「やってはいけない歯科治療」、銀歯をいれた人は読んでおきたい
やってはいけない歯科治療
10年以上前に虫歯治療で、銀歯(クラウン)をいれた。
最近になってちょっと感触がおかしいことから、歯医者で銀歯を砕いて開けてみてもらったところ、銀歯の中で虫歯が育っていた。
現在は、その虫歯を再度削り、「根の治療」を根気よくやっている最中。
銀歯をあけてくれた担当の歯科医は、その10年以上前の歯医者の処置を指して「いい加減な治療しやがって」とブツブツいいながら、「根の治療」に取り組んでくれている。
それはともかく、「昔入れた銀歯は処置が甘い」という話をきいて、最近でた「歯科治療」の本を読んでみた。
やってはいけない歯科治療(小学館新書)
・虫歯を再発させる“手抜き”の「銀歯」の存在
・歯を削り、抜くことを当然と考える歯医者たち
・歯周病治療を受けているのに歯を失ってしまうワケ
・危ないインプラント手術の現場に潜入
・「感染予防」実施率5割!歯医者の危険な実態
結論からいうと、これは良本だった。
銀歯(インレー、クラウン)をいれたことがあるなら、1度読んでみて損はないと思う。
割とマジで。
個人的なポイントとしては、
・保険治療の点数設定のために、銀歯治療に偏る
・銀歯は、虫歯再発しやすい
・インプラント治療の問題点
ここら辺の業界的な構造や現場の話が読めて、面白かった。
さて。
そして本書に対する指摘が「歯チャンネル88」の田尾耕太郎氏からAmazonレビューででている。
こちらも必読。
関係ないが、自分はよく「歯チャンネル88」の掲示板を参照したりする。
内容は「自費治療」に寄っているが、もろもろ参考になる。
歯医者/歯科情報の歯チャンネル88
その田尾氏のレビューについて、さらに本書著者の岩澤氏から反論が出ている。
岩澤倫彦 公式WEBサイト 歯チャンネル・田尾耕太郎氏に徹底反証する
(Amazonの書籍紹介の中に、この「レビューに対する反論URL」も記載されている)
こちらも必読。
自分は歯科治療になんら専門知識をもたない。
しかし上記の指摘&反論を読むと、議論として成立しているようにみえる。
どっちが正しいかは分からないにしろ、参考になると思った次第。
そんな感じ。




いつもいつも貴重な内容楽しみにみております。有難うございます。
とある歯科医師をしております。
今回の内容で開業医がよくやる事として、自分はこの本を読んでおりませんが、いくつかダウトだと言わざるおえないことがあったので、思わずコメントしてしまいます。すいません。
・保険治療の点数設定のために、銀歯治療に偏る
⇨点数のために、CRというプラスチックの樹脂みたいな詰め物をばんばか走る事はありますが、銀歯は材料費がバカになりません。それに技工士に払う作成料も加わるのであんまり美味しいとは言えません。
・銀歯は、虫歯再発しやすい
⇨前述したCRというプラスチックの方が再発はしやすいです。ただ食生活が虫歯の出来やすさの大半を占めるので、そこを改善しないことには話にならないと思われます。
・インプラント治療の問題点
⇨具体的な内容がわからないのでなんとも言えません。
他にもぶっちゃけで突っ込めるとこが多そうな話題ではありますが、この辺で。
これからも楽しみにしておりますね!
どもども。
ちょっと急ぎで書いた読書感想なので全般的にいい加減というか言葉足らずで失礼しました。
本書では確か、コンポジットレジンは銀歯に比べて手間がかかって歯科医的には割に合わない、ということでした。
本書では割とコンポジットレジンに(ジャーナリストらしく)突っ走ってる感じがしますが、その点については田尾氏のレビューで「銀歯を勧める歯科医師は注意が必要という論調であり、レジンを過大評価、銀歯を過小評価しすぎている傾向がある」と指摘されています。
本書は一般書で分かりやすく歯科治療の問題点が書かれており(合っているかはともかく)、それに対する指摘・反論も公開の場でなされております。
それらの点が「トータル」で、個人的には「いい感じ」と思った次第です。
ただ軸としては、ジャーナリスト&歯科治療サイト(営利企業)なので、ネットで業務を展開してない一般的な歯科医の方の意見は、また別になるとは思います。