだわったので、「DEEBOT X1 TURBO」の方を買った形。

「水拭き機能」と「自動給水・排水」は超便利

DEEBOT の「水拭き機能」と「自動給水・排水」は、めっちゃ良い。
吸引掃除をしながら、同時に水拭きもしてくれて、更に給水・排水も自動。

雑巾で床掃除をする場合、何度も「汚れた水をバケツで絞る→雑巾を再度濡らして掃除」という流れになると思うが、これを全自動でやってくれるイメージ。

掃除中に「モップが汚れてきたので、1回戻ります」と音声で告げながらステーションに戻り、自動で「排水→モップ洗浄→給水」をしてから掃除を再開する。

水タンクは4L、汚水を排水するタンクも4L。
本体側に給水できるのは80mlで、上記のモップ洗浄は何度でも実施可能。

掃除後の汚水をみると、めっちゃ薄黒く汚れている。
水拭き、すげぇな、と。

ちなみに水には、公式の専用洗浄剤を混ぜることが可能。
ただ1Lあたり3300円する。水で薄めて使うタイプだが、1Lが掃除何回分なのかは不明。
DEEBOT X1 TURBO/OMNI対応 クリーナー
※最近、公式の洗浄剤も入手したので、今度使ってみたい

自分が勝手に使っている代替品は強アルカリ電解水で、これは2Lで1500円とか。
1/20とか1/10に希釈して使うので、割と何度でも使える。
ただし公式以外の洗浄剤を混ぜると、当然サポート対象外となるので自己責任ですね。
強アルカリ電解水 ブリーズクリア

一度、「古い床ワックスも全自動で落してやろう」とワックス・クリーナーも混ぜてみた。
ただ溶けたワックスがロボット掃除機本体にもついて「明らかに故障原因になりそう」な勢いだったので、絶対やめた方がいいです。マジで(笑)
リンレイ オール床クリーナー 500ml

水拭きは、水量強さをスマホのアプリから設定できる。
ゴミを吸い取る「吸引」も強さを選べるのと、「吸引ナシ、モップのみ」のモードも可能。

全てスマホアプリから遠隔操作できるので、自分は外出中に「1回目は吸引=強・水量=弱、2回目は吸引=ナシ、水量=強」など、複数セットで実行している。
もちろんアプリでスケジュール実行も可能。

水拭きを何度も繰り返した床は、ツルツルで気持ちいい。
気分が最高。

ただ食品系とかの、床に乾いてこびり付いた汚れは落ちない。
そこら辺は、手で処理する必要アリ。

なおモップ部分は、汚れてきたら簡単に取り替えが可能。
磁石でくっついてるだけなので、パッと取り外せる形。

モップや洗浄剤などの備品は、公式がAmazonでも販売、たまにセール対象にもなる。
ただ公式オンラインサイトの方が、安くなることアリ。

ECOVACSは会員登録すると、「掃除実行だけで100ポイント」(公式サイトで100円分)がもらえたり、ポイント付与が多め(今だけかも?)。

ただし公式サイトでのポイント利用時、価格の30%分までしかポイントを使えない。
とはいえ30%オフで買えるので、Amazonより公式サイトが安くなったりするんだな。

「DEEBOT X1 TURBO」の感想

サマリー形式で、「DEEBOT X1 TURBO」を2ヶ月使った感想。

  • 自動で給水・排水がめっちゃ便利
    • モップが汚れてきたら一度排水→給水、人がやる「雑巾掛け」の再現が可能
    • 「吸引ナシ・モップあり」のモードはあるのに、「吸引のみ」のモードがないのは不満
  • 自動ゴミ回収がないのは不便
    • 吸引ゴミは本体タンク400ml分のみ、当方は部屋が狭いので複数回の掃除OK
    • そういう意味で、「自動給水」と「自動ゴミ回収」が択一なら、「自動給水」が優先かな
    • 一度の掃除で、何度も給水・排水した方がいいから
  • 掃除エリア指定が簡単で便利
    • 最初の掃除で「部屋の見取り図」が高速で作られる。ビビるくらい早い
    • 完成した「部屋モデル」は3D表示可能だったり、家具モデルを設置できたりして、すごい
    • 部屋の見取り図に対して、アプリ上で「掃除しないエリア」など指定可能
    • スマホアプリでの操作は良好。アプリは出来がいいと思う
  • カメラ機能は意外と面白い
    • 外出先から「いま、ちゃんと動いてるかな~」と様子をみれる
    • リアルタイム映像で「動いてるか確認」できるので安心感あり
    • でも正直、カメラ無しで値段を安くして欲しかった
  • 全般的に気に入ってるが、ダメな点
    • 「吸引のみ」モードがないので、常に水拭きがセット
    • 水拭きすると、取り残したゴミが床に水分で吸着、2ターン目の掃除をしても吸引できない(床が乾かないと吸引できない)
    • 吸引力5,000Paと高めだが、吸引モードを最大(5000Pa)にするとバッテリーがもたないので、実際は5,000Paとして使えないと思う
  • 備品は入手しやすい
    • Amazonで買えるほか、公式サイトでも割引で買える

「吸引のみ」のモードがないのは、割と不便。

ただ、それ以外の観点では非常に気に入っている。
なにより、アプリの操作感や自動排水・給水などは、「ロボット掃除機も便利になったな~」という感あり。

ゴミ回収容量と水タンク容量の比較

最近Eufyから、Eufyとしては初めてのゴミ回収ステーション水拭き機能がセットになった製品「Eufy Clean G40 Hybrid+」が発表された。

そして、それが定価59,990円という値頃感。
※セール時には、もっと安くなりそう

Eufyの新モデルについて、ゴミ回収の容量水タンクの容量が気になったので、以下はその比較表。

型番価格吸引力ダスト
容器
ゴミの
自動収集
水タンク
容量
水の
自動給水
ECOVACS
DEEBOT
X1 OMNI
198,000円5,000Pa400ml○(3L)80ml○(4L)
ECOVACS
DEEBOT
X1 TURBO
159,800円5,000Pa400ml80ml○(4L)
Eufy Clean
G40 Hybrid+

(Anker)
59,990円2500Pa250ml○(3.2L)130ml

Eufyは自動給水・排水はできないので、そこら辺がネックかなぁ。
自分は上述の通り「バケツで汚水を絞って雑巾掛けを再開」というのが、割と効果的と思ったので。

ただ、安い。
Eufyは安いですね~。

Eufy Clean G40 Hybrid+

ルンバはどうなる

現在実施中のAmazonセールで、ゴミ回収ステーション(クリーンベース)付きの「ルンバ i7+」が42%割引の67,800円で売られていた。

個人的に以前からウォッチしていたモデルなんだが、随分安くなったな、と。

ルンバ i7+ セール価格

ただ、ルンバは水拭き一体型を出さないのかな?
ブラーバと2台運用だと、スペースが・・・というのもあり、水拭き一体型を期待している。

最近のロボット掃除機はECOVACSやEufyなど、中国製品が元気ですね。
自分もECOVACSを使っているが、センサーで部屋を3Dモデル化できたり、かなり先進的な印象。

元祖ロボット掃除機のルンバも、ぜひ水拭き一体型をだして欲しいな、と。

まぁ、最近新調したばかりなので、当面はロボット掃除機を買うことはないけど。

ほい。

そんな感じ。

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