ANA国内線の特典航空券でPFC徴収
ANAが国内線の特典航空券で、新たにPFC(国内線旅客施設使用料/Passenger Facility Charge)を徴収開始する。
徴収開始時期は、2021年8月29日以降発券の、2021年10月31日以降搭乗分。
特典航空券における国内線旅客施設使用料(PFC)の適用開始について

PFCは名前の通り、空港の施設使用料。
空港施設の改善に充てられる。
価格は空港によって異なり、発着・往復のそれぞれに対して発生する。
各空港のPFC価格は以下。
※空港によっては徴収しておらず、下記リストにない地方空港では無料
発着空港 | 大人 (満12歳以上) | 小人 (満3歳以上満12歳未満) |
---|---|---|
新千歳空港 | 270円 | 140円 |
仙台空港 | 230円 | 120円 |
成田空港 | 450円 | 220円 |
羽田空港 | 290円 | 140円 |
中部空港 | 440円 | 220円 |
伊丹空港 | 260円 | 130円 |
関西空港 | 440円 | 220円 |
北九州空港 | 100円 | 50円 |
福岡空港 | 110円 | 50円 |
那覇空港 | 120円 | 60円 |
羽田(290円)から新千歳(270円)へのフライトの場合、往復だとマイル以外に1120円の現金支払いが必要になるということですね。
今まではマイルのみで発券できていた国内線の特典航空券だが、今後は数百円~千円ちょいの現金(クレカ払い)が必要になるということで・・・
PFCと特典航空券
PFC(国内線旅客施設使用料/Passenger Facility Charge)は、航空局に申請した上で空港側が価格を決めており、国内線では航空会社のチケット代に含める形で徴収している。
稀に数十円とか値上げが発生するくらいで、下がることはない。最近だと福岡空港が0円→110円になった(2020年3月~)。
特典航空券(国内線)の場合、今までは別途の徴収がなかった。
客からは徴収せず、ANAが空港に支払っていた感じですかね。
それが今回、特典航空券(国内線)でも別途支払いが必要になったということなんだが、特典航空券の必要マイル数が減るワケでもないので、まぁ、値上げちっくな匂いがしますね。
コロナで経営が厳しいなら普通に航空券代を値上げすれば良いと思うんだが、なんでこのタイミングで「国内線の特典航空券のみ」に影響する変更の実施なのか。
なぜなのか、分かりま千円。
亀は万円。
PFCは約千円。
ちなみにJALは現在、国内線の特典航空券ではPFCを徴収していないが、ANAに合わせてそのうち徴収するようになるかもしれない。
ほい。
そんな感じ。