大分「別府一周遊歩道」はスゴかった。湯煙をくぐり、Windowsの丘を越え、ナウシカの草原を進む。

大分の別府に、「別府一周遊歩道」というのがあるのを知った。

全長26kmの、かなり長いルート。

https://www.mtpine.com/?n=325


ちょっと歩いて、疲れてから温泉に入ったら、気分良さそう。

そう思って、↑の素晴らしいルート地図を参考にさせていただき、行ってみることにした。


実際に歩いてみると、壮大なルートだった。


雄大な景色の「丘」?を越えていき、、、



風の吹き渡る「草原」?を進む・・・。



動画も撮ってきた。



しかし。


全長26kmは、やはりハンパなかった。

結局、半分ほどで挫折。


あと、案内看板が「たまに」設置されているが、数が少ない。

今では↑地図のような詳細ルートがないと、かなり道に迷うというか、完遂するのは不可能と思われる。


以下、自分が行った際の様子について。


東別府駅の横にある、線路下をくぐってスタート。

Googleマップ



遊歩道には、所々に案内看板が立っている。

全長26kmのスタート地点である。



住宅地を抜け、普通の道を歩いていく。

吉備山の裾を行く感じかな?



歩きながら、別府湾の景色

晴れていて、気持ちのいい日だった。



しばらく進むと、遊園地「ラクテンチ」が見えてくる。

アレの裏を越えていくことになる。



このルートは全般的に上ったり下ったりするんだが、、、

この落差の階段を降るとは、、、

Googleマップ



景色はメチャクチャ良いんだが、いかんせん「苔のむした階段」(↑画像の左下)。

ちょっと危ない。


階段を降りきると、民家の間をぬけ、、、

そしてまた、山を登る。



かなり以前には「ハイキングコース」だったとかで、その名残が残っていた。



「ラクテンチ」の駐車場に到着。

この時点で、かなり体力を消耗してた(笑

Googleマップ



「ラクテンチ」を横に見ながら、歩き続ける。

朝早かったので、まだ客がまばらだった。



時折、湯煙のあがるところは、やはり別府。

硫黄の匂いに、充ち満ちている。

歩いてるだけで、温泉につかった後のような清々しさ笑



当地で有名な、「杉乃井ホテル」の前に出た。

施設充実で、人気の老舗ホテルらしい。

Googleマップ



そしてまた、山に入っていく。

Google マップ



「白糸の滝温泉」の前を通り、住宅街を抜けていく。

このあたりの景色の方も、最高だった(動画の方には入っている)



ちょっと寄っていこうかな?と思ったが、ちょっと進行が予定より遅れており、、、

30分や1時間の休憩は無理と断念して、先に進む。


九州横断道路を抜けて、「陸上自衛隊別府駐屯地」の方へ。

「関係者以外は立ち入り禁止」の看板がバンバンたっていて、ビビる。

Googleマップ



どうも自衛隊の「用地」らしいが・・・

よく読むと「遊歩道」の利用者は入ってもOKらしい↓



駐屯地の外縁を行く道。

非常に気持ちよく歩ける道になっていた。



しかしソレも途中で終わる。



案内看板の矢印をみると、道を外れて「藪に突入せよ」とある。

ほとんど獣道・・・。



「まじかー」と思いながら突入。


しかし。

藪を抜けると、素晴らしい景色が待っていた。



グワっと視界がひらけるのである。

「大平山」というらしい。



ここでは、頂上を目指すのではなく、、、

いったん降りながら丘を目指す。



あの丘を越えれば、、、

そう思いながら、歩いて行くと・・・



丘が続くのである。

ちなみにこの後も、越えても越えても、丘が続く。


何度越えても、眼前にひらけるのは「なだらかな稜線と丘の景色」。

少しずつ形は違えど、雄大な「丘の景色」が繰り返される。


この、デジャブ。


「Windowsの丘」。

消耗し朦朧とした頭で、自分はコレをそう名付けた。


再起動するごとに、繰り返されるイメージ。

全然似てないが、気分的な問題だ。


異論・反論は受け付けない。


最初は「景色、最高だな!!」と思っていたが、、、

照りつける太陽のもと、このWindowsの丘で少しずつ体力を削られていくのであった。



そして遂に。

やっと丘を越えたと思ったら、、、


今度は何だ。



この、膝上くらいの草原を渡れというのか。。。


「ナウシカの草原」。


自分はコレを、そう名付けた。

頭が朦朧としていたのである。


しかしパッと見で、お分かりいただけるだろうか?


ありがとうございます。


この「ナウシカの草原」もまた、延々と続く。

歩いていると、気分爽快。

平坦な道が続き、徐々に気力も回復していった。



草原の最後は、谷に降りていって終了。

降りが急なので注意。



そして、やっと車道に戻ってきたが、、、


東京ではみかけないレベルの「水たまり」が行く手を阻む。



そして、久しぶりに案内看板をみて、愕然とした。



「まだ、半分もきていない!!」


朝9:30にスタートし、歩きっぱなし。

この時点で、午後3時である。


体力的にもキツいし、、、

そのうち日が暮れそう。


「これは無理だな」。


諦めて、ルートを外れた。


ちょうどルートから少し外れると、有名な「岡本屋売店」の前にでる。

Googleマップ



ここからタクシーに乗るか考えたが、結局もう少し歩いてバスに乗って帰った。


いやー。


疲れた。


疲れたけど、すごく良いルートだった。


ただ、まぁ。

人に勧められるかというと、「地図を事前にちゃんと準備できる人」に限られる気がする。

ルート地図がないと道に迷いまくると思うので。


あと、やっぱ26kmは長い。

自衛隊用地から、岡本屋売店のあたりだけ切り取って、案内看板とか整備すれば、結構いいと思うんだけどな・・・。


そう思いました。


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