ANA VISAカードが複数の改悪、WEB明細の年会費割引が廃止、旅行保険の自動付帯も廃止

WEB明細の年会費割引が廃止

ANA VISAカードがWEB明細による年会費の割引を廃止する。
三井住友カード 商品性改定のお知らせ

ANA VISAカードでは、WEB明細(紙明細不要)で年会費が割引されていた。
ゴールドカードで1000円、一般カードで550円の割引。
ANAカード 年会費割引特典

このWEB明細による割引は2022年10月10日で廃止となる。
つまり年会費がその分だけアップする。

自分が使っているのは「ANAカード(ワイドゴールドカード)」のため、これを例にチェックする。

ANAワイドゴールドの年会費を割引する手段は2つあり、以下の通り。

項目税込備考
ゴールドカード年会費16,500 円※税抜15,000円
マイ・ペイすリボ年会費割引-3,850 円2021年2月:割引の適用条件が改悪
WEB明細書年会費割引-1,100 円2022年10月:割引廃止

「マイ・ペイすリボ年会費割引」は2021年2月に改悪され、割引条件が「年に1回リボ払い手数料の発生」となった。

ちなみに自分はリボ払いの手数料を発生させるのが面倒で、ついつい3850円の割引を逃していたが、「ちゃんとやんなきゃダメだなぁ」と改めて思いました。。。

ということで、現在のANAワイドゴールドの年会費は、真面目にリボ払いをこなしているかで2パターンに分かれる。
それぞれの「WEB明細による割引ナシ」後の年会費は、以下の通り。

現在の適用状況2022年10月まで2022年10月以降
WEB明細書割引のみ適用15,400 円16,500 円
WEB明細書割引と
マイ・ペイすリボ割引を適用
11,550 円12,650 円

ちなみに「マイ・ペイすリボ」では、リボ払い手数料が発生した月は0.25%の追加ポイントが発生していたが、このサービスの内容も改悪となる。
詳しい話は公式サイト(上記)をちぇけら。

旅行保険が自動付帯から利用付帯へ

ANA VISAカードでは、海外旅行保険・国内旅行保険とも「自動付帯」であった。
ただし、傷害死亡・後遺障害の補償額においては決済利用の有無で金額が異なる形。
ANAカード 付帯保険

ANAカード 付帯保険 規約

2022年10月1日以降は、全ての担保項目において「利用付帯」となる。
旅行においてANAカードの利用が条件となる形。
※「ANA VISA プラチナプレミアムカード」は自動付帯のまま

条件はそれほどキツくない。
ただし場合によっては対象外になることも出てくるかと思います。

「利用付帯」の条件は「旅行代金=移動手段の料金の一部をANAカードで決済」すること。
例えば「ホテル代金のみ」だと対象外で、交通機関か(交通機関の料金を含む)ツアー代金が対象。

「一部」(※3)というのは、例えば以下のようなイメージでしょうか。

  • 特典航空券(海外)で、燃油代だけはANAカードで払う
  • 飛行機代やANAツアー代金をSKYコインで払いつつも、100円分だけANAカードで払う
  • 空港に向かう際や旅行中の現地で、電車・バス・タクシー代金にANAカードを使う

※海外旅行保険の例↓

下記1~3のいずれかを満たした場合、満たした時点以降の旅行期間が補償対象になります。

1.日本出国前に航空機、電車、船舶、タクシー、バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具(※1)の利用代金を当該カードでクレジット決済した(※3)場合

2.日本出国前に宿泊を伴う募集型企画旅行(※2)の旅行代金を当該カードでクレジット決済した(※3)場合

3.日本出国後に乗客として搭乗する公共交通乗用具(※1)の利用代金をはじめて当該カードでクレジット決済した(※3)場合

(※1)日本国内においては、航空法、鉄道事業法、海上運送法、道路運送法に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運行される航空機、電車、船舶、バス、タクシーなどを、海外においては、これに準じる乗用具をいいます。(当該旅行のために乗用するものに限ります)

(※3)当該カードにてクレジット決済いただく金額に定めはございません。全部または一部でもカード利用条件を満たします。

https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo4010525.jsp

なお、補償対象となる「旅行期間」は、旅行開始から最大3ヵ月間。

ちなみに複数のカードの付帯保険が適用対象となる場合、一番高い保険金額がつくカード会社の保険額を上限として、按分となるようです。

複数のクレジットカード( 他社カード含む)付帯の傷害保険にご加入の場合、死亡・後遺障害の保険金額は合算されず、最も高い保険金額が限度となり、各カード(他社カード含む)に付帯する保険金額に応じて按分して保険金をお支払いします。

ほい。

ANAカードは、アメックスが先行して2021年3月から旅行保険を「利用付帯」に改悪していた。
このアメックスについても、「ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は自動付帯のまま残っていたんだけど、三井住友VISAもプラチナカードは自動付帯のまま残すみたいですね。
※ただし決済の有無で補償金額は異なる
アメックス 旅行傷害保険

ほい。

そんな感じ。

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