スマホの外付け超広角レンズ
2019年は、スマホの超広角化が一気に進んだ年だった。
それ以前にも超広角のスマホは存在していたが、個人的に以下の2点が2019年のトピックとして大きかった。
(1)ようやくiPhoneに超広角レンズが搭載された(iPhone11)
(2)スマホ向け超広角レンズMomentが日本での販売を開始した
(1)iPhone11は、超広角レンズ(120°)が搭載された。
通常の広角レンズ(80°)に比べると、かなり広角で撮れるようになった。
※iPhone11の超広角カメラ(FOV120°)を、iPhoneXsの広角カメラ(FOV80°)と比較する – やじり鳥
「(2)Moment」は、スマホ用の外付けレンズ。
よくある安めのクリップ式レンズと異なり、本格的な広角レンズをスマホに装着できる。
本格的な外付け広角レンズといえば、自分のイメージでは「グローバル=Moment、国産=tokyo grapher」。
ただ「Moment」は日本での販売ナシ(買えなくはない)、「tokyo grapher」はiPhoneのみ対応(Androidなし)と、なかなか微妙な案配であった。
しかし「Moment」が2019年10月から、日本対応を開始。
日本のAmazonで手軽に購入できるようになった。
Momentスマホカメラ用 18mm ワイドレンズ iPhone, Galaxy, Pixel, OnePlus端末用 プロ仕様 こだわりの撮影に
- メディア: Wireless Phone Accessory
ただまぁ、この手のレンズは「専用スマホケース」が必要で、MomentはPixel用のケースをまだ日本Amazonで販売していない。
※本家USサイトでは売っている→PixelやGalaxy
そのため現時点では、国内Momentも事実上「iPhoneのみ」の対応になってしまっているが。。。
そのうち日本Amazonでも対応するんじゃなかろうか。
ちなみに自分は「tokyo grapher」(国産iPhone用レンズ)を使っている。
2018年以降に撮った超広角の写真は、基本的に「tokyo grapher」を使っていますね。
よく旅行先のホテルの部屋撮り(ブログでの紹介用)をするんですが、超広角レンズがあると部屋の全容をカメラにおさめることができて便利。
↓なんかは、「tokyo grapher」の「FISH-EYE 220」(魚眼レンズ)を使っている。
iPhoneならtokyo grapher
「tokyo grapher」はiPhone専用のレンズで、自分はiPhone7・iPhoneXsで使っていた。
超広角レンズがついたiPhone11にしてからは使っていないが、iPhone7~iPhoneXあたりのユーザーにはオススメの外付けレンズです。
4本ほどレンズを買ったが、よく使っていたのは「Wide Lens」と「FISH-EYE 220」。
いずれも広角レンズ。
「FISH-EYE 220」は魚眼レンズで、歪みまくるが広く撮れる。
「Wide Lens」は歪みナシだが、広角度合いはちょっとだけ(+25°くらい)。
広角の恩恵を一番感じるのは「FISH-EYE 220」だが、まさしく魚眼にはなる。
※↑の写真を参照
また注意点として、「FISH-EYE 220」はiPhone Xs/Xrからはケラレがでること。
(iPhoneXs/Xrから広角レンズが75°→80°に広角化したため)
そのためオススメなのは、iPhone7~Xまでということになります。
あと、ちょっと高いけど「Duralumin Case」を買うのが一番良い。
レンズをカチッと装着して、ズレない。
外付けレンズの「Moment」と「tokyo grapher」、どっちが良いかは分かんない。
「tokyo grapher」しか使ったことないんですよね。
ただ少なくとも、iPhoneなら「tokyo grapher」は(2年使った実体験として)オススメです。
キレイに撮れます。
Pixelなら「Moment」しか、選択肢はないですね。
マイナーなメーカーなら、もうちょい選択肢はあると思うけど。
あと、クリップ式の安い広角レンズはまともに撮れない(実体験)ので、買うなら専用ケース付きの上記のようなものが良いかとは思います。
個人的な旅行用カメラ遍歴
個人的にカメラは旅行で一番使うんだけど、できれば旅行の荷物は少なくしたい。
そのため昔は「ポケットに入る1インチ・センサーの高級コンデジ」としてRX100M2を使っていた。
2017年くらいから超広角の便利さに傾倒。画素数より、「超広角」を重視。
GoProを「超広角のスナップ写真用途」で使い始める。GoProと言えば動画撮影だが、静止画用のサブカメラとしても、小さくて持ち運びに便利、そして(静止画も)超広角。
しかしGoProは「(静止画だと)手ブレ補正が弱い」(シャッターが固いのですぐブレる)とか「夜景に弱い」とか、色々問題点があった。
そして2018年頃から、スマホ用の外付けレンズに手を出し始める。
使っていたのは「tokyo grapher」(iPhone専用)で、これにより「iPhoneの優れた画像処理+究極の手軽さ+超広角レンズ」を手に入れたのであった。
こうなってくると、荷物は「iPhone+レンズ」だけでいい。RX100M4も要らない(売った)。
時期 | 旅行用のカメラ | 備考 |
---|---|---|
2014年 | RX100M2 | ポケットに入る高級コンデジ |
2017年 | RX100M4 GoPro HERO5 Black |
ポケットに入る高級コンデジ 超広角用のサブカメラ |
2018年 | iPhone+tokyo grapher | iPhone7~Xsに外付けの超広角化レンズ |
2019年 | iPhone11 Pro | iPhone11から超広角レンズが搭載 |
そして2019年、ようやくiPhoneに超広角レンズが搭載。
外付けレンズを使わなくても、かなり広角で撮れるようになった。
つまり、旅行用カメラとしては「iPhoneだけ持っていけばいい」という状態。
自分の場合は画像のキレイさはさほど求めないので、超広角のiPhoneだけあれば十分なのだ。
今のところiPhoneの超広角レンズは「手ブレ補正ナシ」という問題点もあるが、次のiPhoneではそれも解消されるという噂がある。
(そうなると、また買い換えたくなっちゃうかも・・・)
いずれにせよ、昔に比べると旅行に持っていく荷物を随分減らせたなぁと感慨深いモノがある。。。