函館山ハイキングコースは最高だった。千畳敷で昼飯を食い、史跡に遊び、函館山の眺望を得る。

ロープウェイを使わず函館山へ

夜景で有名な函館山といえば、ロープウェイが有名。
函館山ロープウェイ

函館山からの夜景

そんな函館山だが、ハイキングコースも整備されている。

標高334mしかない函館山なので割とライトな登山。体力的にはキツくない。
途中には史跡が複数あったり、休憩スポットも用意されている。

何と言っても函館山の頂上では、ロープウェイ駅に合流して函館山からの景色を眺めることができる。
昼間のハイキングだと「夜景」は見られないワケだが、昼間の眺望もなかなか良い。

それにしても、頂上はレストランなどを含め、観光地として「設備が充実」している。
登山の「頂上」として考えるとかなり豪華な「頂上」なので、労力の割にお楽しみもデカい(笑)

自分が行ったルートは、以下の通り。

函館山 ハイキングコース・マップ

市電「谷地頭」から出発して、市電「函館どつく前」に戻ってくる。
「千畳敷」と函館山の頂上では、ちょっと休憩。
その全行程で、合計4時間。

結果的には、めちゃくちゃ良い感じのハイキングコースだった。

最初だけ少し「登り」があるので達成感がある一方で、ご褒美の「頂上」が眺め良し・設備充実。
また観光客で混雑する頂上と異なり、ハイキングコースは静かな環境で歩ける。

非常にいいコースだと思いました。

それでは早速、レッツらゴー!!

市電「谷地頭」からスタート

市電の終点「谷地頭」地図)で下車。

谷地頭駅

海沿いの住宅街を抜けて南下。
立待岬地図)を目指します。

谷地頭駅周辺の道

海沿いには、お墓が並んでいた。
「函館市営 住吉町共同墓地」(地図)。

海とお墓

中には、石川啄木の墓もあった。
東京で亡くなった後、生前の本人希望から函館で埋葬されたとのこと。

石川啄木の墓

立待岬の売店「はまなす」でつぶ貝を食う

墓エリアを抜けると、すぐ立待岬地図)。
岬は「はまなす公園」として整備されており、与謝野晶子が啄木を歌った歌碑もある。

立待岬

この岬には「売店はまなす」もあり。
立待岬休憩所 売店はまなす(食べログ)

立待岬休憩所 売店はまなす

この店では、名物だという「つぶ貝串」(400円)をいただきました。
一応「登山前」なので軽く・・・、串1本だけ。

はななす つぶ串

出汁がしみてて、美味しかったです。

つぶ貝を食ったら、いよいよ函館山トレッキング、スタート。

七曲がりコース

岬から少し車道を登ると、「七曲りコース入口」地図)。
名前の通り、曲がりくねった登り道になります。

函館山 七曲りコース入口

緩やかな登りが続く。
ちなみにコース全体でちゃんとした「登り」が続くのは、この最初の40分と、最後の10分だけ。

函館山 七曲りコースの様子

40分ほど登ったら、昼食スポットの「千畳敷」へ。

千畳敷で昼飯を食う

千畳敷(地図)は、広い広場になっている。
大きめの正方形ベンチが5つあり、屋根付きのベンチも2つ。

函館山 千畳敷

ちなみにトイレもある。
※写真にある白い建物

天気がよくて良かった。
風がそよぎ、木々の葉が鳴る。
非常に気持ちの良い空間です。
デカいベンチもあって、最高。

こちらで、昼飯をいただきます。

ハセガワストア やきとり弁当

函館山に来る前に、函館のローカル・コンビニ「ハセガワストア」で弁当を購入。
函館名物「やきとり弁当」であります。

  • やきとり弁当(タレ/小/500円)
  • イカの照りマヨ(250円)

「やきとり弁当」のやきとりは、店内で料理したばかりのモノ。
まだ、あったかい。

やきとり弁当は、串をフタで挟んでから引き抜いて、完成。

やきとり弁当 開け方

お味の方は・・・

めちゃ、うめぇ!!

タレが甘くて、登山メシに最適。
ブタの脂も、疲れた体に効く~!!

千畳敷砲台・御殿山砲台・つつじ山広場

メシを食ったら、早速出発。

函館山 千畳敷コース

コース上には、函館要塞跡などの遺構が点在している。
↓は「千畳敷戦闘司令所」・「千畳敷第二砲台」(地図)かな?

