北海道の最北端、稚内。
トレッキングというか、フットパス。
フットパスというのは、、、
フットパスはイギリスが発祥で「自然や街並みなど昔からあるありのままの風景を、楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】」ことです。
近年日本でも愛好家が増えておりその土地ならではの魅力を生かしたさまざまなフットパスが整備されています。
稚内でもいくつかのフットパス・コースが設定されているだが、今回は宗谷岬を起点とする「宗谷丘陵コース」。
宗谷丘陵コース | 稚内フットパス
最も長く、景色が期待できるコースなんすね。
ちなみに、JR稚内駅から海沿いを歩く、「ノシャップ岬コース」の話はコチラ。
このコースは「長閑な田舎道」ではないが(海沿いだけなので)、距離も短く、起点・終点のメリハリが効いたよいコースでした。
北海道「稚内フットパス」の「ノシャップ岬コース」(海沿い)を歩いて2時間、辿り着いた岬の「漁師の店」でウニ丼のご褒美。 – やじり鳥
さて。
「宗谷丘陵コース」。
コースの全体像はこんな感じ。
フットパス – 一般社団法人 稚内観光協会公式サイト
宗谷丘陵コース | 稚内フットパス
コースには「A」から「H」の標識(「あと○km」)が立てられており、これを目印に進む。
今回は、そんな稚内フットパス「宗谷丘陵コース」について。
以下、スタートのA地点から、ゴールのH地点まで。
ちぇけちぇけ。
「A」「宗谷岬」が聞こえる
「日本最北の「宗谷岬」に向かいます」。
まずはバスで「宗谷岬」に行って、出発の準備。
自分の場合はJR稚内駅からバスに乗りました。
「駅前ターミナル」から「宗谷岬」ですね。50分ほどで到着。
http://www.soyabus.co.jp/rosen1.htm
※天北宗谷岬線(宗谷岬、鬼志別、浜頓別方面)
※稚内駅「駅前ターミナル」の乗り場は、駅横のセイコーマート前にある1番乗り場
バスを降りると、目の前に宗谷岬。
サハリンの島影が浮かび上がり、日本の最北端であることを実感できます
日本最北端の地の碑 – 一般社団法人 稚内観光協会公式サイト
ボタンを押すと「宗谷岬」のメロディが流れます。
ここで「最北にきた感」を自分の中で高めてから、歩く。
途中で挫けないように。
張り切って参りましょう。
また、横にあるお土産屋さん「柏屋」で、ランチやお菓子を購入。
宗谷の塩の飴とか、北海道キャラメルとか、宗谷塩あんころ餅とか、飲み物とか。
持っても荷物にならない食べ物も、いろいろある。
途中、といっても最後の方にはベンチや座れる草原地帯もあるので、コレ重要。
ここで本来は「A」の標識を探すんだけど、自分は見つけられなかった。
宗谷岬公園に向かう階段にあるらしい。
フットパス – 一般社団法人 稚内観光協会公式サイト
一応、自分が歩いたルートを残しておく。
目の前にある国道238号に出て左に行く。
「間宮堂」「宗谷岬公園」に向かうので、看板をチェック。
「ペンション海峡」付近で国道を外れ、ちょっとだけ坂道を登る。
「宗谷岬公園」への看板が目印。
「この坂を登ると、ラーメンが美味しい宗谷岬公園の「間宮堂」「アルメリア」エリアです」。
「B」帆立ラーメンと、スープカレー・ラーメン
「宗谷公園岬にやってきました」。
宗谷岬公園に、帆立ラーメンで有名な「間宮堂」がある。
http://tabelog.com/hokkaido/A0109/A010901/1005390/
本来はここでラーメンを食いたかったんだが、あまりの混雑に諦めた。
この駐車場に「B」の標識を発見。
遠くに風車の「アルメリア」(ゲストハウス/レストラン)が見え、そちらを目指す。
http://tabelog.com/hokkaido/A0109/A010901/1005399/
このあたりはまだ全然だが、「熊出没注意(○月○日に出ました情報)」も。
ちょっと歩いて、「アルメリア」(ゲストハウス/レストラン)に到着。
早速、レストランに入ってメニューを眺めます。
ほう。
「ほたてスープカレー・ラーメン」。
当方、スープカレー大好き。
しかもラーメンで。
しかも帆立で。
ふふ(苦笑)。
食わざるを得ない。
さすが北海道。
スープカレーのスープが、マジうまい。
スパイス感あり、食うほどに、体が温まる。
火照る。
麺もウマイ。
スープカレーにラーメンも、アリだな。
そう思いました。
腹ごしらえもしたところで、いよいよフットパス、スタート。
交差点に向かって歩いて行きます。
「アルメリアを出て、次は宗谷丘陵の入口に向かいます」。
「C」宗谷丘陵と、放牧の牛たち
「牛たちが放牧される、宗谷丘陵にやってきました」
「アルメリア」を出たあと、交差点まで進むと「C」の標識。
このあたりは、左右に長閑な景色が広がるものの、まだ車通りもちょいちょいある。
ひたすら車道を歩いて行きます。
牛はたくさん放牧されてました(宗谷岬牧場)。
ただ、写真を撮り忘れた。
