楽天証券の「楽天カード」投信クレカ積立が、インデックス銘柄でも再び最大1%還元に

「楽天カード」投信クレカ積立

楽天カードによる楽天証券でのクレカ投信積立が、再び最大1%還元になる。
以前と同じ1%還元になるが、楽天カードの種別により還元率が異なる形。
変更は、2023年6月積立購入分(4月13日(木)以降の積立設定分)より反映。

プレスリリースは
楽天証券、投信積立「楽天カード」クレジット決済、ポイント進呈率を引き上げ

楽天証券、投信積立「楽天カード」クレジット決済、ポイント進呈率を引き上げ
カード種別変更前変更後
楽天プレミアム
カード
0.2%1%
楽天ゴールド
カード
0.2%0.75%
楽天カード0.2%0.5%

楽天カードの投信クレカ積立は、以前は1%還元だった。
2022年9月からは、信託手数料率0.4%以下の銘柄では0.2%還元に変更。
また同時に、楽天キャッシュ積立での0.5%還元を開始していた。

今回の変更前の状況としては、以下のような形。

  • 楽天カード積立
    • 信託手数料0.4%以上なら1%還元
    • 信託手数料0.4%未満なら0.2%還元
  • 楽天キャッシュ積立
    • 全て0.5%還元

投信クレカ積立でよく利用されている「S&P 500」「先進国株式」「全世界株式」などのインデックス銘柄は手数料0.4%未満のため、この変更は影響が大きかった。

今回の変更では、信託手数料率0.4%以下の銘柄でも、楽天プレミアムカード所有なら1%還元となる。
平カード所有の場合は、現在でも楽天キャッシュ積立で0.5%還元があるので、変更の影響はなさそう。

昔はカード種別に関わらず1%還元だったが、さすがにそこまでは戻さないようです。

※2023年4月18日追記
コメント欄で情報いただきましたが、楽天ブラックカードは還元率2%だそうです。

他社との比較を考える

もともと、低コスト銘柄で1%還元を実施すると、楽天証券が得られる収益よりポイント還元の方が大きくなってしまうという話が、当時の新聞・ニュースなどで解説されていた。

そういう意味では、拡販期はともかく「恒常的な1%還元」というのは難しいんでしょうね。
今でもマネックスカード(年会費無料)の1.1%還元などがあるが、落ち着いてきたら変更されそう。
マネックスカードが投信積立でポイントが貯まるサービス開始、還元率は他社より高い1.1%

今回の変更のように、カード年会費とセットで手数料率を変えるのが着地点でしょうか。

他社だと、例えば三井住友のプラチナプリファードが5%還元というのも実施している。
三井住友カード「つみたて投資」のポイント付与率がプラチナプリファードで5%還元に引き上げ

またauカブコム証券が、au回線ありなら5%還元。
auカブコム証券がクレカ積立で最大5%還元。通常1%還元、au回線ありなら5%

自分の場合、最近「楽天プレミアムカード」を解約して、「Oliveプラチナプリファード」(初年度のみ年会費無料)にクレカ積立を移行していた。
とりあえず1年は、5%還元を享受しようかと。
三井住友「Olive」が開始、Olive入会キャンペーンと「Oliveフレキシブルペイ」への乗換検討

「楽天プレミアムカード」はプラオリティ・パス用途でも有用なことから、今後また楽天プレミアムカードでクレカ積立1%をを狙うのも、選択肢に入ってくるかもしれない。

ただ「1%還元」は他社にもある一方で、楽天証券は「保有額での還元」がない。
昔はやっていたが、廃止されてしまった(ハッピープログラム)。

例えばSBI証券「投信マイレージ」では、ETFは年率0.05%以下で毎月ポイント付与。
投資信託100万円を保有の場合、毎月のポイント獲得は41ポイント/月。
※保有額×0.05%(年率)÷12(毎月付与)
投信マイレージサービスポイント付与率(年率)一覧

そこら辺も含めて考えてみようかな、と思います。
1年後に。

ほい。

そんな感じ。

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tonogata
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