千畳敷第二砲台

中に入って見学することもできた。
なかなか不思議な空間だった。

函館山 千畳敷第二砲台

後から知ったが、この要塞跡については函館市「函館要塞跡マップ」で解説が読める。
これ知ってたら、もう少し楽しめたかもな~。

後は、ひたすら傾斜の少ない道を歩いて行く。

千畳敷コース1

眺めがよい道もあり。
気持ちのいい散歩道です。

千畳敷コース2

函館山に近づいてくると、「つつじ山広場」(地図)。
ここは「御殿山第2砲台」の遺跡もある。

つつじ山広場 マップ

ベンチがあって休憩できる。
広い芝生が気持ち良く、眺めも良い。

函館山 つつじ山広場

こっちで昼飯を食っても、よかったかもしれない。
※ベンチの数は、千畳敷の方が多い

近くには展望台的な東屋もあった。

函館山 つつじ山広場 東屋

「千畳敷」といい、この「つつじ山広場」といい、休憩スポットが充実してますね~。

つつじ山広場・つつじ山駐車場を過ぎると、最後は階段上り10分。
何度か車道をまたぎながら、函館山ロープウェイ駅まで階段を上る。

函館山 つつじ山駐車場から徒歩で階段

たった10分とはいえ、上りの階段が続くので大変です。

ちなみに、函館山の頂上にある駐車場は、山頂駐車場(39台)・つつじ山駐車場(44台)。
山頂駐車場が満車で「つつじ山駐車場」を使う場合も、この階段を歩いて上る必要があるようです。

函館山 つつじ山駐車場から徒歩で階段2

この階段を登り切ると、函館山の頂上施設に到着。

函館山展望台・山頂ショップ

ようやく、頂上に着きました。

函館山 頂上

大混雑する夜と違って、昼はそこそこ空いている。

というか、意外に昼でも人がいるのに驚きました。
割と、昼間に来る人も多いんですね~。

それはともかく、例の景色を写真におさめました。

函館山頂上からの眺め(昼間)

函館山展望台 山頂ショップ
土産物あり、その場でくえるアイスクリームやホットフードも売っている。

函館山展望台 山頂ショップ

あとレストランなんかもあります。
今回は、使わず。

トイレ・自販機などもあり、ゆっくり休憩できる。
施設もキレイだし、一気に文明の恩恵を浴びることができました。

なお、ゴールをこの頂上として、ロープウェイで下るというのも、良さそうですね。
そうすればレストランで後先考えずに飲み食いできます(笑)

今回は、一応「通し」で歩きたかったので、休憩もそこそこに出発。

観音コースを下る

いったん「つつじ山駐車場」に戻ると、車道の脇に「観音コース」の入口がある。

函館山 観音コース入口

これまた、気持ち良く歩ける道でした。
車道を何度かまたぎながら、30分ほど下っていく感じです。

函館山 観音コース

下り終えると、墓地に出ます。
そういえば、スタートも墓地だったような・・・

称名寺 墓地

「称名寺」(地図)の裏手にある墓地だったようで。
観音コースのゴールは、「称名寺」ですね。

称名寺

こちらは新選組副長「土方歳三」の供養碑などもあり、観光地にもなっている。
称名寺(函館市)

ここから徒歩10分で、市電「函館どつく前」。

ということで、市電「谷地頭」から「函館どつく前」までのルートを、歩き終えたのでありました。

まとめ

  • 全行程を歩く場合
    • 市電「谷地頭」-函館山頂上-市電「函館どつく前」で、全部歩くと合計4時間
  • 徒歩で登り、ロープウェイで下る場合
    • 市電「谷地頭」-函館山頂上で合計3時間
    • 夜景までレストランで待機して、ロープウェイで下るのも良さげ
  • ローブウェイで登り、下りだけ散歩を楽しむ場合
    • 頂上-つつじ山広場-千畳敷-市電「谷地頭」
    • ↑のように下りだけ楽しむのも、ありかと思いました
  • 休憩スポットは、「千畳敷」(トイレあり)と「つつじ山広場」(頂上から20分ほど)
    • ベンチが大きい「千畳敷」がオススメ
  • 観光スポットは、千畳敷砲台・御殿山砲台
  • 供養スポットは、石川啄木(函館市営 住吉町共同墓地)・土方歳三(称名寺)

散策ルートは、本格的に自然に満ちてて気持ちいい。
超おすすめ!!

よいトレッキングルートでした。
また行きたいと思います。

今度は、夜景をみてからロープウェイで下るルートで歩きたいかな。。。

ほい。

そんな感じ。

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