燃油代の推移 2013年から2023年4月

燃油サーチャージ価格と推移

最新の燃油サーチャージ

最新の燃油代(ANA)は下表の通り。
※ANAはJALより10~20%ほど安い

燃油代
(片道)
2020年6月
~2021年5月
(無料時代)
2021年6月
~2021年9月
(無料1年後)
2022年10月
~2022年12月
(最高値)
2023年10月
~2023年12月
(最高値1年後)
2024年4月
~2024年5月
(現在)
韓国
極東ロシア
0円600 円6,700円3,000円3,500円
中国
台湾
香港
0円 3,400 円18,000円8,500円10,000円
グアム
フィリピン
パラオ
ベトナム
0円 4,400 円18,700円9,500円11,000円
タイ
シンガポール
マレーシア
0円 6,600 円30,000円15,500円18,000円
インドネシア
インド
スリランカ
ハワイ
0円 8,800 円36,700円18,500円21,000円
北米
欧州
中東
オセアニア
0円 15,400 円58,000円29,000円33,000円

上記は片道分のため、往復で考える場合は2倍が必要になる。


ANA・JAL公式サイトでの情報は、下記を参照。
※各社サイトでの表記は「片道」分

個別の時期に関する記事はこちら。
燃油サーチャージ カテゴリーの記事一覧 – やじり鳥

価格推移(2013年~2024年)

ANAもJALとも、シンガポールケロシン市況価格の2カ月平均に連動して燃油サーチャージを決定している。
直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格(ドル)を、同期間の為替レート平均(円)で計算する。

そのため燃油代は、2ヶ月毎に見直しが入る。

ANAの燃油サーチャージ(往復)の推移は、以下の通り。

燃油代の推移 2013年から2024年5月

※料金は全て往復分

発券時期欧州/北米ハワイ/インド東南アジアグアム中国/台湾韓国
2024/466,000 円42,000 円36,000 円22,000 円20,000 円7,000 円
2024/276,000 円49,000 円40,000 円27,000 円22,000 円9,000 円
2023/1282,000 円53,000 円43,000 円29,000 円23,000 円10,000 円
2023/1058,000 円37,000 円31,000 円19,000 円17,000 円6,000 円
2023/850,000 円32,000 円26,000 円16,000 円14,000 円5,000 円
2023/658,000 円37,000 円31,000 円19,000 円17,000 円6,000 円
2023/466,000 円42,000 円36,000 円22,000 円20,000 円7,000 円
2023/298,000 円62,200 円51,600 円32,000 円30,200 円11,200 円
2022/1298,000 円62,200 円51,600 円32,000 円30,200 円11,200 円
2022/10116,000 円73,400 円60,000 円37,400 円36,000 円13,400 円
2022/898,000 円62,200 円51,600 円32,000 円30,200 円11,200 円
2022/674,800 円47,600 円40,800 円25,000 円22,800 円8,200 円
2022/439,800 円25,000 円19,400 円11,400 円10,400 円3,600 円
2022/238,600 円24,200 円18,800 円11,000 円10,000 円3,400 円
2021/1023,200 円13,200 円10,000 円6,600 円5,600 円1,200 円
2021/615,400 円8,800 円6,600 円4,400 円3,400 円800 円
2021/50 円0 円0 円0 円0 円0 円
2020/60 円0 円0 円0 円0 円0 円
2019/1021,000 円12,000 円9,000 円6,000 円5,000 円1,000 円
2019/828,000 円17,000 円13,000 円8,000 円7,000 円2,000 円
2019/621,000 円12,000 円9,000 円6,000 円5,000 円1,000 円
2019/414,000 円8,000 円6,000 円4,000 円3,000 円600 円
2019/235,000 円22,000 円17,000 円10,000 円9,000 円3,000 円
2018/828,000 円17,000 円13,000 円8,000 円7,000 円2,000 円
2018/221,000 円12,000 円9,000 円6,000 円5,000 円1,000 円
2017/1214,000 円8,000 円6,000 円4,000 円3,000 円600 円
2017/87,000 円4,000 円3,000 円2,000 円1,000 円400 円
2017/414,000 円8,000 円6,000 円4,000 円3,000 円600 円
2017/27,000 円4,000 円3,000 円2,000 円1,000 円400 円
2017/10 円0 円0 円0 円0 円0 円
2016/40 円0 円0 円0 円0 円0 円
2015/1214,000 円8,000 円6,000 円4,000 円3,000 円600 円
2015/821,000 円12,000 円9,000 円6,000 円5,000 円1,000 円
2015/428,000 円17,000 円8,000 円7,000 円7,000 円2,000 円
2014/1242,000 円27,000 円13,000 円11,000 円11,000 円4,000 円
2014/850,000 円32,000 円16,000 円14,000 円14,000 円5,000 円
2014/447,000 円30,000 円14,000 円12,000 円12,000 円4,400 円
2013/1242,000 円27,000 円13,000 円11,000 円11,000 円4,000 円
2013/1042,000 円27,000 円13,000 円11,000 円11,000 円4,000 円
2013/447,000 円30,000 円14,000 円12,000 円12,000 円4,400 円

2020年6月~2021年5月や2016年4月~2017年1月は、燃油サーチャージが無料だった。
無料になったのは、シンガポールケロシン市況価格の円貨換算額が、燃油サーチャージ適応外の基準となる6000円を下回ったため。

影響範囲

燃油サーチャージが(明示的に)値上がりするのは、国際線のみ。

国内線については燃油サーチャージがチケット代に含まれており、内訳は明示されていない。
とはいえ国内線も燃油を使って飛んでいるので、季節ごとのチケット代改定の中で「ふわっ」と料金の中に反映されているものと思われる。

燃油サーチャージは購入した時点の価格が適用される。
そのため、値上げ前にチケットを購入するなどの工夫は有効。

ただし価格改定前に購入したチケットでも、出発日変更など「変更」をすると新しい価格が適用される。
燃油代の差額分は、追加徴収もしくは返金。

(4)航空券発券からご出発までの間に、適用される燃油特別付加運賃の額が変更となった場合の取り扱いは以下の通りです。

1)航空券を変更しない場合
差額調整は行いません。

2)航空券を変更する場合
 ・未使用の航空券を変更する場合
   既にいただいている額と航空券の変更を行う日に適用される額の差額調整を行います。
 ・一部使用済みの航空券を変更する場合
  差額調整は行いません。

https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/charge/fuelsurcharge/


ANA/JALとも、特典航空券を発券する場合には別途燃油サーチャージが必要。
運賃分はマイルで無料になるが、燃油サーチャージは現金で払う必要がある。

ANA・JAL以外の航空会社の燃油サーチャージついては、各航空会社のWEBサイトを参照。
航空会社によっては、国際線でも燃油サーチャージを徴収していない。
(チケット代に含めている)

例えばユナイテッド航空(UA)の場合、特典航空券の場合は燃油代が必要ない。
必要マイル数はANA/JALより多めになる路線が多いが、燃油代が不要という面でトータルは安くなる可能性あり。

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