ふるさと納税でもらえる「旅行券」の選択肢

ふるさと納税で、旅行券をもらう。

今年は総務省による「返礼品は3割まで指導」も発動した。

それによって還元率が30%に悪化したモノもあれば、そうでなかったモノもある。

気になって色々チェックしていたので、メモにて。

JTB「トラベルギフト」

「JTBトラベルギフト」は、JTBのWEBや店舗で使えるギフト券。

還元率がほぼ固定50%とコスパが高く、WEB予約でも使えるなど使い勝手もいい。

JTBトラベルギフト

ただし、最低寄付金額が10万以上のモノしか出回っていないのがネック。

還元率 ほぼ50%固定
宿泊対象 全国
予約方法 Web(JTB)
最低寄付額 10万円~

今年は週に1度新着の「JTBトラベルギフト」をチェックしていたが、安定的に供給されていた。

自治体がJTBトラベルギフトを返礼品に採用する時期はさまざまなので、たまに新規追加されるのである。

下記は12/15に追加された鹿児島県大崎町のトラベルギフト。

10万寄付で5万のギフト券、20万寄付で10万のギフト券。

2017/12に、還元率50%のギフト券を新規追加。

「3割指導」とは、なんだったのか。

人間とは・・・

言ってることと、やってることは ちがうんだなぁ~。

そこが人間の良さであり、悪しきところなんだがね。

※ジョジョの奇妙な冒険 ポルポの言葉

まぁココだけでなく、月に1本以上は新規追加されていた。

自治体の方針によるんだろう。

なお、JTBトラベルギフト券に対応している自治体は、「ふるさとチョイス」などで検索すると出てくる。

ふるさとチョイス「JTBトラベルギフト」の検索結果

宿泊対象は全国OKなので、どの自治体に寄付しても返礼品的には変わらない。

(ただし変更の可能性もあるので、自分で必ず還元率=50%を目視確認してから寄付した方がよい)

「JTBトラベルギフト」については、以下なども参照。

https://www.bousaid.com/2017-09-24-150650/


※2018/02/03追記

2018/2時点で、「JTBトラベルギフト」のふるさと納税がいったんなくなった。

(1月までは採用している自治体がたくさんあった。1度に「全自治体でなくなる」のは珍しい)

今後どこかの自治体で復活するかは不明。

※2018/03/27追記

2018/3末時点で、「JTBトラベルギフト」が復活した。

相変わらず「還元率50%」(ただし寄付10万円以上のみ)


たびゲーター「るるぶトラベルプラン」

Yahooトラベルの宿泊予約は、他の予約サイトの結果を含んでいる。

Yahooプラン/るるぶプラン/JTBプラン/一休プランなど。

本件は、そのYahooトラベル内にある「るるぶプラン」で使える割引クーポン。

実際の予約はたびゲーターから行う。

もともと予約もYahooトラベルからできていたが、今年から「たびゲーター」での予約が必要になった。

(紹介文や紹介画像からも、Yahooトラベルの文字が消えた)

予約できる対象ホテルの数は、変わらない。

還元率は自治体によって結構差があり、最大だと65%まである。

(奈良県 曽爾村の例)

還元率 自治体によって異なり、30%~65%
宿泊対象 自治体によって異なる範囲
予約方法 Web(たびゲーター=Yahooトラベル相当)
最低寄付額 数万円~

こちらは最低寄付額が数万円からと、割と現実的なラインなのがいい感じ。

ただし、このジャンルは総務省指導のあと、次々に改悪されていった。

新規で採用する自治体も、ちょっとペースが落ちた。

「ふるさと納税」の宿泊券(Yahooトラベルで使える宿泊クーポン)で、還元率を比較する(2017/8版)

今日時点では、曽爾村=65%は健在であった。

個人的に、旅行券は「九州か四国」で使いたいので本件はスルーしたが、大阪・奈良・京都など関西圏に旅行したい場合は、いいかもしれない。

なお、WEBで検索する場合のキーワードは、「るるぶトラベルプラン」となる。

ふるさとチョイス「るるぶトラベルプラン」の検索結果


近ツリ「ツーリスト旅行券」

近畿日本ツーリストの旅行券「ツーリスト旅行券」。

ツーリスト旅行券 近畿日本ツーリスト

対応する自治体がほとんどないが、還元率は最大50%程度まであり。

ただし、旅行券はWEBでは使えない。店舗での利用のみ。

還元率 自治体によって異なり、~50%
宿泊対象 全国
予約方法 近ツリ店舗
最低寄付額 数万円~

JTBトラベルギフトと異なり、10万円未満の寄付からいける。

ちなみに、JTBトラベルギフトはID付与ありのカード形式のため金券屋では売れない。

近ツリの「ツーリスト旅行券」については知らない


下記は大阪府和泉市(還元率=約50%)の例。

全国の近畿日本ツーリストの指定する店舗ならびに代理業者・特約店の窓口で、国内旅行及び各種乗車券(航空券・JR券)、宿泊券、観光券など(2万5千円分)とお引き換えになれます。

ギフト券系は、宿泊に限らず、いろいろな用途で使えるのが便利ではある。

なお、WEBで検索する場合は、「ツーリスト旅行券」で。

ふるさとチョイス「ツーリスト旅行券」の検索結果


日本旅行ギフトカード

2017年12月に、岐阜県池田町のふるさと納税で、「日本旅行ギフトカード」がでていた。

還元率は50%、寄付額は10万円から。

岐阜県池田町、ふるさと納税返礼品に期間限定で「日本旅行ギフトカード」を追加 – Traicy

岐阜県池田町は、12月限定で日本旅行ギフトカードをふるさと納税の返礼品に追加した。

寄付額は10万円、30万円、50万円、100万円から選ぶことができ、寄付額の半額相当の日本旅行ギフトカードを2018年3月1日以降順次発送する。

2018年1月現在では、出ていない。


まとめ

今月に入って、Peachが陥落した。

ふるさと納税での「ピーチポイントギフト」提供自治体縮小、大阪府泉佐野市も見直しへ – トラベルメディア「Traicy(トライシー)」

総務省は高額であったり換金性の高い返礼品の提供をやめるよう指示していた。

ポイント・金券の類は、どんどん少なくなっていくかもしれない。

また、徐々に3割指導が効いてくるかもしれない。

そうでもないかもしれない。

分かりま千円。

亀は万円。

そんな感じ。

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