稚内から利尻島へのフェリー
稚内から日帰りで利尻島まで行ってきた。
利尻島では、徒歩でのライトなトレッキングを敢行。
今回は、そのメモにて。
稚内から利尻島にはフェリーで向かう。
ネット予約にも対応しているハートランドフェリーで、1等席が5,180円、2等席が3,210円。
自分はいつも1等席を予約する。
だいたい島ではトレッキングするので、フェリー内ではゆったり過ごしたいのだ。
フェリー内には売店もある。
ここで稚内牛乳アイスクリームを買って・・・・
深々と一等座席に腰掛けて、アイスをペロペロするのが当方のお楽しみなんだが・・・
残念。この日は「アイス、品切れ中」の貼り紙。
ちなみにハートランドフェリーの船内では、「稚内港からの出港時」と「稚内港への帰港時」に、ダ・カーポ「宗谷岬」が流れる。
その美しい歌声に耳を傾けながら、目を閉じて・・・
稚内牛乳アイスを、レロレロする。
こんなに心が平安で満たされる瞬間は、他にありません。
これ、ホントのことです。
甘露泉水とポン山
到着した利尻島の鴛泊港から、車道を歩いて甘露泉水を目指す。
甘露泉水は名水百選にもなった湧水で、利尻山への登山道の3合目付近にある。
利尻山の頂上に登る根性はないが、その途中の甘露泉水を目指して、港から歩いてみようというワケ。
序盤は、普通の車道をテクテクと登っていく。
緩やかな上り坂が、まぁまぁ続きます。
車道の途中で分岐あり。
車道をそのまま進むか、山に分け入る「甘露泉水ハイキングコース」に進むか。
ちなみにアプリ「山と高原地図」(書籍の公式アプリ)は、港から甘露泉水までのルートも対応。
下図はこの分岐のところに現在地アイコン(人型)がプロットされている様子(GPS対応)。
※道の横に書いてある数字は推定の所用時間(傾斜も考慮されるので、往路と復路で時間が異なる)
行きは「甘露泉水ハイキングコース」(上図右側)を進んだ。
藪が高い箇所も多く、草を払いのけながら進む。
快適に歩けるとは言いがたい。
復路は車道(上図左側)を使ったが、こっちの方が快適でしたねー。
車道の横に、自然溢れる歩道が用意されており、全行程を通してこの歩道を歩いてる時が一番気持ち良かった。
港を出発して2.5時間、ようやく甘露泉水に到着。
暑い中を歩いたので、相当に喉が渇いた。
写真の右奥にあるのが、甘露泉水。
利尻山への登山ルートにあるので、「ここから上には水はありません。甘露泉水を十分に補給してください」の立て看板。
甘露泉水の様子はコチラ。
実際に「甘い」と評されることも多い甘露泉水だが、自分は甘いとまでは感じず。
硬度もちょっと高く感じたが、普通に飲める水だ。冷たくて美味しい。
暑い日だったので、ガブガブと飲んだ。
この甘露泉水から更に進むこと30分。
ポン山の頂上に辿り着く。
ポン山の頂上は細長いスペースに、ベンチもあり。
正面には利尻富士の眺望だが、この日は霧も多く見られず。
とりあえず甘露泉水で水筒に汲んだ水と、おにぎり(山わさび)で休憩。
モグモグしながら眺めていると、時折、利尻富士の頂上が雲の切れ間に姿を現すのであった。
ペシ岬
鴛泊港から徒歩5分とスグ近くにある、ペシ岬。
背を向けたゴリラのようにも見えることから、通称「ゴリラ山」。
ちなみに「ペシ岬」の【ペシ】はアイヌ語「シペシ」(大きな崖)からきており、過去にはその兄弟山である「モペシ」(小さな崖)というのもあったらしい。
しかし、そのモペシは稚内にある北海道遺産「北防波堤ドーム」を作る石材を得るため、崩されてしまって今はない。
ペシ岬と消えたモペシ
ペシ岬は頂上に登ることができる。
距離は大してないが、勾配がかなり急だった。
登ってる最中に振り返ると、その景色に足がすくむ。
頂上まで行くと、利尻富士と海の眺望。
眺め良し。
頂上は狭く、岩がゴロゴロしており、滞在性は良くない(特に人が多いと)。
しかし、ちょっとした達成感はある。
夕日ヶ丘展望台
ペシ岬から海沿いにちょっと歩くと、夕日ヶ丘展望台がある。
港からだと、徒歩20分の距離。
こっちは勾配も大したことがないので、登るの楽ちん。
登りきると、やはり利尻富士の眺望。
見事な眺めでした。。。
景色とか楽さでいうと、ペシ岬よりコッチかな。
磯焼亭(生ウニ丼)
途中、昼飯を港前の食堂でいただいた。
コロナで休業の店もある中、選択肢は限られている。
今回伺ったのは、磯焼亭。
本当は「利尻ラーメン」が食いたかったんだが、残念ながら売り切れ。
利尻ラーメンを求めて、隣の「さとう食堂」をのぞくも、こちらは「本日営業終了」。
ラーメンが食えないとなると、、、
ウニですか。
生ウニ丼(5000円)。
たっけー!!!
生ウニとはいえ、この価格で突っ込むのはちょっとアレなんだが、、、
せっかく利尻、他の選択肢も乏しいし、しょうがない。
甘くてコクのあるウニは最高だった。
ほい。
そんな感じ。