HISが株主優待を拡充、複数年の割引権利を貯めて使えるほか、割引率も微増

HISが株主優待を拡充

HISが2026年10月末基準日分より、株主優待を拡充する。
割引権利を貯めて使えるようになるほか、割引率も微増する。

今までの株主優待は、株数が増えれば割引券も増えるが、1回の割引上限が2,000円と使い勝手が悪かった。
新しい株主優待でも、割引率の上限は最大12%と天井があるものの、割引金額の上限があがって、使いやすくはなりそう。

変化点のサマリーは、以下。

まず、優待発行額が変わる。
どう変わるかは、保有株数で異なる。

HIS 株主優待 2026年10月以降分 新旧比較 発行金額増

100株の場合は発行額が減る。年間4,000円から2,000円へ。
ただし新たに開始する長期保有(3年以上)であれば年間3,000円追加なので、合計では旧制度より多くなる。
また、後述のように今後は「貯められるようになる」というメリットもあるので、トータルでは新制度の方が使い勝手よさそう。

1000株以上であれば、優待発行額が旧制度の1.6倍(1.2万円→2万円)になる。
また3,000株以上の枠が新設される。

次に、優待での上限割引率が増える。
今までは最大8.3%だったが、今後は最大10%~12%の割引率となる。

HIS 株主優待 2026年10月以降分 新旧比較 割引率増

最後に、「貯めて一気に使えるようになる」のと、有効期限が1年から3年になる。

HIS 株主優待 2026年10月以降分 新旧比較 優待を貯めてまとめて使う

今までは「割引金額の上限は2,000円、有効期限は1年」ということで、使えるシーンが少なかった。
今後は、複数年で貯めた優待を、いざという時に一気に使えるようになる。

ただし割引率上限は最大でも10~12%ではある。
※1万円以上の予約で10%、100万円以上の予約で12%の割引

優待貯蓄シミュレーション

3年貯めると、優待がどれだけ貯まるか?

以下、「長期保有」なしの場合。

保有株数1年目2年目累計3年目累計
100株以上2,0004,0006,000
500株以上10,00020,00030,000
1,000株以上20,00040,00060,000
3,000株以上60,000120,000180,000
5,000株以上100,000200,000300,000

以下、「長期保有」ありの場合。
長期保有は2026年10月31日の基準日からカウント開始で、3年以上の保有で3,000円分/年が追加される。
つまり、当面は誰も「長期保有あり」の状態にはならない。

保有株数1年目2年目累計3年目累計
100株以上5,00010,00015,000
500株以上13,00026,00039,000
1,000株以上23,00046,00069,000
3,000株以上63,000126,000189,000
5,000株以上103,000206,000309,000

なお、HISの株価は現在、100株=10万円くらい。
過去5年でみても、株価は続落している。

HIS 株価

中期経営計画によると、今後はインバウンド強化でグローバル事業の利益を増やしていくようです。
体験型のコンテンツを盛り込んだ、オリジナルツアーの開発など。

HIS 2025年10月期 決算説明資料

留意事項

なお株主優待券だが、利用できる範囲は以下。

  • HIS
    • 海外航空券
    • 海外航空券+ホテル
    • 海外ホテル(事前決済の場合)
    • 海外ツアー
    • 現地ツアーなど
    • 海外レンタカー
    • 空港送迎
    • 国内旅行ツアー
    • 国内航空券+ホテル(ダイナミックパッケージ)
  • サプライス!(Surprice)
    • 海外航空券

大きなポイントとしては、優待券は「国内航空券」や「国内ホテル」で使えない。
利幅が低い領域では使えないらしい。

海外航空券については、HISやサプライス!(Surprice)で使える。
サプライス!(Surprice)はHISと異なり、サポート等を削ったオンライン販売専門OTA。

なお、Surpriceではクーポンなんかもでているが、クーポンと株主優待の併用ができない点に注意。
せめて、これが併用できればなぁ、、、
Surprice – HISの株主優待券は使用できますか?

ほい。

そんな感じ。

tonogata
tonogata

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