飛行機に預けた荷物の紛失「ロストバゲージ」の確率。盗難にもご用心。

飛行機に預けた荷物が、戻ってこないことがある。

これ、「ロストバゲージ」という。


「ロストバゲージ」理由は、いくつかある。

手違いで別の飛行機に積み込まれて、全く異なる到着地に荷物が運ばれてしまっていたりすることが多い模様。


その「ロストバゲージ」の確率は、どの程度あるんだろうか。


毎年、統計資料を出してる「SITA」のレポートをチェックしてみる。

Baggage Report 2016 (pdfファイル)

2016 Baggage Report Webinar (slide share)



2015年実績(右側)では、乗客1000人に6.5人が荷物のトラブルに遭遇している。

つまり、荷物関係のトラブル(遅延/損傷/紛失)に遭遇する確率は、0.65%。


これらのトラブルの内訳は?


79%が「遅延」。

別の飛行機に積み込まれていたか何かで、最終的には(数日後には)手元に戻ってくる。


15%が「損傷」。

どの程度か知らないが、バッグが壊れちゃった。


残りの6%が、「紛失・盗難」。

もう2度と、預けたバッグは戻ってこない。


おーけー。


荷物のトラブル0.65%のうち、更に6%は完全ロスト(紛失・盗難)。


んー。


ただ、やっぱ「遅延」も「紛失」と同様に、イタすぎるよなぁ。


旅行先に到着して「荷物がない!!」となったら、旅行が台無しである。

ロストバゲージの手続きやら連絡で、旅行時間も削られるしね・・・。



↑図のように、毎年ロストバゲージの確率は少しずつ減っているんだが・・・。

(2015年実績=0.65%、2014年実績=0.73%)


さて。


ロストバゲージについてネットを見てたら、それより気になる話があった。

「盗難」である。


空港職員が、荷物から現金や貴重品を盗むという事件も、海外では結構起きてるんですよね。。。

↓記事でも列挙されてるけど。

Hidden cameras show airport workers stealing from bags – CNN



この手の動画は、以下にリスト化されております。

(PCの場合は画面右にリストあり)

https://www.youtube.com/watch?v=8rrKOI2I1P4&index=5&list=PLD_iQKdChdyAX5dVUh_ovWBkxftp0p4BT


久しぶりにこの手の動画をみたが、やはりショッキングな映像。


関連する話として、「TSAロックのマスターキーが流出した」という話もあった。


「TSAロック」のマスターキーが流出(GitHub)して3Dプリンタで再現された件と、空港職員が荷物から貴重品を盗っちゃう問題など


まぁ、「預け入れ荷物」には、大事なモノは入れない方がいいよなぁ、と。


最後に、もう1つ。


空港に到着し、飛行機から降ろされたスーツケースが、どのようにして我々の手元までやってくるのか?

初めて見たけど、なかなか興味深い動画だった。



裏ではこんな風になってたんですね。

だいぶ未来感のある風景(笑


そう思いました。


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