結構近くで見れる。
鹿の写真は撮った。
まだまだ歩いていきます。
「3kmの車道を歩き、次は「D」へ」
「D」牧草ロールとキツネの世界
「牧草ロールの転がる長閑な草原にやってきました」
牧草ロールが転がっています。
長閑です。
http://www.hokkaido-jin.jp/issue/sp/200209/other_01.html
「牧草ロール」の間をキツネが散歩してました。
「次は、見事な周氷河地形と、風車群のエリアを目指します」
「E」風車群を抜けて
「風車が立ち並ぶ、E地点にやってきました」
ここら辺は写真が残ってない。
ひたすら歩いてた。
気分は良かったですよね。
風車を眺めながら、歩いて。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/video/?c=&v=379407780002
この「E」から「F」、「G」、「H」までが、もっとも楽しいところです。
車がほとんど通らず、ずーーーと歩いていける。
長閑な道を。
まぁ、逆に言うとそれまでは、割と車がいて、あんまこう、リラックスしない。
「風車たちに別れを告げ、いよいよ次は『白く輝く道』へ」
「F-G」輝ける白い道。そして海へ。
「風車地帯を抜けて、いよいよ白い道の入口にやってきました」。
道がせまくなり、車もほとんど通りません。
iPhoneで大音量で音楽をききながら、ひたすら歩きます。
非常にピースフルな散歩です。
しばらく歩くと見えてきました。
白い道が。。。
近づいてみると、、、
青い空!!
白い道!!
何が白いのかな?と思ったら、、、
白い貝殻でした。
かなり長い距離に渡って、貝殻が敷き詰められている。。。
まだまだ続きます。
白い道は、3kmも続くんですよね。
これ、観光用に稚内市が2年をかけて、1600トンの貝殻を敷き詰めたそうです。
砂利道だった平成23年から2年かけ貝殻1600㌧を敷き詰め〝白い道〟とし適度に補充してきたが、昨年8月の大雨で一部が流出した上、雑草が所々に生え見栄えも悪くなったことから、今年新たに延長3㌔の白い道に450㌧の貝殻を補充することにした。
http://wakkanaipress.com/2015/07/03/10111
2015年7月には、メンテナンス&補充されたばかり。
だから、あんなに白く輝いていたんですね。。。
宗谷丘陵コース「最北の白い道」の成功
実施に当たっては、行政や観光関連団体等による委員会を設置、各コース選定にあたっての課題等の情報を共有化することにより、ハード面の整備については、行政からの支援を受ける仕組みづくりが構築された。
この支援の最大の効果(成果)は、宗谷丘陵コースの整備として稚内市が実施した、ホタテの貝殻を粉砕して敷設した「最北の白い道」であり、草原の“緑”と、空の“青”、この“白い道”が見事なコントラストを創り出し、実際に歩いた方々から、景観的にも大変素晴らしいと評判で、旅行代理店からも高い評価を得ている。
最北稚内フットパス推進プロジェクト – feel NIPPON – 地域力活用新事業∞全国展開プロジェクト
市全体で取り組んでいるんでしょうね。
実際に歩いてみて、非常に満足度が高かったです。
そのうち、白い道の向こうに、海が見えてきました。
奇跡のような景観。
そして、ゴールが近いようです。
「白い道を抜け、いよいよゴール地点へ」
「H」ゴールしてから5度見するのは
「終点のバス亭に到着しました」。
遂に完結。
ゴール付近は、何もない(民家だけ)なので注意。
辛うじて、郵便局の前に自販機がありました。
バス停には、待合スペースもあり。
ここでジュースを飲んで、バス待ちです。
バスは、時間がかなり離れているので、注意が必要です。
必ず事前に「宗谷岬発→駅前ターミナル着」の最新の時刻表をチェック。
http://www.soyabus.co.jp/rosen1.htm
自分は15:30頃にゴール、次のバスが17:56でした。
※最新の時刻表とは時間が違います
時刻表を2度見しましたね。
2度見どころか、5回くらい見直しました。
時刻表を。
そして、
「詰んだ」
と思いました。
次の便まで、2.5時間。
バス本数の少なさを、なめてたわ。。。
タクシー呼んでも高いので、おとなしく待合室で待つことにしました。
iPadに「キングダム」全巻を入れておいて良かったです。
文字通り時間を忘れて読み耽ってたワケですが、まぁ、これはこれで良し。
見知らぬ最北のバス亭で、
潮風を避けて待合所に寝そべり、
暖かい陽射しを感じながら読み耽るキングダム、
なんぞ楽しからずや。
まとめ
前半は車道コースで、あんまりアレだった。
しかし、後半は素晴らしい。
雄大な景色、香る草原、輝ける白い道。
最高だ。
しかし、バス停の時間。
これだけは要ちぇけら。
ちぇけちぇけ。
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